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9月定例会が、9月6日から21日までの日程で開催されています。9月定例会は、9月補正予算と平成22年度の決算の認定を審査します。
9月補正予算の中で、オフセット・クレジット(J−VER)委託事業というのがあります。予算額は3,800,000円です。変わった事業なので紹介します。
聴きなれない言葉ですが、単純に言えば、オフセット・クレジットとは、CO2(二酸化炭素)の排出権の取引のことを言います。
森林には、二酸化炭素の吸収能力があります。人工林と自然林では吸収能力は倍半分です。広葉樹は、冬場落葉しますので当然吸収能力が低下します。
針葉樹林でも、樹齢によって吸収能力は違ってきます。植林をして10~15年でピークに達します。それから徐々に低下していきます。
また、植林の管理状態によっても吸収能力に大きな差が出ます。最適な環境を維持するためには、除間伐は欠かせません。
さて問題のオフセット・クレジットについてでありますが、西予市では、財産区が所有する山林約1,000ヘクタールを対象に、環境省が委託する第3者認証機関による認証を取得しようとするものです。
認証が取得できれば、西予市が所有する排出枠を、排出権を希望する個人或いは企業に売買することが出来ます。
例えば、森林は樹齢にもよりますが30年~50年生であれば、ヘクタール(一町歩)当たり年間約1.5t〜2tの吸収能力があるとされています。1,000ヘクタールであれば1.500〜2,000t/年の吸収能力があることになります。
今市場では二酸化炭素の売買価格は、tあたり3,000円〜5,000円で取引されています。西予市では3,000円/tを見込んでいます。
理論上は、1,500t〜2,000t×3,000円=4,5000,00~6,000,000円ということになります。これだけのお金が、二酸化炭素を排出する企業からもらえることになります。
ヨーロッパでは、既に10年以上前から排出権の売買は市場で取引されています。日本でもここに到って、ローソン、セブンイレブン、近畿ツーリスト等でも販売されています。
ローソンでは、設置されている端末機で誰でも購入することが出来ます。地球温暖化を心配される人は、是非ローソンに行って購入してください。
購入単位は、200kg、500kg、1,000kg単位で売っています。価格は1,050円〜4,500円です。
地球温暖化問題は、深刻な事態になっています。過日の台風12号なども、正確な因果関係は議論されていませんが、恐らく温暖化の影響で、台風の規模が大きくなっていると思われます。
国内で、CO2の排出権の取引が始まったということは画期的なことです。ただし、これも現実にはいろいろ問題もあります。ハードルを乗り越えて林業再生の起爆剤になることを期待しています。
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2011年09月12日
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