政財界倶楽部(恩田将葉見聞録)

若者達がジャパニーズ・ドリームを夢みれる国を願い、「政治をもっと身近に!」というスローガンのもと、日本人に愛国心を喚起する。

北朝鮮問題

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北朝鮮の今後の行方(2)
2006年10月10日

 アメリカにとって、北朝鮮という国は、まったく必要のない国だ。消滅しても、何も困らない。ならば、何故、アメリカは躍起になって北朝鮮と交渉をしたりし続けてきたのか? 答えは簡単である。アメリカにとって一番の同盟国である日本が、北朝鮮の隣国であり、同じく同盟国である韓国が北朝鮮の隣に存在するからだ。アメリカと日本の関係は、他国間の関係とはまったく違う。これは、もう兄弟以上の仲と言っても過言ではない。このような言い方をすると、目くじらを立てる人々も日本には多かろう。しかし、現実を見据えて頂きたい。日本の戦後の復興は、どのようにして為されたのか。日本の戦後の平和は、どのようにして維持されたのか。それは、アメリカがいてくれたからここまでこられた、と言っても過言ではない。アメリカは、勝手な国である。だが、アメリカが、先の戦争での戦勝国でなければ、日本はここまで経済発展し、戦後60年平和を維持することもできなかったはずである。

 一部の日本人は、日本はアメリカの州のように成り下がっているのはけしからん、早く独立国に自立しなければダメだ、駐留アメリカ軍もどんどん排除しなければならない、と言い立てる。だが、自衛隊を軍隊にすることも反対だ、憲法を改正することも反対だ、と矛盾したことばかりを彼らは言い立てる。だが、この議論はおかしい。自立するならば、自国で軍隊をもたなければならない。平和憲法を維持し、永遠の不戦を貫き通すのであれば、日米同盟は維持しなければ、日本の安全保障は維持できない。どちらもダメ、丸腰で平和を訴える、などという発想は理想論であり、机上の空論でしかない。唯一の被爆国である日本が、地球上のどの国よりも、平和と非核を訴えなければならないのは、誰もが認識している。ある意味、戦後日本人に課せられた使命である。だが、その使命を果たすにも、国が存続しなければ、果たしようがない。しかし、北朝鮮のようなナラズ者国家やテロリスト達は、世界中に沢山いる。また、どこの国も自国の国益と思惑で行動を起こす。どこの国が攻めてこないとも限らない。国には、国民を守るという義務がある。丸腰では何もできない。そのような日本の状況やメンタリティーを理解しているからこそ、アメリカは日米同盟を戦後60年大切にしてきてくれたのだ。そのことを忘れてはならない。だから、昨日のように北朝鮮が核実験を強行すれば、即座にシーファー駐日アメリカ大使は、日本と韓国の安全を守るべくアメリカは全力を尽くす、というようなことを発表してくれるのだ。アメリカにとって、北朝鮮などは眼中にもない必要ない国であるにもかかわらず。

 ただ、北朝鮮が遠距離ミサイルや核を開発したとなると、話は少々違ってくる。アメリカは、北朝鮮による拡散を何としても阻止しなければならない。例えば、反米で燃え狂うベネゼエラのチャベス大統領と北朝鮮は、非同盟諸国会議を通じ親交を持ち出した。ベネゼエラという国は、案外知られていないが産油国である。天然資源にも、恵まれた国である。採掘権をアメリカから奪還した昨今得た豊富な資金を利用して、ベネゼエラが北朝鮮より遠距離ミサイルと核弾頭を購入すれば、直接的にアメリカの脅威となる。何故ならば、南米ベネゼエラからアメリカは、完全なる射程内になるからだ。イランにしても同じことがいえる。万が一、北朝鮮が、遠距離ミサイルと核弾頭をイランに販売すれば、イランの射程内に、イスラエルが入ってしまう。これらのことを、アメリカは恐れているのだ。よって、如何なることがあっても、アメリカは北朝鮮の遠距離ミサイルを含め、核兵器の拡散を未然に阻止しなければならないのだ。そして、その阻止行動は、中途半端なことではならない。完全なる阻止にならなければならない。ということは、破壊してしまうということしか選択肢はないということなのだ。

 軍事制裁を実現するには、国連での政治的な動きが必要になる。国連憲章第41条や第42条を順次尊重して行動に移さなければ、アメリカ自身がナラズ者国家という謗りを受けることになってしまうからだ。だが、抜け道はある。アメリカは、その抜け道をある意味得意技としている。キューバ危機の際をはじめ、多くの場面でそのような荒業をやってのけた。それは、海上封鎖による臨検である。北朝鮮に出入りする船舶を、海上封鎖し臨検することによって、北朝鮮への物資の出し入れを完全に阻止してしまうという兵糧攻めである。その名目は、簡単である。核兵器関連品の拡散を未然に防止するための臨検ということで理由は十分である。これは、金融制裁以上に、大きな効果を発揮する。そのことを、アメリカは経験から学んでいる。海上封鎖と臨検は、ある意味軍事行動への第一歩であると言っても過言ではない。何故なら、兵糧攻めにあったターゲット国は、必ず「窮鼠猫を噛む」で臨検を実施するアメリカ軍相手に小競り合いを起こす。そうなれば、アメリカの思う壺である。自己防衛を大義名分に、軍事行動へ踏み切れる。太平洋戦争開戦前、日本へ対してアメリカが行っていた制裁措置を思い起こして頂ければ、直ぐに想像がつくことである。多分、非常に早い段階で、北朝鮮へ対しての制裁措置として、アメリカは海上封鎖を実施するであろう。

