政財界倶楽部(恩田将葉見聞録)

若者達がジャパニーズ・ドリームを夢みれる国を願い、「政治をもっと身近に!」というスローガンのもと、日本人に愛国心を喚起する。

中東問題

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アメリカの手前勝手な提案書でしかない「イラク研究グループ」による報告書 (上)
2006年12月16日

 中間選挙以来、イラク政策の方向転換がワシントンやメディアで盛んに取沙汰されている。何故ならば、今回の中間選挙での共和党惨敗という選挙結果は、イラク政策の失敗と大きな犠牲へのアメリカ国民の反発というように、メディアもワシントンも捉えているからだ。だが、ここで少し冷静にならなければならない。本当にイラク政策は失敗であったのか? 多少の疑問が残る。

 どこに視点を当てて判断するかで、この疑問の答えは変わってくる。多くの犠牲者を出しているアメリカ人は、今、感情論でイラクの問題を捉えている。イラク戦争を始めたこと自体間違っていた。あんなに多くのアメリカ軍を派遣したことが間違っていた。こういう否定的な意見が、アメリカの国中に蔓延している。その結果、あのような結果が先の中間選挙で出た。それは、多くの若きアメリカ人兵士達が、尊い命を落としているから。そのことが、他人事ではなく、アメリカ人にとって「明日は我が身かも」という差し迫った問題となっているからだ。だが、少し視点を変えてイラク戦争のことを捉えてみる必要もある。何故なら、ブッシュ大統領が、自国民を苦しめようと思ってあのような戦争を始めたのであろうか? 答えは、NOである。ブッシュ大統領は、あの段階で、アメリカの国益を考え、最善の判断と信じ、強行したはずだ。その結果は、必ずしも100%良い道筋を導き出しはしなかったが。いや、ある意味、悲惨な結果を多く生み出すことになった。

 それでは、見方を変え、もし、あの段階で、イラク攻撃を躊躇っていたならば、今頃中東は、世界は、どうなっていただろうか? この答えも、簡単である。フセイン元大統領はもっと増長し、今頃は、アメリカはじめ同盟国にとって、もっと不利益なことになっていたことであろう。メディアの多くは、石油利権のために、アメリカはイラクを攻撃し戦争を始めたと言っている。だが、そうではない。二次的、三次的な戦利副産物として、当然のことながら石油利権も眼中にはあったであろう。しかし、それが主体ではなかった。

 確かに、大量破壊兵器は存在しなかった。そのことを、後にパウエルは自ら謝罪し、ホワイト・ハウスから彼の姿が消えることになった。確かに、一つの事柄としては、間違っていたことである。だが、イラクを攻撃するための大義名分が、あの段階で早急に必要だったのだ。さもなければ、もっと大変のことになっていた可能性が高いからだ。

 フセイン元大統領というのは、必ずしも凡小な指導者ではない。寧ろ、政治家としては頭の良い優れた政治家の部類に入るであろう。しかし、善人ではない。言うならば、ヒットラーなどと同じような悪賢いリーダーであった。その証拠に、多くのイラク人が迫害され、命を脅かされ、苦しめられていた。クルド人の大虐殺にしても、日本ではあまり報道されてはいないが、ナチスによるユダヤ人虐殺に相当する暴挙であった。オウム真理教が撒いたサリン、あのサリンをこの地球上で初めて試したのがフセイン元大統領によるクルド人大虐殺である。何の罪もないクルド人地区で、無差別にサリンを散布し、多くのクルド人達を虐殺したのだ。このことだけをとってみても、フセイン政権を崩壊させる意味は十分にあった。

 あの当時、アメリカにとって一番の脅威は、フセインの悪知恵とイラクの豊富な石油資源であった。原油産油量では、世界で4番目である。当然のことながら、そのことは豊富な資金力を意味する。イラクが、近い将来アメリカはじめ同盟国にとっての脅威となり、中東の平和を乱す元凶になることは火を見るより明らかであった。

 表向き公式には語られていないが、フセイン元大統領が画策していたアメリカを経済的に追い詰める世界戦略を、彼が具体的に行動に移しだしたことが、イラク攻撃の本当の理由であった。そのことは、複数のホワイト・ハウス関係者が、声を潜めて言っている。同じことが再度起こることを懸念して、厳しい緘口令が敷かれているので、アメリカ・メディアも報道しない。9.11以来、アメリカはこういうことに神経質なのだ。では、フセインによる脅威の反米戦略とは、如何なるものか?

 フセインは、原油の基軸通貨をドルからユーロへと変換したのだ。それは、前触れもなく突然為された。その日、ホワイト・ハウスは震え上がりパニックに成りかけたと聞き及ぶ。ブッシュ大統領は、武者震いが止まらなかったと聞く。

 アメリカは、借金大国である。ドル紙幣を際限なく刷り続けることによって成り立っている国である。それができるのは、原油取引の基軸通貨を筆頭に、全ての物資取引の基軸通貨がドルであるからだ。そこのところに、フセインは着目したのだ。非常に頭が良い。原油の基軸通貨を、世界第4位の産油国イラクが、ドルからユーロに変えれば、OPEC加盟国の多くが右へ倣えでドルからユーロに変える可能性は非常に高かった。実際、イラクがユーロへ変更した直後、サウジアラビアなどはユーロへ変更した。しかし、アメリカからの強力な抗議と圧力によって、直ぐにドルへ戻した。だが、ドルからユーロへの変更に際し、サウジアラビアがフランスの銀行に預けたユーロ預金は、未だフランス政府によって凍結されている。サウジアラビアにしたら、踏んだり蹴ったりであった。

 このような理由により、アメリカは、当時、フセインを排除することが、中東地区の安定に繋がると判断した。そして、実行された。それが、イラク戦争であった。

 実際問題、フセインは色々な反米政策を画策し、準備していたと言われている。あのまま放置していれば、かなりの影響がでていたに違いない。そうなれば、イラクの周辺諸国にもトバッチリが及ぶ可能性は大であったわけだ。だが、残念なことに、フセインを排除しても、イラクをはじめ中東の平和は得られなかった。

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2006/12/18(月) 午後 0:25 [ 建築や ]


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