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岩尾さんの歌集のタイトルの意味をしみじみかんがえていました。
言葉の音の響きの儚さが伝わるタイトルです。iの響きです。
この岸は彼岸ではなくて現実なのではないでしょうか。現実こそ儚い。そして儚いがゆえに美しい。
それがこのタイトルの意味ではないでしょうか。岩尾さんの短歌はどこか日常を非日常にする
装置のような感覚があるのです。好きな歌を書きだします。
☆夕立のにおいのこもる路地奥の鮨屋に烏賊はすきとおりたり
☆ほんのりと火星の寄せてくる夕べちりめんじゃこをサラダに降らす
☆暮れゆかぬ夏至のゆうぞら枇杷の木に紙のふくろがしろく残れり
☆ぶらんこがしずかな親子をゆらしおり浜につづいてゆく境内に
☆ふすま絵にほそき柳の葉のそよぐ白書院よりトンボ湧き来る
☆鯛焼きをふたつに裂けば境内にしろきひかりが戻りてきたり
☆パイプ椅子二千が撤収されしのち陽のさす床のきれいな木目
☆鳥たちはひと世をかけて漂白す春のひかりのそとへそとへと
☆すこやかな靭帯ならん白鷺は肩のちからを抜いて降り立つ
まだまだ好きな歌があります。困った歌集です。
そして岩尾さんといえば猫の歌。
☆絡みつく猫を日暮れに押しのけて立ちたるままに冷酒をそそぐ
とにかくこれはいい歌集なのでぜひお読みください。
わたしの好みで書いては申し訳ないくらい良い歌集です。
それでも岩尾さんにリクエスト。もっと仕事の歌が読みたいですよ。
わたしは岩尾さんみたいな先生に教わりたかったから。
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お久しぶりです。
実は自分も猫を飼ってるんですよ、
可愛い猫です。
また見に遊びに来てください。
ぼちぼちお付き合いください(^^)
2017/7/5(水) 午前 3:55 [ もたんもぞ ]
> もたんもぞさん、お久しぶりです。猫はかわいいですよね。
ぜひ伺いますよ。(^_^)
2017/7/6(木) 午後 8:24