 さて、最後に、それではそのような事態に陥った場合、北朝鮮にはどのような選択肢があり、どのような選択肢を北朝鮮は選ぶであろうかということだ。選択肢は、二つだけである。リビアのカダフィ大佐が為した方法と、イラクのフセイン大統領が為した方法である。リビアのカダフィ大佐は、自分の命の保障と現状の生活を維持することを条件に、アメリカに対して実質降伏したも同然で、九死に一生を得た。一方、イラクのフセイン大統領は、最後の最後まで降伏せず逃げ惑った。しかし、軍事攻撃を受け全てを失い、最終的には囚われの身となり辱を晒している。まだ、殺されなかっただけでも、命拾いをしたと感謝してしかるべきである。金正日にも、この二つの選択肢しか残されてはいない。自分の命乞いと現状の生活維持を条件に、無血開城する方法。もう一つは、最後の最後まで突っ張り、アメリカへ対し死なば諸共の戦いを挑み潔く散る。選択肢は、もはやこの二つだけである。当然のことながら、それまでの経緯等は、状況に応じて色々なケースが有り得るであろうが、結論的に言えば、この二つの選択肢しか残されていない。

 核実験を実施し、強気の瀬戸際外交でここまできた金正日だが、案外最後は格好が悪いことになるような気がする。何故ならば、彼ほど命やモノへ対して執着心の強い男はいないと聞き及ぶ。彼の目標は、唯一つ。自分が生き残り、現在の贅沢三昧の生活を維持するということだけだ。彼にとっての、アメリカへ対しての最低限の条件は、それだけである。よって、ここまでナラズ者よろしく大立ち回りをしてきたが、案外簡単に手の裏を返し、アメリカに媚を売り命乞いをする可能性も大きい。その後、また自分の身が安泰となれば、再び手の裏を返すということも有り得るが。それが、金正日の常套手段で、その手法にアメリカは、今まで翻弄され続けてきた。その経験が、アメリカをどのように突き動かすかに、金正日の存亡は掛かっていると言っても過言ではない。どちらにしても、今後の動向を見守る必要がありそうだ。
北朝鮮の今後の行方 (1)
2006年10月10日

 中国と北朝鮮は、別の国である。また、北朝鮮とロシアも、別の国である。韓国と北朝鮮も、勿論、別の国である。このことを明確に理解しておかなければ、国際関係、特に北朝鮮のような異常な思考回路を有する国の行く末を見据えるに当たっては、分析ならびに判断を見誤ってしまうので、このことを最初に明記しておくことにする。

 それぞれの国は、自国の国益を最優先にして、全てを判断し決済を下し、それぞれの外交政策を推し進める。国際化が急速に進む状況下、国際関係に於いて、他国のことよりも自国のことを最優先することは、当たり前の常識である。にもかかわらず、テレビ等を賑わせている多くのコメンテーターは、いかにも中国やロシアが北朝鮮を、実は水面下で操っているような言い方をもっともらしくする。しかし、それは大きな誤りであり、視聴者に間違った認識を与えてしまうことになる。そのような間違った情報を真に受けて、視聴者がパニック状態に陥りかねないということもあるので、メディアは、コメンテーターの選択に、細心の注意を払って頂きたい。特に、このように緊張した状況下では。

 水面下で、思惑が一致する国通しが手を携えることはあるであろう。しかし、他国が他国の決裁権まで支配して、他国の行く末を左右するようなことは、映画の世界だけのことであり、決して有り得ない。何故ならば、それぞれの国は、自国の国益を最優先に考慮し行動するからである。

 昨日の北朝鮮による核実験実施により、朝鮮半島は、朝鮮戦争以来最も緊張した状況下に陥ることになった。1994年のクリントン政権下で発生した朝鮮半島危機以上の緊張状態であることは間違いない。ある意味、一触即発状態に突入してしまったと言っても過言ではない。多分、この1ヶ月が山場であろう。

