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【1月28日 AFP】退任まで数日を残すのみとなった米国のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官(65)に、2016年の大統領選出馬に向けた扉が開かれた──後押しをしたのは他ならぬバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領だ。両氏は27日放送の米テレビCBSの番組「60ミニッツ(60 Minutes)」に揃って出演した。
クリントン氏は最近、20年以上も政界に身を置いて注目を浴びてきたのだから、今後は引退して静かな生活を送り、気分転換にこれまでとは違うことを楽しんだりしたいと繰り返してきた。 そのクリントン氏は「60ミニッツ」のなかで、「私はまだ国務長官です」と慎重に答えたものの、政権を去った後でも政治家としてのカムバックに含みをもたせた。 米大統領ファーストレディとして、またニューヨーク(New York)州選出の上院議員として人生の多くを公務に捧げてきたクリントン氏。「この国の未来がどうなっていくのか、深い関心を持っている」と述べたうえで、オバマ大統領も自分も「明日、来年に何が起きるのかなど予測できない」と付け加えた。この発言が、4年後の大統領選出馬を示唆しているのではとの憶測を呼んだ。 オバマ大統領もこの「憶測」を打ち消すような素振りは見せず、「米史上で最も優秀な国務長官の1人として退任することになる」とクリントン氏に対する称賛の言葉を重ね、「この4年間の私たちの協力関係は素晴らしいものだった。寂しくなると思う」と付け加えた。 ホワイトハウス(White House)で撮影されたCBSのインタビューは、オバマ大統領の発案とみられ、これをクリントン氏の次期大統領選出馬に向けた布石と見る向きもある。 米紙ワシントンポスト(Washington Post)と米テレビABCが共同で行った前週の世論調査でも、支持率65%と依然として高い人気を誇るクリントン氏。退任後も再び政界に復帰して米史上初の女性大統領を目指すのではとの見方も根強い。(c)AFP/Jo Biddle |
アメリカ関係
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故スティーブ・ジョブズの想い出 |
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オバマ大統領の強いリーダーシップと指導力 |
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次期アメリカ大統領オバマ氏の多難 2008年11月6日 予想通り、8年間の共和党政権から民主党政権へ政権交代が決まった。長い共和党政権の後は民主党への政権交代というシナリオは、アメリカ政治史上何度も繰り返されてきたある意味お決まりの交代劇である。 今回の大統領選挙で注目されたのは、そのことよりも初の女性大統領か黒人大統領が誕生するのではということであった。万が一の場合大統領に取って代わる副大統領に共和党のマケイン候補が選んだ女性のお粗末さを考えれば、勝利の女神がオバマ氏に微笑んだのは当然の成り行きなのかもしれない。だが、まだ予断を許さない。確かに、経済的にも、政治的にも、どん底にあるアメリカを、アメリカ国民は変えて欲しい、再生させてほしいという思いで、人種という壁をも乗り越えてオバマ氏を選出した。投票場には長蛇の列ができ、3時間も4時間もその列に並んで待たされてでも投票したアメリカ国民の危機感と政治意識の高さを、あらためて見せつけられた気がする。確かに、日本のような間接選挙とは違い、国民が自ら直接的に大統領を選出できる直接選挙制ということもあるが、それでも日本国民と比較してアメリカ国民の方が、真剣に自国のことを思い、自ら政治に参加するという意識が高いことは間違いない。どん底にありながらも強い愛国心を発揮するアメリカ国民の在り様を、日本国民はもう少し見習わなければならないのではないか。 ハーフであるにしても、アフリカ系アメリカ人であるオバマ氏が大統領に選ばれた意味は、非常に大きい。彼は、「変革と可能性」(ChangeとYes, we can)という解り易い合言葉を有権者に唱えさせ、「私達」(We)を連発することによって一体感をアピールし、有権者の心を掴んだ。確かに、選挙で彼が勝ったこと自体も、変革であり、不可能を可能にするということを体現したといえる。非常に説得力があった。根強い人種差別の問題があるアメリカで、アフリカ系アメリカ人が大統領になれたということは、彼がいう「アメリカは白人のものでも、アフリカ系のものでも、ヒスパニック系のものでも、アジア系のものでもなく、アメリカ合衆国なのだ」ということを証明したことになる。