政財界倶楽部(恩田将葉見聞録)

若者達がジャパニーズ・ドリームを夢みれる国を願い、「政治をもっと身近に!」というスローガンのもと、日本人に愛国心を喚起する。

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郵政造反議員復党を許せば政策ではなく選挙に翻弄される自民党を見限る国民
2006年11月24日

 郵政造反議員の復党問題が大詰めにきている。中川幹事長と平沼代議士の会談が行われたが、結論は出なかった。この件を受け、中川昭一代議士は、また余計な口を開いた。しかし、もし、郵政造反議員の復党をこのような形で許すことになれば、自民党の痛手は予想外に大きくなるであろう。何故、そのようなこともわからないのであろうか。この状況を見ていると、やはり小泉元総理とは違い、安倍総理は親の代からのシガラミに足を引っ張られているのだな、と感じざるを得ない。例えそうでなくとも、国民はそういう印象を受けるであろう。もし、造反議員の復党が現実化すれば、一挙に安倍政権の支持率が下がることは、火を見るより明らかだ。大体、政党助成金だの、選挙だの、と生臭すぎる。旧態依然とした体制を打破し、政策論争で選挙によって国民に是非を問うという体制に変革したのではなかったのか。これでは、結局旧の木阿弥、悪しき流れを呼び込むことになる。何故、こんなに簡単なことがわからないのか。国民の心が見えている国会議員が、少なくなったということの証だ。野党民主党は、いつまでたっても成長せず、こともあろうか昔の自民党のようにドロドロ体制。これで改革されたはずの自民党まで昔の姿に後戻りするのであれば、もう国民に夢も希望もない。安倍総理の運も尽きたということに違いない。ご愁傷様。
日本の民主党は米国民主党との連携で特色を出せるのでは
2006年11月9日

 今回の中間選挙を終え民主党が勝利してみると、予想外に日本政府も自民党もアメリカ民主党とのパイプを持っていないということが露呈した。確かに、ここ12年間両院で共和党が過半数を確保し続けていた。だからといって、野党である民主党とのパイプを維持することを蔑ろにして良いということではない。その間、クリントン政権という民主党政権もあったわけだ。

 確かに、民主党政権は、いつも日本に対して、どちらかというと厳しい。記憶に新しいところでは、1994年のクリントン政権下でも、牛肉の輸出入問題等で対日姿勢を強化したようなこともあった。どちらかというと、民主党はいつも経済政策で日本に対して厳しい。だからこそ、本来は、民主党とのパイプを強くしておくべきであるはずだ。だが、苦手なものは避けて通ってきたことが、今回の中間選挙終え民主党が勝利したことで明らかになった。

 だとすれば、日本の民主党が、アメリカの民主党との緊密な関係を構築することは、日本の民主党にとってアドバンテージになるではないか。アメリカ民主党との緊密な関係は、日本の民主党の特色となり、対自民党の強いカードの一つになることは間違いない。アメリカが風邪をひけば、日本がクシャミをすると揶揄されるほど日米関係は緊密だ。だからといって、日本の戦後政治のように、自民党がほぼ独占状態で政権を維持するような政治環境にアメリカはない。それならば、政権交代に備え、日本の民主党も自民党に対抗し、アメリカの民主党と関係を緊密にしておくことは、決してマイナスではなくプラスに働くのではないか。強い民主党、国民に支持される民主党へと成長しようという気があるのであれば、そのぐらいの努力は必要なのではないか。そんなことを、中間選挙を終え思った。
造反議員の復党問題に揺れる自民党 (下)
2006年10月27日

 小泉前首相が血の出る思いで成した構造改革。その構造改革の柱となった選挙に纏わる後遺症的な問題が、この造反議員の復党問題である。本来であれば、問答無用で、復党など有り得ない話であるはずだ。当然のことながら、政策案で意見を同じくすれば、個別にはその政策に基づき復党ということも有り得て当たり前である。だが、政策意見は等閑にして、ただ参議員選挙のために全ての造反議員を復党させる、などということをしてしまえば、間違いなくここまで順調に掴んできた国民の思いを離反させることは間違いない。

