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アメリカの光と陰(上) |

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アメリカの光と陰(上) |
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アメリカの光と陰(中) 2008年7月5日 このようにして見てみると、結局のところ、アメリカは、反米勢力やテロリスト達との戦いに敗れたといっても過言ではない。現在、アメリカの同盟国である西側諸国は、原油高を発端にして食糧危機等で窮地に追い込まれている。ビンラディンは、非常に聡明なテロリストなので、あまり自分の手柄をアピールしないが、彼の水面下での作戦に、アメリカが負けたということだ。西側諸国を経済的混乱に陥れ、石油を使って掌の上で転がしているだけではない。彼は、これらの混乱に乗じて株価やファンドを上手に操り、多額の活動資金をも手にした。そして、その金で、チベットや北朝鮮など世界有数のウラン埋蔵国より、水面下でウランを手に入れ、持ち運び可能な小型の核兵器を手にしようとさえしているらしい。よって、アメリカは、チベット問題や北朝鮮の問題に、非常に大きな関心とセンシティブな動きをしているのだ。 だが、ビンラディンにしても、先に上げたノリエガ将軍やフセイン大統領同様、元は、アメリカが育てたともいえなくもない。アフガニスタンが対ソ連紛争の最中にあるころ、CIAが主導でアメリカはアフガニスタンの軍隊を隠密裏に訓練した。その際、アフガニスタン軍下にビンラディンはおり、アメリカによる訓練を受け、テロリストとしてのイロハを身につけた。皮肉なことだ。 南米のチャベス大統領にしても、まったく同じような方程式で、今はアメリカと敵対している。チャベス大統領は、CIAとアメリカ軍が水面下で関与したクーデターにより、暗殺のため拉致されヘリコプターで近隣の島まで運びだされた。ところが、危機一髪のところで、民衆による暴動が起こり、その暴動を収拾することができなかった革命反政府軍とアメリカ側は、仕方なく暴動沈静化のためチャベス大統領を解放した。この時、暴動が後数時間遅かったら、チャベス大統領は暗殺されていたであろうと言われている。以来、チャベス大統領は、知っての通り南米一の反米活動家になった。
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アメリカの光と陰(下) 2008年7月5日 最後に、理解しておかなければならないことがある。それは、今地球上で起こっているテロをはじめとする、アメリカやその同盟国に対峙する反米勢力との確執が何故起こったかということだ。マスコミでは、安易にイスラム教徒とキリスト教徒による宗教戦争的な扱い方をしている場合が多い。確かに、一見、イスラム原理主義を標榜するテロリスト達との対テロ戦争のように感じられる。確かに、そういう側面もある。だが、もっと根深いものがあることを理解しなければならない。それは、遠い過去から続いている怨念のような感情だ。 ユーラシア大陸における人々の歴史を注意深く見てみると、ユーラシア大陸の人々が宗教よりも部族単位による強い絆で結ばれていることに気付く。このことを西欧人が無視したことが、現在、地球上で起こっているあらゆる紛争や確執の種である。 まず、アフリカと中東の地図を見てもらえば、そのことは一目瞭然である。アフリカの国々の国境線も、中東諸国の国々の国境線も、直線の国境線が多いことに気付かされる。何故なら、これは大英帝国時代のイギリス人によって、石油の埋蔵場所確保という思惑で、勝手に引かれた国境線であるからだ。ここに問題の原点がある。石油の思惑で国境線が引かれたが、その直線的な国境線は、部族単位で社会が形成されている人々の部族社会を、容赦なく寸断してしまった。ある意味、朝鮮半島の37度線のような国境線が、アフリカや中東のいたるところに発生してしまったようなものだ。「アラビアのロレンス」という映画を観て頂ければ、そのことがよく理解できる。異部族同士が共存するというのは難しい文化が、彼らの長い歴史の中で培われている。にもかかわらず、西欧人の勝手な私利私欲と思惑により、部族は寸断され異部族との共存を強要されてしまった。だから、中東諸国は不安定な内政が続く国々が多いのだ。今でも、部族が非常に重要であることは、ドバイがあるアラブ首長国連邦という国をみてもらえば一目瞭然である。この国は、今でも7部族により形成されており、この7部族の長、即ち首長達によって連邦国として成立しているのだ。他のアラブ諸国も、この形をとっていれば、こんなにも世界中を恐怖に落とし入れるようなテロが溢れる世界情勢にならなくてもすんだのかもしれない。 その上、第二次世界大戦後イギリスは、ウェスト・バンクにユダヤ人によるイスラエルという国まで建国してしまった。問題は、より複雑化した。これらの怨念が、中東の人々の中には脈々と受け継がれてしまっている。そして、彼らは、聖戦の名の下に、イスラム教という宗教を大義名分にして、テロ行為を繰り返している。よって、一見宗教戦争のように見えてしまう。だが、本質の部分では、上記したような理由なのだ。 今、反米で結集されアメリカに対峙しているテロリストや国々との闘いは、上記したような根本の原因を解決しない限り、半永久的に継続される気がしてならない。されど、それでは今から国を組み替えられるかというと、それも実際には難しく非現実的である。このような状況を見れば、陰謀で世界を混乱に導いたイギリスやアメリカは、地球上にはびこってしまった反米勢力であるテロリストやテロ支援国家との闘いに、負けてしまったといっても過言ではない。そして、アメリカはじめ同盟国は、「光の時代」から「陰の時代」に移行しつつあるのかもしれない。その証拠に、アメリカをはじめとする先進国である同盟諸国よりも、発展途上国といわれた反米諸国の方が、現在は経済的成長率が格段に高く、将来性も有望視されてきている。いよいよ、アメリカも、同盟国日本も、暗黒の時代を迎えようとしているのかもしれない。悲しいことだが、そんな気がしてならない。
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