 一部のコメンテーターは、7月のミサイル発射実験も、今回の核実験の実施も、北朝鮮の軍部が暴走しだした証拠だと各種メディアで吹聴している。しかし、その可能性は非常に低い。何故ならば、北朝鮮は、未だ金正日による独裁政権下であり、歴史上類を見ないほどの金一族による私物国家であるからだ。北朝鮮という屋号で呼ぶよりも、金一家と呼んだほうが的確であると言っても過言ではないほど、金家体制は浸透している。偏向した洗脳教育、そして、ほとんどの国民が、国内外の情勢について事実も真実も知らない。嘘で固められた奴隷国家が、北朝鮮である。金正日からしたら、北朝鮮国民は、国民ではなく奴隷なのだ。だから、喜び組だのと言って、自分が気に入った女性がいると直ぐに献上させたり、側女にしたり、ということも可能なのだ。その様相は、国というよりも、性欲に溺れた教祖によるオカルト宗教団体と言った方が的確かもしれない。国家の体を為していない。そのような国で、軍部が金正日に反発して暴走するということは考えられない。可能性として上げれば、軍部でも世代交代が起こり、若き血気盛んな軍人達が、国外のことは何も知らず、北朝鮮の軍事力も国力も最高であると信じ、北朝鮮のためにと暴走しているということであろう。しかし、それはクーデターを予感するような動きとは別のものであろう。確かに、水面下では反金正日を訴える人々も、北朝鮮国内にここ数年で現われている。だが、まだ軍部がクーデターを起こしたり、金正日に逆らったりという規模ではない。何故なら、金正日が一番大切なものは自分自身の命である。よって、自分の命を守るべく、あらゆる手段が講じられており、その恐怖政治下、金正日に逆らおうなどという人間は出てこない。出ても、レジスタンス的な活動にとどまる。ただ、以前に比べると、ここ数年は、中朝国境の出入りが容易になり、草の根的な撹乱分子も多く北朝鮮に潜入していると言われている。だが、現状、軍部が勝手にミサイル実験を行ったり、核実験を行ったりということは有り得ない。

 また、一部のコメンテーターは、マカオの北朝鮮口座がアメリカによって凍結されたため、それまでドル紙幣で軍幹部を押さえ込んでいた金正日が、金銭で軍幹部を押さえ込むことができなくなってきたので、自暴自棄になってミサイル発射実験や核実験を強行したと言っている。だが、これも有り得ない仮説である。何故ならば、元々、金正日は、欲張りで、ケチで、性欲が人一倍強い、ただの強欲男である。その彼が、本物のドル紙幣で、自国の軍幹部の頬を叩いて忠誠を誓わせているなどということは有り得ない。確かに、札束で軍幹部や党幹部を抑え込んでいるは間違いない。だが、本物のドル紙幣を、そのようなことに使うほど金正日は馬鹿ではないし、お人好しでもない。自国の軍幹部や党幹部に対して、本物のドル紙幣を使う必要などまったくないのだ。金正日が、彼ら幹部を手なずけるために使っていたドル紙幣は、全部偽物である。本物は、彼自身が使うためにあるのだ。そんな大切なものを、自分の部下のために使うわけがない。それが、金正日である。よって、懐が淋しくなり、幹部を掌握できなくなったので、ミサイル発射実験や核実験を暴走する軍部が強行したという見方も間違っている。確かに、本物のドル紙幣が入ってこなくなったことには、金正日自身大きな苛立ちと憤りを覚えている。だが、それが原因で軍部が暴走しだしたという説は、まったく根拠のない稚拙な仮設でしかない。

 また、多くのコメンテーターは、「最後まで中国は北朝鮮への制裁に反対し続け、国連に於いて拒否権の発動も有り得る」などとコメントしているが、何を根拠にそのような出鱈目なコメントしているのか不思議でならない。そんなに穿った目ではなく、澄んだ目で情勢を見極め、それぞれの国の立場に立ってみれば、自ずとどのような動きになるであろうかは見えてくる。どうも、皆コメンテーターは、北朝鮮のミサイルの射程距離がアメリカ本土まで届いたの、日本全土をカバーできるまでになったの、とアメリカや日本など北朝鮮にとっての敵国の話ばかりをしている。しかし、同じ射程距離で北朝鮮を中心にして円を描いて見れば答えが見えてくる。日本やアメリカに届くほどの射程距離を確保したということは、逆に言えば中国全土ならびにロシア全土へ対しても射程距離を確保したということになる。国同士の関係が、永遠に良好なまま保たれるなどということは有り得ない。そのことは、歴史が証明している。今までは、北朝鮮と中国、北朝鮮とロシアも、良い関係にあった。だが、そのような関係が、永遠に続く保障は何もない。万が一、何かのキッカケで、両国間の関係が悪化した時、長距離ミサイルや核を北朝鮮が保有していれば、中国やロシアもターゲットに成り得るのだ。危機管理的に発想すれば、そのような可能性があることを中国やロシアが許すわけがないではないか。にもかかわらず、中国やロシアが、北朝鮮を核実験後にも庇うようなコメンテーターの発言は、非常に幼稚であり、国民を惑わす国益に反するコメントである。
最後の切り札を切り「核」という新たなカードを手にした北朝鮮の誤算
2006年10月9日