 そもそも、このようなドロドロしたことをもう止めようではないか、という発想の下小泉前首相がなしたことではないか。それを、政権が変わったからとあっさりと、全ての造反議員を復党させるなどという発想自体が可笑しい。有権者である国民を馬鹿にした話である。それぞれの造反議員が個別に自民党と政策論を闘わせ、意見の合意をみたら復党の可能性を模索すればよいことである。にもかかわらず、昨日の野田女史などは、「復党問題は、平沼氏に一任しているので」などと、時代の流れに逆行するような、国民を再度馬鹿にしたような発言を抜けぬけと繰り返している。本当に心ある政治家であるならば、偉そうに他の政治家に一任などせずに、それぞれの造反議員が個別に自民党と話をすれば良いのである。いや、そうすべきであり、それしか国民は納得しない。十把一絡げのように、平沼氏を先頭にたて、他の造反議員は後ろで控えて後に続くなど、もってのほかであるし、それでは時代への逆行でしかない。大体、平沼氏以外の造反議員は、政治家でありながら自分の意見も主張もないというのか? 自分一人では、自民党と政策意見調整すらできないというのか? もし、そうであるならば、そんな政治家はいらない。そんなだらしのない、自分自身の主張も持てない政治家を国民は望んでもいないし、日本には必要ない。有権者を馬鹿にするのもいい加減にして頂きたい。

 それでは、そのような状況下、何故、あの主義主張をしっかりと貫き通すことのできる安倍総理が、この造反議員復党問題では、歯切れの悪いことをしているのか? 答えは簡単である。彼の意識としては、小泉構造改革の一環である造反議員に対する復党問題の答えは決まっている。政策が違うのであれば復党を認めないのは当たり前、という考え方なのだ。ただ、安倍総理はじめ党内の執行部は、来年の参議員選挙を視野に入れ、平沼赳夫議員だけは復党させたい、と思っているのだ。そのように思っている党内の議員は多い。何故ならば、現状、民主党はハッキリ言ってしまえばまだまだ力不足である。嘗ては、小沢一郎も総理の器ではと期待された時期もあった。しかし、彼は時代を掴まえ損ねた。もう、時代遅れである。もう、時代が違ってしまった。小泉政権の5年間で、小沢一郎を必要としていた時代は過去のものになってしまったのだ。このような状況下、民主党内を見回してみても、「政権交代」などと目標設定だけは大袈裟にしているが、人事的にいっても、能力的にいっても、政権を交代して総理になれるような逸材が見当たらないというのが現状である。当然のことながら、そんな民主党が、無所属で浪人している平沼赳夫氏をほっておくわけがない。そのことを、安倍総理も、彼の党内の側近達も恐れている。よって、復党問題は、実は、平沼氏に続く全ての造反議員の問題ではないのだ。平沼氏以外の造反議員は、ただのオマケに過ぎない。にもかかわらず、野田女史があのような発言をすれば、自ら自分達はオマケでしかない、と世間に吹聴しているようなもので、まったくもって政治家としての資質を疑いたくなる珍事である。結局は、政治家ではなく、政治屋でしかない、というボロを出したということではないか。

 それでは、何故、平沼赳夫氏のみが、そんなにも持て囃されるのか? この答えも簡単である。平沼氏は、離党する前はポスト小泉の最有力候補であった。彼は、亀井派で、亀井静香の弟分のように振る舞い、肩で風を切って永田町を闊歩していた。何故なら、案外平沼氏というのは信念の人なのである。それでいて、柔軟性もあり、政治家としての資質は、そんなに低くない人なのだ。そんな柔軟性が、小泉訪朝後の拉致問題では、意見を二転三転させ、風見鶏などといって揶揄されることにもなったのだが。別に、彼が風見鶏だからではなく、ある意味、年甲斐もなく素直な人、ということなのだ。いや、気性と言った方が、正しいかもしれない。

