政財界倶楽部(恩田将葉見聞録)

若者達がジャパニーズ・ドリームを夢みれる国を願い、「政治をもっと身近に!」というスローガンのもと、日本人に愛国心を喚起する。

自衛隊・防衛問題

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田母神元空幕僚長の論文問題(下)
2008年11月29日

 続いて、第4番目の問題点であるが、これは上記した通り、肩書をださず、親しい知人が主催する懸賞でなければ、何の問題もなかった。誰がどのような思想を持とうが歴史観を持とうが、それは言論の自由で保障されている。だが、親しい知人が主催する懸賞であることを知っての応募である以上、これは意図的であり、確信犯的な色合いがあまりにも強すぎる。しかも肩書を付けての発表である。幕僚長は自衛隊の最高トップである。許されることではない。村山談話をどうとらえるか否かの以前の問題である。侵略国家云々の以前の問題である。これは、間違いなく「言論クーデター」の何物でもない。私は、そう思う。マスコミの捉え方は、あまりにも温過ぎる。政府が、この件に関し、あまり口を開かないのは、「クーデター」であるという認識で対応したからに他ならない。そして、彼らがそのような認識を持つ具体的な証拠を掴んでいたはずである。田母神氏に連なる同士がいたこともである。そのことは、今後の内部での人事を見れば、徐々にあぶりだされてくるはずだ。だが、公になれば混乱を招くことなので、直ぐに一気に行われることはないであろう。隠密裏に、粛清されるはずだ。そして、それが終わった後、今回の田母神氏の論文発表に関する真実が、我々の目にも明らかになるであろう。私は、そのように思っている。

 そして、最後の第5番目の問題点である。これが、一番重要な問題点である。この自衛隊の存在意味と憲法に関する問題が、あやふやなまま等閑にし続けられているから、このように制服組より問題定義をするような「言論クーデター」が起こるのである。そのような彼らの心情は、充分に理解できる。何故なら、世界でも屈指の軍事力を自衛隊という看板の元保有する日本でありながら、自衛隊が憲法に違反せず行える行為は、未だに災害救助がいいところだ。万が一、領海侵犯した第3国の侵略者に銃口を向けられても、現場の自衛官は引き金を引くことを躊躇わなければならないというのが現状だ。そのような不公平な環境で、どうやって国益を死守するべく自衛官達は身体をはれるというのだ。そこの所に、一番大きな問題があり、また、そこのところに大きな疑問を抱いている現場の自衛官達は、少なからず田母神氏と同じようなフラストレーションを抱えつつ日々任務に当たっていることは間違いない事実だ。
 大体、自衛隊の存在意味は、国益を守ることであるにもかかわらず、憲法で何もできないように縛られているのでは、彼らの存在意味さえ疑問視されて当然である。にもかかわらず、軍隊を所有する他国に比較しても、絶大なる兵器を所有しているのが日本である。ここにも大きな矛盾を感じる。それだけ大きな予算を防衛に費やしているにもかかわらず、憲法ではその防衛費を無駄にしてしまうような形になってしまっている。このことが、日本の国を腑抜けにしている元凶であるといっても過言ではない。
 日本がしなければならぬことは、腑抜けになることではなく、世界で唯一の被爆国であることを自覚し、核廃絶を全面に打ち出すことである。そのことが、必ずしも自衛隊を否定することや、憲法改正を否定することにはならない。そこのところを正しく認識して変革をもたらさない限り、この国は、本当の意味で国としての体をなさない。いつまでも、敗戦国、アメリカの属国というレッテルを拭い去ることはできないのである。一部の浅はかな平和主義者の意見に左右され、本質を見失っては、この国自体が間違った方向に進んでしまう、そのことを多くの自衛官達は懸念しているのである。
 そのことは、アメリカも感じている。だからこそ、アメリカは二隻もの空母を日本近海に配備したりしているのである。現行の憲法下では、当然のことながら先制攻撃につながる空母を日本は保有できない。だが、国防という観点からしても、日本にとって空母が必要な艦船であることは間違いない。これだけ、複雑で緊張した位置にある国なのだ。国防戦略的にいえば、不自然なことではない。だからといって、空母を所有したり憲法を改正したりしたら、日本の国がまた戦争に向かうということは、99%と有り得ない。そのことは、日本人自身が一番よく理解しているはずだ。
 最近、横須賀を母港とする空母以外にも、もう一隻アメリカの空母が佐世保を根城に日本近海に配備されている。これは、ある意味アメリカからの外圧ではないかと私は思っている。言い方を変えれば、セールスである。日本も空母を持ちませんか、というアピールである。そして、それは、憲法を改正し自衛隊を自衛軍に改定したらどうですか、という外圧であると私は感じている。
 インデペンデンスすなわち自立ということを最も重んじるアメリカからしたら、日本にとっての次のステップは、アメリカの属国から脱却し、名実ともに独立国になりなさいということなのだ。名実ともに破綻しつつあるアメリカからの、そのような意志表示ではないかとさえ私には思える。そんなことを、現場の自衛官達は、特に田母神氏のような幹部の人間達は、肌で感じている。だからこそ、今回の田母神氏のようなトップが、あのような「言論クーデター」を起こしたのではないか、と私は思う。何故なら、彼らからしたら、あまりにも現実と、現場と、国民や政治家との間に、大きな温度差があり、そのことが彼らにとっては大きな不満でもあり危機感でもあるのだ。そのような不満と危機感が、エリートであるはずの田母神氏を「言論クーデター」へと駆り立てたに違いない。それは、彼の愛国心からくるものではないかと私は理解する。