 本日、日本時間の午前10時35分頃、北朝鮮が予告どおり核実験を強行した。多くのコメンテーターが、北朝鮮の核実験宣言以降、全く信憑性のない十人十色のコメントをしていた。その多くは、核実験が実施される可能性は五分五分というものであった。しかし、10月3日に、北朝鮮が近い将来核実験を実施する、と北朝鮮国内外へ向けて宣言した段階で、実験が実施されることは100%確実であった。何故ならば、核実験宣言が国外だけに為されているものであったなら、ハッタリである確立もあり実施される確立は五分五分であったかもしれない。しかし、あの核実験宣言は、同日中に、国外のみでなく国内へも為された。その段階で、核実験が実施されることは明らかであった。自国民の信頼を失うようなことは、独裁国家の場合絶対にしない。自国民へ対して為した宣言は、必ず実行に移す。このことは、独裁国家の常識である。アメリカは、10月3日に北朝鮮政府が国内へ対しても核実験宣言をした段階で、本日の核実験実施を100%予想していた。同時に、核実験実施の日時も、今日であるのではという見方を当初よりしていた。何故ならば、前回のミサイル発射実験は、7月4日(フォース・オブ・ジュライ)アメリカの独立記念日を狙って行われた。そして、10月の第二月曜日即ち今日は、コロンバス・デイであり、アメリカにとっては、独立記念日に次ぐ大切な祝日であるからだ。

 北朝鮮、いや金正日は、今までアメリカとの駆け引きで、結果的には常にアメリカを譲歩させることに成功してきた。その度ごとに、アメリカは煮え湯を飲まされてきた。そして、プライドの強いアメリカが、北朝鮮には面子を潰され続け、それでも譲歩せざるを得ないということを繰り返してきた。何故ならば、朝鮮半島情勢は、アメリカの思惑のみで行動に移せないという複雑な事情があったからだ。それは、一番の同盟国である日本と38度線越しに非常に危険な状態に晒されている韓国を守らなければならない、というスパーマン、アメリカのジレンマがあったからだ。金正日は、そのようなアメリカのジレンマを熟知し、いつも交渉を有利に運んできた。

 今回も、金正日はいつも通りにコトが運ぶと高を括っていたに違いない。いや、今でも、金正日の思惑通りにコトが運ぶと確信しているはずだ。何故ならば、アメリカが北朝鮮を攻めれば、間髪を入れず北朝鮮はソウルと日本を攻撃する。日本の場合は、まだ韓国よりも多少距離があるので、危険度は韓国ほどではない。だが、韓国の場合は、首都であるソウルが、38度線にあまりにも近すぎる。僅か24キロメートルという近さだ。北朝鮮がソウルを攻めるのに、ミサイルなど必要ない。遠距離砲でも、十分攻撃できる距離だ。そして、万が一、北朝鮮が捨て身でソウルを攻撃したら、ソウルは30分以内で焼け野原になる。そのことは、軍事戦略上の現実であり、軍人にとっては常識だ。金正日は、ソウルの喉下に短刀を突きつけているのである。そのことで、アメリカが北朝鮮を無闇に攻撃できないと確信している。だが、それは今までのことだ。今回のアメリカは、今までとは違う。それには、色々な理由がある。クリントン前大統領のように、ブッシュ大統領は軍事行動に対し及び腰ではない。同時に、アメリカのプライドを誰よりも優先する大統領だ。また、ライス国務長官も、筋金入りのタカ派だ。北朝鮮も、瀬戸際外交を行っているが、ブッシュ大統領とライス国務長官は、リスキーな瀬戸際行動を実行に移せる勇気を持った指導者達だ。そして、何より、アメリカ国内で、これ以上今までのように北朝鮮に振り回され、過去経験したように面子を潰されるべきではない、という思いが特にワシントンには充満している。アメリカ人のそのような心理を、金正日は今回読み違えている。アメリカ人は、日本人のようにどこまでも耐え忍び我慢する国民性ではない。我慢することを得意としない国民性である。それが、ここまでプライドを捨てて我慢してきた。もう、我慢の限界は疾うに過ぎている。それどころか、我慢の苦手なアメリカが、今まで我慢した分、その怒りは頂点に達している。それに、アメリカにとって北朝鮮は、他の対立国とは違い、何の意味もない国である。消滅しようが、そんなことはまったく本来意に介さない存在なのである。そこのところを読み違えているところに、金正日の大きな誤算がある。

 金正日は、多分、最後の切り札である「核実験」というカードを切ったことで、「核」という新たなカードを手に入れたと得意気になっているはずだ。だが、今回はそのように上手くはいかない。確かに、アメリカは、今まで核保有国へ対して軍事行動を起こしたことはない。だが、それは、相手国が実用性のある核兵器を保有した、という認識の下に下した決断である。同時に、パキスタンなどそれら無理矢理核保有国に成り上がった国々は、何らかの理由でアメリカにとっては必要な国であった。しかし、北朝鮮は違う。アメリカにとっては、まったく必要のない国だ。そして、北朝鮮が手にしたと得意気になっている「核」は、まだ核兵器として実用性があるとアメリカは思っていない。複数の核弾頭は保有しているであろう。しかし、弾道ミサイルに搭載できるような核弾頭の開発にまでは至っていない、とアメリカは判断している。だが、そんなことは、一言も口にしない。何故なら、アメリカにとってそんなことを口にしても、何の得にもならないからだ。実用能力を未だ有していなくとも、北朝鮮が「核」を手にしたという事実さえあれば、アメリカにとっては軍事行動まで導きうる大義名分を手にしたことになる。それだけで、十分なのだ。金正日は、このようなアメリカの強かさを、今回は読み違えた。