 もともと、彼は、青嵐会の一員であった故中川一郎の秘書であった。当時、第一秘書に、鈴木宗男がいた。青嵐会といえば、石原慎太郎や中川一郎、浜田幸一や中尾栄一など、一本気で気性が激しく、愛国心の人一倍強い政治家達によって成された会であった。当時、永田町でも、青嵐会は恐れられた。正道をまっしぐらに突っ走る、現代の獅子のようとさえ言われたほどであった。しかし、どういうわけか、故中川一郎氏だけは、非業の死を遂げてしまった。青嵐会の血判状に名を連ねる政治家は、誰をとっても大器で豪傑であった。にもかかわらず、故中川一郎氏が非業の死を遂げたことは、永田町に大きな波紋を広げた。現在の政調会長中川昭一氏は、その故中川一郎氏の実子である。平沼氏は、その故中川一郎氏の秘書を経て政治家になった。政界入りしてからは、故中川氏の人脈を通じ、着々と平沼氏自身の人脈を広げ、離党するまでは、自民党内でもそれなりの位置にあった。

 もし、平沼氏が復党せずに、民主党に合流すれば、彼が総理対抗馬として浮上することは間違いない。上記したような政治力だけでなく、彼の血筋も、安倍総理と対抗するだけの経歴なのである。養父は、元内閣総理大臣故平沼騏一郎男爵。義父は、第15代徳川慶喜将軍の直系孫である故徳川慶光公爵。貴族院議員であった。平沼赳夫氏自身、自民党時代に、既に4度の大臣経験がある。年齢的にいっても、昭和14年(1939年)8月3日生まれの67歳。政治家として、一番脂が乗り切っている時期である。安倍総理はじめ、自民党執行部が、平沼氏が民主党に流れるのを恐れるのは当たり前のことである。

 これが、今回の造反議員復党問題の真相だ。平沼氏が民主党に流れ、民主党が政権を奪取した際の総理候補というのも、流れとしては良いのではないか。しかし、万が一、そうなった場合、現状、民主党内に、その平沼氏を支えられる閣僚候補がどれだけいるのであろうか? 非常に大きな疑問である。どちらにしても、選挙のための思惑で、政治を動かすことを卒業した小泉政権を踏襲するのであれば、今回の復党問題は、公正に、そして、偏向なく、政策論に於いての主義主張を重視した判断をして頂きたいものだ。この判断を誤れば、ここまでついてきた国民の気持が離れかねない。安倍政権発足以来、山積する外交の難問題よりも、この造反議員復党問題で、案外重要な岐路に、安倍首相は立たされているのかもしれない。

