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2010年のノーベル化学賞に、日本の鈴木章氏と根岸英一氏、そしてアメリカのリチャード・ヘック氏の3名に決まった。化学賞は日本人では計7人、全体で計18人となった。
受賞理由は、「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング反応」と書かれているが、素人には何のことかはさっぱり分からない。
追加説明によれば、医薬品などに役立つ物質は、複雑な有機化合物であることが多い。3氏は金属のパラジウムを触媒に使って、困難とされていた有機分子の炭素原子同士を繋げることに成功した。
このことによって、化合物を簡単に作ることが可能になった。ノーベル賞の受賞基準が、「生活に役立つ研究」が求められた結果でもある。
中世の面影を残すストックホルム
アルフレッド・ノーベルの遺言とは、「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする。」と残している。
バルト海に面するストックホルム市内
アルフレッド・ノーベルは、ダイナマイトの発明で巨万の富を得たといわれている。スウェーデン・ノルウエーを旅して感じたことは、これらの国は、国中が岩盤の塊であるということである。
トンネルを掘っても固い岩盤をくり貫くため、日本のようにコンクリートで覆ったりしてはいない。岩盤むき出しである。その為工事費は安価である。斜面の切り口を見ても、表土は1メートルの厚さもない。
ノルウエーのフィヨルド
市内のレストランは、ほとんどの店が地下室を持っている。地下室は外部の雑音が聞こえないし、温度管理がしやすく最適である。地下室もただ岩をくり貫いただけである。
アルフレッド・ノーベルがダイナマイトを発明したのは、まさしく「必要は発明の母なり」であると思った。北欧は、ダイナマイト無しでは何も出来なかったのである。
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自由発言
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