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千葉県鴨川市に「自然王国」という、NPO農事法人がある。創設者は、藤本敏夫氏である。藤本氏は歌手加藤登紀子の御主人であった。在ったというのは、藤本氏は既になくなられているからである。
藤本氏は、70年代の学生運動の盛んな時代、委員長を勤められていた。経緯は定かでないが投獄され、加藤登紀子氏とは獄中結婚である。当時話題になったことを記憶している。
藤本氏は、刑務所で石原莞爾の「国民皆農」思想に共鳴する。刑務所を出て彼が向かった先が、現在の鴨川自然王国である。
以前から気になっていたので、行ってきました。浜松町の貿易センタービル別館からバスに乗って約2時間半。東京湾アクアラインを渡って木更津に着くと、そこからは美しい田園風景が続きます。
東京から僅か1時間程郊外に出ると、東京のあの喧騒がうそのような、静かな田園風景が続く。このギャップに些か戸惑いを感じます。
バスを降りて、目的地の「自然王国」に行くにはどうしたらいいのか、タクシーの運転手に尋ねてみた。歩いてはいけないし、かといってバスを利用するにしても2時間に1本ほどしかありませんと返事が返ってきた。
仕方ないので安く交渉をして、タクシーで行くことにした。タクシーで4,50分いくと山の中に「自然王国」は在りました。丁度昼時でしたので、都会から来たボランティアの方々(勝手な想像)が、自炊をして外で昼食の準備をされていました。
場所は想像以上に田舎でした。しかし感心したのは、耕作放棄地とか空き家らしいものがほとんど確認できませんでした。地域は歴史が在るのでしょう、いたるところに大木が目に付きました。
近くには、「棚田百選」に選ばれている、大山千枚だがありました。土曜日ということも在って、マイカーで見学に来ている人たちもありました。
藤本氏は志半ばでこの世を去ってゆかれましたが、その意志は残された家族に引き継がれています。今回の東北大震災を、藤本氏が生きていたらなんと言ったのか。それこそ正に「国民皆農」に戻るべきだといったかもしれません。
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