前原誠司民主党代表誕生は二大政党制への大きな一歩
2005年9月30日

 今回の総選挙の結果は、自民党の大勝、民主党の大敗であった。私からみたら当たり前といえば当たり前だ。これは、自民党の問題ではなく、民主党の政治意識の低さを国民が感じ取った結果であると私は思う。民主党の、野党第一政党としての意識の低さは一目瞭然であり、国民はその政治手法にも辟易としていた。にもかかわらず、そのこと自体に、民主党が気付いていなかったことに大きな問題があった。未だに、気付いていない民主党議員が多くいることは悲しむべきことである。自民党批判をしているが、我々国民から見ていると、民社党の方が嘗ての自民党のように派閥政党に成り下がっている気がしてならない。そんな矢先に、前原誠司が民主党党首に選出された。
 本来、政党というのは、政治理念、政策意見が一致する議員達のグループであるべきである。にもかかわらず、選挙での得票、当選ばかりを意識して、政策意見が異なっても、政治理念が異なっても、同じグループにいたという自民党の旧態依然とした組織構造が、日本の政治をここまでダメにした。その組織構造を打破したのが、小泉首相である。にもかかわらず、民主党は、そんな自民党をワイドショー的政治手法で批判するばかりであった。国民が、そんな民主党に三行半をつきつけるのは当たり前である。自民党の悪口を言うのではなく、真剣に日本の国をどうしたいのかを民主党は語るべきであった。
 2票差ではあるが、前原誠司という若手の民主党議員が民主党党首に選出された。しかし、この2票差で前原氏が民主党党首に選出されたということは、案外悪いことではなかったような気がする。この2票の僅差での前原勝利の要因は、前原氏による党首選出選挙時の演説によるところが大である。これこそが、本来の政治のあるべき姿である。国会という所は、国民の代弁者である代議士が、国のために論議を闘わせる場である。政治の本分とは、熱く論争することである。派閥の数の原理ではなく、前原氏の演説で動いた2票の重みは、民主党にとって非常に大きい。
 民主党は盛んに自民党を批判していたが、いつのまにか、その民主党にも長老組ができ、要らざるインビィズィブル・パワー(見えざる圧力)をかけだしていた。確かに、ひとり一人の民主党長老議員をみれば、嘗ては期待を持てる良い政治家であったのかもしれない。しかし、国民は、もう今は彼らを求めてはいない。彼ら長老議員がシャシャリ出てくれば、今までの自民党と同じことになってしまう。自民党はどんどん再生しているにもかかわらず、民主党は逆にその自民党の悪しき慣習を踏襲しているようにさえ我々国民の目には映った。そういう厳しい状況下、前原氏が党首に選出されたことは、諦めていた民主党に、新たなる可能性を予感させてくれた。
 これからが、民主党の正念場である。山あり谷ありであろう。しかし、そんなことに負けず、民主党は民主党で正直に真直ぐに、国を思い進んでくれれば、それこそ小泉首相が実現した構造改革は、色々な形で変化しつつも継承されていくであろう。
 前原党首を先頭に民主党は、素直な気持で政治にあたって頂きたい。前原党首も、小泉政権に万が一大臣のポストを指名されても、政権交代しかあり得ないので受ける事はない、などと腹の小さなことは言うべきではない。そんなことを言っていたら、いつまでたっても政権交代など実現しない。政権交代ばかりを叫ぶのではなく、真剣にこの国のことを思い、政策論儀を闘わせていけば、自然と政権交代の道は開けてくるはずである。
 国民にとっての政党選択基準は、政権交代ではなく、国を良くできるか否かである。政権交代を実現しても、何もできないのでは政権交代をした意味がない。それには、民主党自体がもっと勉強し、真剣にこの国のことを考える姿勢を国民に見せてくれなければ、国民は納得しないし民主党に票は入れないであろう。
 闘う相手は自民党ではなく、政策であり国民であることに前原党首をはじめ民主党は気付いていない。そんな民主党の真摯な姿を見て、国民は判断するのである。今回は自民党政権を求めるのか、それとも民主党政権を求めるのかと。政権をとれる否かは、民主党自身の政治姿勢の改革がどれだけできるか、政治意識をどれだけ高められるか否か、現実的な政策をどれだけ出せて論じられるか否かにかかっている。国民は、そんなにバカではない。机上の空論か否かは、ちゃんと判断できる。まずは、自民党批判ではなく、民主党議員の皆さんは、前原党首を先頭に、自らの政治家としての資質と姿勢を高めてください。その姿勢が、国民の心を動かすのではないでしょうか。

