|
今年度、今までよりも少し余裕があるためか、やけに本を読んでいます。もともと本を読むのは大好きなのですが、最近は学生のころに戻ったかのように読みまくっているのです。 今朝読み始めて、学校でも少しずつ読み続け、先ほど喫茶店で読了した本に衝撃を受けました。『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫)です。本屋さんで目に留まり、手に取って内容を読んだら私の知っている事件についてのノンフィクションだったので、買ってしまいました。文庫本の裏には以下のような紹介文が書かれています。 「早く死ね、自分で死ね。」 2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。地元の新聞報道をきっかけに、担当教諭は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実であった。第六回新潮ドキュメント賞受賞。
2003年といえば、私が教員になった年です。この事件は新聞報道され、ワイドショーなどでも取り上げられたため、私も興味深く見たと思います。このブログを初期から読んでいる方ならご存じのように、私はどちらかと言うと体罰を肯定しているのですが、このときはさすがに「こんな教師もいるのか」などと思ったはずです。その後、私は事件の続報を覚えていないので、私の中ではこの教師が本当に『史上最悪の殺人教師』だったのですね。マスコミって本当に恐い。 しかし真相は、ある保護者が担任教師を一方的につるし上げ、校長にあることないことすごい剣幕でまくし立て、事なかれ主義の校長はその勢いに押されて体罰を認めてしまったのです。裁判では保護者側の言い分がほとんどすべて虚偽であることが認定されています。 いつから、先生は保護者よりも立場が下になってしまったのでしょうか。保護者に文句を言われ、身に覚えのないことでもとりあえず認めてしまった担任の先生。そして、保護者の言い分を一方的に受け入れ、担任の言い分を却下した校長。なんか、これから先の教員生活で、私にも降りかかってくる可能性があるような気がします。 多くの保護者が担任を尊敬はしていないまでも「子どもを預かってもらっている」という認識は持っていると思います。しかし一方で、担任を何とも思っていない保護者がいるのも事実で、何かにつけて難癖ばかり。子どものためって思っているのかもしれないけど、まったく逆の結果になっているのに気づいていないのですね。 マスコミの報道が信用できないのは当たり前なので今さら言うこともないですが、それ以上に、理不尽な保護者に対してビシッと校長が言ってくれないのが悲しいですね。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用