 ヒル国務次官補の談話、ライス国務長官の談話、本日のブッシュ大統領の声明、そして、シーファー駐日アメリカ大使の談話を総合すると、アメリカが近く軍事行動へ向かって動き出す可能性は非常に高い。現在の世界情勢や世論を考慮すると、いきなり軍事行動を起こすことは有り得ない。だが、これからはアメリカの一番得意とする段階だ。まず、海上封鎖し、北朝鮮へ出入りする艦船全てを海上査察して北朝鮮へのあらゆる物資の出入りを封じ込める。当然のことながら、小競り合いが起こる。そこで、北朝鮮側が、些細なことでも、アメリカ側に手を挙げれば、それでアメリカは戦闘体制に移る大義名分を得る。そして、即座に、目にも留まらぬ敏速さで軍事行動を展開する。短期決戦となるであろう。ピンポイント攻撃に始まり、最終的には海兵隊の精鋭と特殊部隊による、拉致被害者ならびに政治犯救出作戦ということになるであろう。拉致被害者の救出に関しては、アメリカが手取り足取りで指導した、佐世保の海上自衛隊に所属する上陸用特殊部隊に救出作戦の主導権をとらせることになるであろう。その為に、一昨年より、カリフォルニアで、彼ら海上自衛隊の特殊部隊員へ対し、アメリカ海軍特殊部隊シールズが隠密上陸作戦の訓練を指導してきたのだ。また、韓国軍の中にも、そのようにアメリカ軍より手ほどきを得た特殊部隊がおり、彼らは38度線を越え韓国人拉致被害者ならびに政治犯救出名目で北朝鮮領土内へ攻め入るであろう。勿論、アメリカの指揮下である。

 しかし、今回、北朝鮮という国を壊滅させるまでの戦争に発展させようと、アメリカは思っていないはずである。それでは、さすがのアメリカにとってもリスクが大きすぎる。できるだけ短期間で、終結してしまいたいと思っているはずだ。出来れば、金政権を崩壊できればと思っているであろう。だが、無理はしないはずだ。何故なら、アメリカは、金正日が、国のプライドより自らが存命することを最優先していることを知っているからだ。よって、全面戦争にまで発展させようとは思っていない。そうは言っても、相手があることである。金正日の出方次第では、どのような展開になるかはわからない。1994年の朝鮮半島危機の際のように、「死なば諸共、30分でソウルは火の海にしてやる」などと強気なことを言って、実際にソウルを攻撃したりすれば、全面戦争に発展する可能性もある。確立的には、小さいであろうが。

 いずれにしても、金正日、金政権、そして、北朝鮮が奈落の底に向かって、転がりだしたことは間違いない。あれだけの悪行を為してきた金正日である。地獄に落ちるのは、誰の目にも明らかである。そして、その日が近づいていることも。

北朝鮮の現状はパールハーバー直前の日本の状況に酷似
融和政策によって増長したナチスと制裁措置でパールハーバーを断行した日本
歴史は繰り返されるからこそ答えは歴史の中にみつけることができる
2006年7月9日

 北朝鮮の現状、極東アジアの現状、そして、世界情勢の現状を注意深く見ていくと、あることに気付く。それは、間違いなく歴史は繰り返されるということだ。見方を変えれば、人間の心理というのは、時代が変わり、国が変わり、国民性や環境が違っても、同じような反応や変化を生むということなのかもしれない。人間というのは、十人十色、感じ方も、考え方も違うとは言う。しかし、実は、人間の心理回路というのは、多少の誤差はあっても、マクロな目で見れば類似するということではないか。だから、歴史は繰り返される、地球上のいたる所で同じような問題が発生するのかもしれない。

 そんなに昔のことではないので、思い起こして頂きたい。その時代を生きていなかったにしても、教科書等で学んだはずなので、誰もの記憶の中にあるはずだ。ヒトラー率いるナチス・ドイツが、何故あの時代あれだけ急成長し、まるで宗教のようにあれだけ狂信的にドイツ国民を揺り動かすことができたのか。そして、そんなドイツを、何故あそこまで増長させ、ヨーロッパ全土を歴史上類のない悲惨な第二次世界大戦に引きずり込んでしまったのか。規模は違うが、今の北朝鮮に非常に酷似している。ヒトラー率いる当時のナチス・ドイツは非常に狂気で攻撃的な内政・外交政策を推し進めていた。それを脅威に感じた諸外国は、融和政策でナチス・ドイツの脅威を回避しようとした。ところが、その融和政策によって、脅威を回避するどころか、ナチス・ドイツを増長させてしまい、歯止めの利かぬところまで増長させてしまう結果を招いた。