民主党が大敗した理由

民主党が大敗した理由
2005年9月12日

 民主党が大敗したのには、それなりの理由がある。国民はちゃんと見ていたのだ。結局、この世の中は、人によって全て為されている。全ての原点は人である。小泉首相をはじめ、小泉首相の改革を助ける政治家達を見れば、その人柄は宣伝しなくとも一目瞭然である。誰が、騙すような人で、誰が正直で純粋な人かは、見ればわかる。しかも、腹黒くドロドロした、旧態依然とした永田町の妖怪どもを自民党から追い出して選挙に臨んだ小泉首相の姿勢は、誰の目にも信頼に値した。
 野党や自民党の離反議員達は、小泉首相の政治手法は独裁的だとか、こんな政治手法がまかりとおったら日本は終わりだとか、郵政を解散総選挙で国民に問うたのだから、他の案件の場合も、その度ごとに解散総選挙で国民に問うべきだ、などと本当に意識の低い反論をする方々が多い。呆れかえってしまうというか、悲しくなってしまう。
 小泉首相をはじめ、小泉推進派の自民党議員達が言っている民主主義の原点に立ち返り、という意味は的を射ており、本当に大切なことである。彼らの言う民主主義の原点、即ち、政党というのは、党利党略私利私欲のためにあるのではなく、同じ政策意識を持った者同士による、同志の集まりなのである。政策に対し意見を異にする者同士が同じ党に席をおいている、と言うこと自体がおかしなことなのだ。
 衆議院議員は代議士である。その名の通り、有権者の代理人なのである。参議院議員にしても、国民から選ばれた以上、代議士ではなくとも、有権者の代理人であることに間違いはない。この大原則を理解していない政治家が多すぎる。特に離反議員や野党議員は、あまりにも勝手な我欲が強すぎる。一部の既得権を維持しようとする人々を背景にしての政治など、国のためにも国民のためにもならない。にもかかわらず、もっともらしいことを言われる離反議員の方々。彼らこそ、看板、鞄、地盤にしがみつく旧態依然とした政治家達であり、これからの日本には必要のない政治家達だ。そういう彼らを追い出した小泉首相を、国民は評価したのだ。本来、野党第一党である民主党こそが、改革を叫び、自らの党の若返りもはからなければならないのに、まったく与党と野党の立場が逆転してしまったかのようであった。滑稽でさえあった。その辺のことを、国民は肌で感じていたのだ。
 民主党は、盛んに二大政党化、政権交代を、と叫んでいた。しかし、これも驕りとしか思えない。誰の目にも、今の民主党に国の舵取りを預けられないということは、一目瞭然であった。多くの国民が、二大政党化することを望んでいることは間違いない。小泉首相だって、そう望んでいる。首相に就任する直前の「首相公選制の会」で、小泉さんはハッキリとそう言っていた。自民党の旧態依然とした体制をブッ壊し、利権と金に塗れた欲深い爺様達を追い出したことを見ていれば、小泉首相のそういう気持は言わずとも知れる。そんなことを、岡田党首をはじめ民主党の人々は、わからなかったのである。それは、国民が民主党に票を入れるわけがない。わかっていなかったのは、民主党の議員達だけであったような気がする。ある海外メディアが、ドンキホーテのような民主党、と揶揄していたが、その通りだった。
 にもかかわらず、民主党は、明けても暮れても誹謗中傷合戦のワイドショー政治しかしてくれなかった。いくら格好良くマニフェストだなどと言っても、地に足のつかない机上の空論では、誰も国民はついてこない。大体、自民党の悪口ばかり聞いていたら、有権者は嫌気がさし、それ程の器しかないのかと思ってしまう。まったくもって浅はかなことである。
 それにひきかえ、小泉首相の選挙手法は、未来の二大政党制選挙を予感させるようでさえあった。イギリスやアメリカの選挙を見ていればわかるが、二大政党制になれば、自ずと選挙の論点は政策になる。国民も、それぞれの党が示す政策案を基に、どちらに投票するかを決める。今回の選挙は、まさに郵政民営化という法案の是非を国民に問うた、二大政党制選挙を予感させる選挙展開を小泉首相は導いた。
 同時に、自民党がこれだけ大勝したということは、小泉構造改革に国民がそれだけ大きな期待を寄せているということであり、裏を返せばそれだけ注目しているということでもある。よって、小泉首相にとっては、背水の陣なのである。少しでも小泉改革に疑問が生じれば、次の選挙では、間違いなく野党側に大きく振れるであろう。言うなれば、民主党は大敗したが、この大敗の後に、政権交代を勝ち得る大きなチャンスを得たと言っても過言ではない。そして、そのチャンスを与えたのは、他でもない小泉首相なのだ。小泉首相が、首相に就任する直前に参加した「首相公選の会」での発言を思い出してみると、この自民党の大勝の後には、政権交代の可能性ということまで見越してのことでは、とさえ思えてくる。
 大体、今の民主党では、とてもではないが政権は任せられない。しかし、この大敗をバネに、次の選挙まで死にもの狂いで頑張れば、民主党にとって、政権交代、二大政党制も夢ではない気がする。間違いなく、小泉という人はそこまでよんでいる。
 自民党も大きく変革しだした。しかし、近未来の選挙で、今度は自民党が大敗して、政権を失った時、本当の新自民党に生まれ変わるのではないか。その時こそ、真の二大政党制のスタートだ。そこへ向かっての扉を、小泉首相は開いたのだ。間違いなく、二大政党制への扉をも、今回の選挙で小泉首相は開いた。これだけ、勇気があり、行動力のある政治家は、近代稀に見る存在ではないか。今は、皆わからないのかもしれない。しかし、きっと将来、日本を改革した名首相小泉純一郎と言われる時がくるに違いない。少々褒めすぎですかな。

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