政財界倶楽部(恩田将葉見聞録)

若者達がジャパニーズ・ドリームを夢みれる国を願い、「政治をもっと身近に!」というスローガンのもと、日本人に愛国心を喚起する。

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遅々として進まぬ復興融資
2011年4月13日

 被災地に行くと、着々と復興が進んでいることを実感できる。但し、震災被災地と津波被災地では大きな差がある。改めて津波の恐ろしさを感じざるを得ない。

 ところで、福島を始め多くの被災地では中小企業工場などが、被災してしまい壊れてしまった工場などを直して仕事を始めたいと思っている。ところが、地域差もあるが、復興融資がなかなか遅々としてスタートされない。既に、日本銀行からは一兆円規模の復興融資資金が現地銀行や信金などの金融機関へ融資されることになった。だが、実際には、末端の被災企業には行き渡っていない。それらの企業や工場は、仕事ができない上、従業員の人件費が大きな負担となり、二進も三進もいかない状況に追い込まれている。震災被害、津波被害、その上、復興融資遅滞という、度重なる災難続きに疲弊しきっている。

 私が取材にいっている福島県内の複数の中小企業工場も、そんな災難に苦しんでいる。それだけではない、今回の地震で酷い事実が露呈し怒りに震えている。

 怒りとは、詐欺のような事実が今回の地震で発覚したのだ。彼らは、福島県外から福島県内のある場所に開発されたビジネス地区に誘致され、引っ越してきてその場所で工場経営をしていた。中には、中国系の企業もある。誘致に当たっては、その村の村長も大きく関わった。そのK村長は、W代議士と非常に近い存在にあったという。ところが、その村長、複数の汚職事件に関わり逮捕された。また、村長周辺では、複数の関係者が自殺をしたり謎の死を遂げた。そこまでは単なる贈収賄事件ということになるであろう。だが、今回の地震で大きな問題が起こった。それらのビジネス地区で、酷い液状化現象が起こり、調べてみると嘗て池であった土地を産業廃棄物で埋め立て、ビジネス地区として他県の業者たちに売ったということが発覚したのだ。単なる液状化ではない。地面は酸化していて、それらの企業の業務に大きな影響がでているというのだ。ところが、その村長は既に亡くなっており、村はそのことに関し逃げを決め込んでいるというのだ。それだけでない、他の地区が既に復興融資の受付を開始していたにも関わらず、その村では今週になってやっと受付を開始したというのだ。それも乗り気ではない姿勢なのだ。誘致された複数の企業は、もう被災後1か月も経っているのに進展がなく、先の見えないトンネルに追い込まれたような状況にある。明日から、三度目の取材に被災地を訪問する。さらなる事実を掘り起こすつもりである。

櫻井よしこ執筆記事「政権による政治的人災」に共感
2011年4月13日

 本日の産経新聞朝刊に、「菅首相に申す」という見出しで櫻井よしこ女史が、震災後の政府対応に関し意見記事を執筆している。非常に共感できる部分が多い。櫻井女史曰く、2002年までの18年間、日米両国のGE原子力関連会社に勤務した佐藤暁氏が、震災後4月4日夕刻から翌朝7時まで14時間をかけて、東北道上、磐越自動車道上、常磐自動車道上全行程で、5キロごとに放射線レベルと地面の汚染測定をした結果、政府発表とは異なる高い数値が測定されたということだ。政府発表による放射能度が高いといわれる、所謂立ち入り禁止区域20キロ30キロをはるかに超えた広範囲で、高い数値が観測されたという。この事実は、注目せざるを得ないと櫻井女史はしている。同感だ。

 私自身も、震災後、10日ごとに被災地を訪問し取材を続け、明日も3度目の取材のため、再び被災地に入る予定になっている。原発より50キロ地点より白河、郡山地域では、何とも具体的には言えないが動物的本能で危機感を覚える。実際に、この地域に入った後、ずっと酷い頭痛が続く。今でもその頭痛に苦しめられている。因果関係を証明できるわけではないので、この頭痛が原発の放射能によるものと断定はできない。だが、動物的本能で身体に危機感を覚えていることは確かだ。

 更に櫻井女史は、今回の政府対応ならびに菅首相の対応は、未来永劫国民の期待に応えることはできないと断言している。伊藤博文の「国に組織ありて而して後国始めて始動す」という言葉を引用して、菅総理の考えも指示も思いつきの次元にとどまり折角の新組織が機能していないと指摘している。そして、国民とは、国家を信じることができたとき、強い力を発揮すると締め括っている。その通りだと私も思う。アメリカ人が正にそうである。彼らは何やかやといって、究極の部分で国家を信用している。そのことは、人質事件や危機的な事故の際のアメリカ政府の対応が、国民を信用させているからだ。例え一人のアメリカ人でも、人質になれば、アメリカ軍はじめ関係機関は、24時間以内に現地に入る。如何なる理由があろうとも例外はない。そのことを、アメリカ人は体験から学んでいる。よって、自分はアメリカによって救出されると信じる。日本には、この一番大切な部分での国民と政府の信頼関係がなりたっていない。当然ながら忠誠心も生まれない。皆無と言っても過言ではない。国を信頼できない国民ほど、不幸な国民はない。私はそう思う。

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