 今回の北朝鮮によるミサイル7発発射までの韓国の太陽政策を中心にする北朝鮮に対する対応、中国やロシアの北朝鮮に対する対応、また、アメリカを中心とする六カ国協議ならびに小泉首相による訪朝に始まる日朝平壌宣言以降の日本の対応、これらの融和政策的対応が、北朝鮮を限りなく増長させた。その結果、北朝鮮に7発ものミサイルを発射させてしまうことになった。もっと早い段階で、歴史を振り返り、融和と圧力のバランスが取れた対応策を模索するべきであったのだ。そうは言っても、現実問題、現場では、解決するべくそれなりに一生懸命対応をしていたのだと思う。しかし、一番の問題点は、韓国、いや盧武鉉大統領によるバランスを欠いた太陽政策にある。歴史上類をみないほどに、北朝鮮よりの政策を断行し、同盟国である日米を遠ざけたという罪は重い。結局のところ、大統領としての洞察力に欠け、器ではなかったということだ。その証拠に、韓国での、盧武鉉の支持率は史上最低の18%を下回っているという。

 次に、注視になければならないのが、現在の北朝鮮を中心とした国際情勢である。背筋に寒いものを感じる。何故ならば、あまりにもパールハーバー攻撃を断行する直前の日本の状況に酷似しているからだ。あの当時、日本は今北朝鮮が行っているような国際犯罪的行為は一つもしていなかた。にもかかわらず、近隣諸外国の大きな思惑やら恐怖感から発せられた経済制裁という理不尽な行為に追い詰められていた。当時日本に為された経済制裁は、今北朝鮮に為されている経済制裁の比ではなかった。石油も含め全ての輸入物資が経済制裁の対象となっていた。事実上、日本は篭城状態で、兵糧攻めにあっていたのだ。餓死を迫られた日本は、窮鼠猫を噛む、でパールハーバーを攻撃したのだ。今の北朝鮮の状況は、これも前述したナチス・ドイツの状況と比べれば規模は小さいが、非常にパールハーバー直前の追い詰められた日本の状況と酷似している。

 どのポイントで追い詰められているかと感じるかには、それぞれの国民性や環境によって個人差がある。よって、日本は、あそこまで我慢を重ねたが、北朝鮮はどこまで我慢するのかはわからない。しかし、追い詰められているという状況は、まったく同じである。そして、追い詰められた人間が次にとる行動というのは、時代は変わっても、環境が違っても、同じ人間なので同じはずである。そうやって考えると、近い将来北朝鮮がどのような行動にでるかは、容易く想像がつくはずである。日本が、パールハーバーに奇襲攻撃をかけた時のように。奇襲攻撃と言われてはいるが、実際には日本は筋を通して宣戦布告は事前にしていた。ただ、北朝鮮の場合は、そのような筋とかデリカシーということには縁遠いようなので、非常に大きな不安を覚える。本気で仕掛けてくる時は、完全なる奇襲攻撃に違いない。それが、ソウルなのか、日本なのか、あるいはソウルと日本と同時なのか、それは金正日のみが知ることだ。

 最後に一つ、言っておきたいことがある。テレビで一部コメンテーターが、米国のヒル特使が、当事国である日本を差し置いて、中国や韓国を先に訪問したという事実は、日本だけが結局のところ蚊帳の外で、この5年間のアメリカを中心にした小泉外交が失敗であったことを証明している、などというようなまったく根拠のないいい加減なコメントを繰り返している。これは、まったくの勉強不足というか、国際情勢、外交のことをまったく知らない人間のコメントであり、非常に大きな憤りを覚える。このような幼稚な次元での判断とコメントしか出せないようなコメンテーターを、この緊張した状況下、国民に対して影響力や公益性の高いテレビが採用すること自体、国益に反した非常に売国奴的行為としか思えず大きな憤りを覚える。

 専門家でなくとも、ここ数週間のそれぞれの関係国の動きを省みれば一目瞭然でわかることだ。アメリカと日本の間では、北朝鮮がミサイル発射準備を始めた直後より、緊密な対応策が相互間で練られてきた。そして、その最終確認が、1週間前の小泉首相訪米でブッシュとエアホース・ワンの中で行われた。このような状況下、ミサイルが発射され、アメリカの特使が何故最初に日本を訪問しなければならないのか? アメリカが説得しなければならないのは、緊密に結ばれている日本ではなく、中国、ロシア、韓国であることは、誰の目にも明らかだ。説得しなければならない、国の中で急がなければならない順に訪問するのが当たり前の外交手法である。にもかかわらず、あのような幼稚なコメントをするコメンテーターがいること、そして、そのようなコメンテーターを採用するテレビ局に対しては、呆れてモノが言えない。