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田母神元幕僚長に関する問題の、上、下ブログを拝見しました。誠に実感がこもった論点だと思います。軍事面において、矛盾に満ちた、現日本の現状下、自衛隊は自国の防衛のために、憲法下で制約されながら、政治の貧困からアメリカに軍事力である兵器を買わされている。疲弊しだした、アメリカは今度は、日本の軍事力を利用しようとしている。憲法で制約されている。行為はすでに日本は行っている。イラクに自衛隊を派遣してしまっていること。この度の田母神氏のような考えの持ち主は、自民党、民主党の中にもかなりいること。が、先ず田母神氏の論文の背景にあることも一つあるように思える。
今のアメリカは、自国の防衛のため、最前線基地として日本を基地化している面も無きにあらずである。本当に日本を守るためにという考えが出来ない面もあるのです。

2008/11/29(土) 午後 5:56 roo*6ak*o

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仰る通りだと思います。日本は、ある意味正念場を迎えているように私には思えるのですが、政治も社会も、あまりにも堕落しすぎていて、この国は本当に再起できるのだろうか、と心配になってしまいます。「先憂後楽」ということを、1億3000万人の日本人全てが肝に銘じて欲しいものと思います。

2008/11/29(土) 午後 6:10 [ sei**ikai_*lub*0*6 ]

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田母神さんは純粋な人でしょうね。だから犠牲になって所信を発表したのでしょう。日本も依存型から自主型に変わるべき時でしょうね。
そのときに必要な筋道を考えるヒントを提示した。このような意味で受け取っていますが。・・・・。

2008/12/2(火) 午前 11:34 [ 尾鈴山 ]

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純粋か否かは、田母神氏に会ってお話したことのない私にはわかりません。ただ、あそこまで上り詰めている方です。必ずしも綺麗事だけではなく、人を掻き分けてこられたのだと思います。ですが、そのような彼が、名誉肩書をも顧みずに、あのような行動を起こしたということは、彼の本質の部分を純粋に吐露したのだと私は思っています。そして、それが、彼の愛国心だと彼は信じているのだと思います。

2008/12/5(金) 午後 0:54 [ sei**ikai_*lub*0*6 ]

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はじめまして。
安と申します。

突然失礼いたします。

犯罪組織は、世界どこの国でもあります。
しかし、
世界どこの国でもある犯罪組織とは違って、
一部の政治家、裁判官、警官、全国役所の一部役人、医師、先生、
PTAの一部役員、町会の一部役員、市民団体を始め各種団体の人、
芸能人、システムエンジニア、実業家、ヤクザなどが組織のメンバーになって、
ITという最先端技術を使い、
裏で日本の社会を支配している組織が日本にいるとしたら信じますか?

この組織の掲示板には「世界征服」「助成金」などが書いてあり、
私がアクセスした直後になくなりました。

詳細なことは、
お手数をかけて申し訳ございませんが、
http://blog.yahoo.co.jp/ansund59 をご覧ください。

偽警官が警察署を自由に出入りし、偽裁判官が裁判所で法の悪用をし判決を・・・

P.S.
ゲストブックに書くべきですが、
他の方にも目を知らせたくて、
ご迷惑かけてます。
ご配慮・ご理解よろしくお願いいたします。

2008/12/14(日) 午前 5:01 [ ansund59 ]


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