政財界倶楽部(恩田将葉見聞録)

若者達がジャパニーズ・ドリームを夢みれる国を願い、「政治をもっと身近に!」というスローガンのもと、日本人に愛国心を喚起する。

アメリカ関係

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故スティーブ・ジョブズの想い出
2011年10月10日

 先日アップル・コンピューターの創設者スティーブ・ジョブズ氏が急逝した。近年体調が悪いことは、その姿を見れば誰の目にも明らかであった。予想はしていたが、かなり衝撃的な出来事だ。

 年齢的にも近く、私がサンフランシスコ・ベイエリアに居た頃は、アップル・コンピューターも黎明期であり、接近遭遇の機会が度々あった。当時、カリフォルニア州立大学の生徒たちに、アップル・コンピューターは、モニター的なサービスでタダ同然の価格で、Macを提供していた。私も、大学の購買でMac PlusとMac SEを購入し使っていた。その発想も、スティーブ・ジョブらしい発想からのことであった。州立大学の学生に格安のサービス価格で提供することによって、彼等が将来卒業し社会に出た際、勤め先で彼等が必ずアップル・コンピューターを使用するであろうということで、このサービスが展開されていた。また、このサービスは、拡販目的にとどまらず、このサービスにて購入した学生は会員登録され、毎月何回か行われる、日本風に言うマックファンクラブのような大きな大会に参加する権利を得ることができた。1000人規模でのこのような大会には、毎回利用者の意見を集約するだけでなく、必ずスティーブ・ジョブズが参加していた。まだ、あの当時のPCは容量が小さく、外付けのハードディスクなどを利用する必要があり、その為の情報交換なども会員同士で行うことができた。だが、私たちにとって、何より彼の講演を毎回耳にすることが出来ることが嬉しかった。懐かしい想い出だ。

 私の母校SFSUは、サンフランシスコの街の南端にあった。そのままパラアルトというスタンフォード大学のある街へは車で30分程で赴けた。色々な場所で、大会は開催されたが、私の場合は大抵、スティーブ・ジョブズの母校、スタンフォード大学があるパラアルトでの大会に参加していた。ここに集う学生たちは、皆PCに非常に強い興味を示しており、いや、アップル・コンピューターに示しており、あの頃の仲間の数人は、今でもアップル・コンピューターに勤めている。

 Mac自体の魅力もさることながら、彼の話の面白さはずば抜けていた。もともと、アメリカの大学では、タイプライターは必需品であったため、タイプライターからPCに移行するということは案外容易なことであった。私たち学生も、大学に入るとまずタイプライターのスキルを高めるクラスを取ったりしていた。宿題も、論文も、全ての課題がタイプライターなしではなりたたなかった。そんな状況下、大学の学生にターゲットを当てた彼の発想は非常に面白かった。というか、彼自体の中に、学生と同じ発想があったからであろう。発想が非常に柔軟で、既成概念に全く囚われない彼の発想、イコールアメリカ人の発想と、当時私は非常に感動したものだ。

 あれから30年近くの月日が流れ去り、その間彼自身アップルとの関係でも紆余曲折あり、まだ56歳という若さで急逝してしまった。残念だ。世界でも、非常に柔軟な発想であるアメリカ人の中でも、彼らの世代のアメリカ人は、特に柔軟なアメリカ人世代であるように私は思っている。1970年代に、ベトナム戦争という苦難の時に育ちながら、反戦運動に身を投じ反骨精神を身に付けた。そんな彼等の世代は、非常に柔軟な発想のできる人々だ。あの世代のアメリカ人たちは、今起こっている新しい時代を切り開いたパイオニアたちだ。スティーブ・ジョブズしかり、ビル・ゲイツしかり、この地球上に産業革命に続き、技術革命を起こした人々だ。ご冥福をお祈りする。


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