 それでは何故、韓国が二番目かということだ。それも簡単である。盧武鉉政権が誕生して以来の韓国の情勢を注視していれば、一目瞭然なことである。盧武鉉政権は、大方の予想に反して誕生した。そして、大方の予想に反して、これまで韓国がとってきた政策とは、相反する方向に進みだした。勿論、金大中元大統領時代に太陽政策は本格化した。しかし、金大中の心底には、万が一38度線がなくなってしまえば、嘗てのベルリンの壁崩壊後のドイツのように、韓国経済に大きな影響がでるという懸念があってのバランスを欠かない範囲での太陽政策であった。ところが、盧武鉉政権下での太陽政策は、バランスを欠いた不均衡な北朝鮮寄りの偏向政策へと変わってしまった。このことを、アメリカは大きな懸念を抱きつつ見守り続けてきた。アメリカは、朝鮮戦争以来、北朝鮮という国の常識では推し量れない特異な性質に悩まされ続けてきた。朝鮮戦争自体でも大きな痛手を負ったし、その後の度重なる交渉事でも、いつも北朝鮮にしてやられてきた。北朝鮮という国は、まったく信頼できない国であり、手の裏を返す国であるということをアメリカはDNAに焼き付けている。そんなアメリカは、いくら盧武鉉が太陽政策を推し進め、北朝鮮と緊密な関係を築いたとしても、いざとなれば北朝鮮が韓国に対して手の裏を返すと思っている。よって、アメリカのヒル特使は、中国の次に韓国を訪問したのだ。何故ならば、万が一有事になれば、何があっても最初に、北朝鮮はソウルを攻撃する。それは、軍事戦略上の常識である。何故ならば、例え、ミサイルを日本に撃ち込んでも、その一発で、大きな打撃を日本に与えることはできない。しかし、ソウルと北朝鮮の距離はたったの26キロ。ミサイルでなくとも、遠距離砲だけでも攻撃できる距離である。軍事戦略上、万が一北朝鮮がソウルを本気で奇襲攻撃したら、30分以内でソウルは火の海となり陥落すると言われている。勿論、それをキッカケに反撃はするが、ソウルを守りきることは非常に難しいというのは軍事戦略上の常識である。そして、忘れてはならないのは、盧武鉉がどのように考えようと、現状、北朝鮮からすれば韓国も日米の同盟国であるということだ。そういう重大な軍事戦略上の問題もあるが故に、機微を通じている日本よりも先に、説得しなければならない中国の後ではあるが、韓国を訪問したのである。訪問順序としては、何の問題もなく、そのことをとって日本が蚊帳の外などと報道するテレビ局は、日本のテレビ局ではない。公益性の高いテレビというメディアが、国益に反する報道をするということは、国賊と言われても仕方がない。日本のマスメディアの驕りと愚かさを垣間見たような気がする。

対北朝鮮問題は嘗てないほど緊張した状況
日本のメディアの報道姿勢に大きな疑問
2006年7月8日

 北朝鮮が7発のミサイルを日本海へ向かって発射して以来、日米韓に於ける対北朝鮮への緊張レベルは嘗てない程高い状態になっている。ミサイルが発射されたことで、今まで世界平和の原理の意味も理解しないままに、ただ非武装や日米同盟への批判等を繰り返してきた平和ボケ平和主義者達も含め、多くの日本国民が北朝鮮へ対して大きな憤りと、多少なりとも危機感を感じたことは間違いない。が、しかし、未だ、現状軍事的に言ってどれだけ危機的で危険な状態にあるかを、的確に把握し理解している国民は少ない。特に、マスコミの危機意識の低さには、呆れ返ってモノも言えない。

 現状、何時、次なるミサイルが発射されてもおかしくない。それどころか、今度は、もっと日本にとっても、アメリカにとっても、韓国にとっても、衝撃的な場所がターゲットにされる可能性さえあるのだ。にもかかわらず、大手メディアは、非常に無神経な意味のない報道合戦を繰り返している。夕刊紙は、根拠のない北朝鮮軍部によるクーデター説を報道したり、テレビでは拉致問題におけるキム・ヨンナム氏より出された写真が合成だとか偽物だとか、くだらないことばかりを面白可笑しく報道したり、国防という意味で大切な時期にも関わらず、視聴率を上げようと奔走している。そのような報道は、北朝鮮を無駄に刺激するばかりで、何の意味もない。写真が偽物だったら、どうだというのだ。拉致は拉致、我が国の主権を拉致という行為で北朝鮮が犯したのである。まずは、原状回復すなわち拉致被害者を全員還すこと以外に解決はない。写真が合成だろうがなんだろうが、そんな小細工はまったく何の意味もなさず、そのような根拠のないことを報道する日本のメディアのレベルの低さを露呈しているだけのことである。まったくもって、恥ずかしいことである。

