数学も意外とおもしろい

2017.8.29 鹿島槍ヶ岳から五竜岳まで行ってきた。

星野富弘

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折れた菜の花

私の首のように
茎が簡単に折れてしまった
しかし菜の花はそこから芽を出し
花を咲かせた

私もこの花と
同じ水を飲んでいる
同じ光を受けている
強い茎になろう


この詩を作るまでに、どれだけの長い歳月を要したのだろうか。この詩ができるまでの苦労は想像を絶する。スポーツマンだった著者が、事故により肩より下がすべて麻痺という重度の障害を負い、絶望的な闘病生活を乗り越え、自分の力で文字を書き、また絵を描くようになるまでの命の記録。
星野さんの体は、もう一生動くことはないだろう。しかし、あれだけ輝いている。自分が抱える悩みなど、ちっぽけなものに思えてきた。



群馬県の中学校の体育教師になった著者。しかし、その教師生活はたった2ヶ月で終わった。クラブ活動の指導中に、頭から落ちてしまったのだ。以後、9年間に及ぶ闘病生活が始まる。



体のどこかが

体のどこかが
人の不幸を笑っている
人の幸せがにがにがしく
「あいつもおれみたいに動けなくなればいい」
と思ったりする
体の不自由から生じたひがみだろうか
心の隅にあったみにくいものが
しだいにふくらんできたような気がする

自分が正しくもないのに
人を許せない苦しみは
手足の動かない苦しみを
はるかに上回ってしまった
ただ花を見て
白い紙に向かっている時だけ
その苦しみを忘れる



なずな

神様がたった一度だけ
この腕を動かして下さるとしたら
母の肩をたたかせてもらおう
風に揺れる
ぺんぺん草の実を見ていたら
そんな日が
本当に来るような気がした



絶望的な障害を負いながら、それでもわずかに残った機能を使って生きがいを見出し、前向きに生きている。そんな彼がなりたかった教員という職業に、私は今就いている。私は大したことはできないけど、それでもできることを精一杯やらなければならない。なんだかそう思ってきた。



 私は自分の足で歩いている頃、車椅子のひとを見て気の毒にと思った。みてはいけないものをみてしまったような気持ちになったこともあった。私はなんとひとりよがりな高慢な気持ちを持っていたのだろう。
 車椅子に乗れたことが、外に出られたことが、こんなにもこんなにもうれしいというのに。初めて自転車に乗れた時のような、スキーをはいて初めて曲がれた時のような、初めて泳げた時のような、女の子から初めて手紙をもらった時のような・・・・・・。
 でも今、廊下を歩きながら私を横目でみていった人は、私の心がゴムまりのようにはずんでいるのを多分知らないだろう。健康な時の私のように、哀れみの目で、車椅子の私をみて通ったのではないだろうか。
 幸せってなんだろう。
 喜びってなんだろう。
 ほんの少しだけれどわかったような気がした。それはどんな境遇の中にも、どんな悲惨な状態の中にもあるということが。そしてそれは一般に不幸といわれているような事態の中でも決して小さくなったりはしないということが。病気やけがは、本来、幸、不幸の性格はもっていないのではないだろうか。病気やけがに、不幸という性格をもたせてしまうのは、人の先入観や生きる姿勢のあり方ではないだろうか。



今度どんな境遇になっても、その中で幸せ、喜びを見つけられる人になりたい。「強い茎」になろう。

星野富弘、「紅葉」

星野富弘さんの詩。

紅葉

川の向こうの紅葉が
きれいだったので
橋を渡って行ってみた

ふり返ると
さっきまでいた所の方が
きれいだった


なんか、すごくよくわかります。


今は、私は自分のことが好きです。もっと自分に厳しくするべきなのかもしれませんが、今の自分が好きなんです。

でも、中学生、高校生の頃はそうではありませんでした。自分のことが好きになれず、周りの子たちを見ては、自分にはない部分を羨んだり。今でもそういう感情がまったくないかというと、そうではないかもしれません。しかし、いつからか「自分はこれでいいんだ」なんて思うようになりました。

自分以外のものがとても良く見えることもあるけど、案外自分も素晴らしいものですよ。
星野富弘さんの詩。

鏡に映る顔

鏡に映る
顔を見ながら思った

もう
悪口をいうのは
やめよう

私の口から出た
ことばを
いちばん近くで
聞くのは
私の耳なのだから


私の口から出たことばを、いちばん近くで聞くのは私の耳。考えたこともなかったな。
星野富弘さんの詩。

はなきりん

花と棘(とげ)が
同じ所から
生えている
やがて
花は散り
棘だけが残る

何だか私の心のようで
胸の奥がチクリと痛い


「何だか私の心のようで」・・・私も、そんな気がしましたよ。せめて、私はなんとか花が散らないようにしたいものです。

星野富弘、「傷」

星野富弘さんの詩



わたしは傷を持っている
でも その傷のところから
あなたのやさしさがしみてくる


たった3行の詩。でも、なんかジーンときた。

私たちは、自分が相手にしてあげたことは「すごく良いこと」だと思うのに、相手からしてもらったことは「そんなに大したことではない」と思ってしまう。相手のやさしさがしみてくるようになりたいものだ。

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