 それよりも、アメリカの北朝鮮問題へ対する姿勢、中国やロシアの姿勢など、報道しなければならない大切なこと、検証しなければならない大切なことは山積されているはずだ。

 昨日行われた、米国大手メディアによるインタビューの中で、「北朝鮮のミサイル発射問題において、どういう選択肢があるのか?」という質問に対し、「まず、最初の選択肢は対話だが、大統領は他の選択肢も持っている」とブッシュ大統領は答えた。このコメントは、非常に注目すべきコメントである。このブッシュ大統領のコメントや、横須賀を母港とする原子力空母キティーホークが前例のない日本海での展開を始めたことや、爆撃機が隠密裏に出動待機状態に入ったことなどから察するに、現状、アメリカが軍事行動にでる可能性は五分五分と理解してよいであろう。もう少し、ブッシュ政権の支持率が高い時ならば、このパーセンテージはもっと高くなっていたはずだ。だが、現状、支持率がどん底状態にあるブッシュ大統領としては、軽はずみに軍事行動にでることはできないであろう。しかし、何時でもことに当れる体制はすでに整っていることだけ間違いない。

 アメリカ国内の強硬派や軍関係者の中には、水面下で対北朝鮮問題は、ここ暫く緊張が続いていた。そのような厳しい状況下、北朝鮮がミサイルを発射したことによって、遂に来るときが来たかと思っている人々も多いようである。クリントン時代の北朝鮮危機の時は、軍事行動にでる寸前のところまでいっていた。日本人は案外知らないが、それ以来、実は北朝鮮へ対しての危機感は、アメリカ軍の中では継続しているのだ。そして、今回は、色々な条件が複合的に重なっている。問題を非常に複雑化している側面もあるが、逆に言えば、一挙に全ての問題を解決するチャンスであるのかもしれない。完全なる解決は無理であっても、ある程度の問題を打破するためのキッカケになるかもしれない、とアメリカ側が思っている可能性は非常に高い。

 ある意味、北朝鮮がミサイルを発射したことは、アメリカにとっては不幸中の幸いだった、と考えるアメリカ政府関係者も複数いるのかもしれない。なぜならば、それぞれの国が、それぞれの立場を明確に示さなければならなくなるので、今後の世界情勢、勢力図を明確にすることも可能になる。

 特に、中国やロシアの対応には、大きな関心をアメリカは示していた。北朝鮮がミサイル発射後、日本が国連に安保理決議を求め、その際中国とロシアがどのように出るかで、世界の国々が、将来的に中国やロシアを頼るに足る国か否かという判断を下し、中国やロシアの国際社会においての信頼度を測る機会にもなった。予想通り、中国もロシアも、口頭では北朝鮮を非難しながらも、決議案には反対し議長声明案をゴリ押ししようとしている。この行為自体が、急展開した、中国の世界的規模でのエネルギー戦略へも多少なりとも歯止めを掛けることは間違いない。中国に付くべきか、アメリカに付くべきか、と模索していた小国に対する国際社会における中国という国の信頼度は、今回のことで間違いなく下がった。ロシアへ対しても、まったく同じことが言える。

 ここで、もう一つだけハッキリさせておかなければならないことがある。それは、今回の日本政府の対応である。メディアに登場する多くのコメンテーターが、日本政府の今回の対応や今後の対応に懸念を示しているが、これは間違っている。歴史上、類を見ないほど、今回の日本政府の対応は的確であった。アメリカとの連携体制も、落ち度がなかった。勿論、多少の問題点はある。しかし、大きな流れで言えば、及第点であった。また、そのことを、淡々と為した政府ならびに防衛庁、そして自衛隊の対応には拍手を送りたい。完璧をみな目指している。しかし、完璧は有り得ないという現実がある以上、今回の対応は非常に評価すべきものであったと思う。にもかかわらず批判ばかりを繰り返す、マスコミの報道姿勢の在り方にこそ批判があってしかるべきではないか。

 最後に、懸念すべき点が一つあるので記しておく。思い過ごしならばよいのだが。国際赤十字による南北離散家族再会の際に、キム・ヨンナム家族をも再会させた。この際、何故か日本のメディアだけが、締め出されていた。その代わりということで、今、日本のメディアがピョンヤンに招待され、そこでキム・ヨンナムさんとヘギョンちゃんの記者会見が行われた。この最中にミサイル発射は行われた。日本のメディアだけ、後からピョンヤンに招待されて、という行為が不自然で故意的であるように感じて仕方がない。

 アメリカは独立記念日、しかもスペースシャトルが打ち上げられた直後であった。アメリカ人にとって、独立記念日というのは我々他国人が思っている以上に大きな意味を持っている。その上、ブッシュ大統領は、自分の誕生日である7月6日に先立って、この日誕生日を祝ってもらっていたというではないか。また、韓国の調査船は、竹島近海で調査を強行した。その最中でもあった。偶然と言うには、あまりにも不自然さを感じざるを得ない。敵国のジャーナリストを自国に招いた直後に、一気に攻撃を開始するということは、歴史上何度となく繰り返された手法でもある。自分達に都合の良い情報だけを流し、それを伝書鳩よろしくそれらのジャーナリストを利用し吹聴し撹乱して、その直後そのジャーナリスト達を今度は捕虜として捕獲し、軍事行動を開始する。常套手段である。そのようにならないことを強く願う。

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