そして、それこそが、アメリカ合衆国という国名の本来の意味なのである。そうやって考えると、オバマ氏が次期大統領に選出されたということは、非常に大きな意味がある。だが、まだ油断禁物だ。何故なら、彼の政権がスタートするのは、来年2月、そして、彼の大統領としての法的効力ならびに位置づけが確立されるのは12月15日である。それまでは、何が起こるかわからない。 民主党の予備選挙で接戦を繰り広げたヒラリー・クリントン女史が、副大統領に就任するかと思っていた。何故なら、副大統領の座につけば、大統領に万が一のことがあった場合、副大統領が大統領に繰り上がるからだ。ところが、蓋を開けてみれば、ヒラリーではなかった。ある意味当然といえば当然だ。同じ民主党とはいえ、激しく戦った相手である。いつ足を掬われるかわらかないのだから。だが、逆に、だからこそ手の内に入れてしまうという手もある。しかし、そうなると、色々なリスクが浮上する。大統領になにか不測の事態が起こった場合には、副大統領が大統領になるという決まり事も、オバマ氏にとっては大きなリスクになりかねない。副大統領本人が望まなくとも、一部狂信的な白人至上主義者達がテロを決行しないとも限らないからだ。そういう意味では、予備選挙の対戦相手が副大統領にならなかったことで、多少なりともそのリスクを軽減できたのではないか。 しかし、その法律の効力が発揮されるのは12月15日以降のことである。だとすると、それまでの間、オバマ氏の警護に万全を尽くしてほしいものだ。私の印象としては、当初感じていた不安感を、彼は選挙戦を通じ完全に払拭した。それどころか、彼への期待感が非常に高くなったような気がする。大きな魅力を感じられるようになった。彼が采配を揮うアメリカ合衆国を見てみたい気持にさせられた。是非とも、ケネディー大統領はじめ、キング牧師など、暗殺という最悪の暴力によって、政治を翻弄する力が彼らを押し潰した歴史を繰り返さぬよう、万全の警備体制を敷いて欲しい。そのことは、12月15に以降も、就任式までも、就任式後も、引き続き徹底してもらいたい。何故なら、オバマ氏は、本当に変革をもたらす大統領のように感じられるからだ。今、アメリカが変わらなければ、世界は変わらない閉塞感に包まれている。その閉塞感を打破できるのは、オバマ次期大統領だけではないかと思えるからだ。 過去の民主党政権下での外交を振り返ってみると、決して日本や韓国にとって好ましいものではなかった。強行で理不尽な対日政策は強化され、ジャパン・バッシングが繰り返された記憶が鮮明に残っている。確かに、オバマ氏も、選挙演説で、日本や韓国にあまり友好的でないような発言もしていた。だが、それは日本や韓国をバッシングしているのではなく、アメリカ国民を第一に考えた場合の話を彼はしていたと私は理解する。何故ならば、彼は、歴代大統領のなかで、最もアジアに近い大統領だと思うからだ。彼は、小学校の時代に4年間インドネシアで過ごしたという。また、生まれは、アジア系の人間が多いハワイである。今までの民主党政権のように、大西洋にばかり目を向けた政策に終始するということは、オバマ政権下ではないように思う。それが、彼のいう変革の一部であると信じる。 また、間違いなく中国を中心としたアジアの時代が始まったことは、どうしようもない事実だ。その現実を直視し、対応できる人、それがオバマ氏であるような気がする。また、テロ問題においも、ビンラディン率いるアルカイダやアフガニスタンのタリバンにしても、白人の大統領よりも黒人大統領であるオバマ氏に対しての方が、多少なりとも親近感を持ち、扉を開く可能性が高いようにも思える。その証拠に、FBIなどのテロ対策チームの多くの構成員が、アフリカ系アメリカ人だ。何故なら、万が一危機に遭遇した際、その方が、テロリスト達と交渉できる確率が高いからだ。確かに、肌の色などの理由によりテロリスト達の中へ紛れ込み易いという意味もあるのだが、それだけの意味ではない。 このように考えていくと、案外アメリカは運が強いのかもしれない。いや、運ではなく、アメリカ国民の政治意識と愛国心が高いことを意味しているのかもしれない。アメリカの現状を打破するために最も適した人物を、人種問題という大きな壁をも乗り越えて選出したのである。そのことは、誠に天晴れとしかいいようがない。 日本の現状も、予断を許さぬほどのどん底状態である。この閉塞感を打破することは、容易なことではない。例え政権交代が実現したとしても、日本を改革できるかというと、それは難しいような気がする。何故なら、自民党議員にしても、民主党議員にしても、愛国心と政治家としての意識が、アメリカ人と比較すると格段に劣っているからだ。そのことは、政治家にとどまらず、有権者である国民にもいえる。アメリカ国民を見習い、日本人ももっと真剣にこの国のことを憂い、慮ってほしいものだ。自分さえよければ、という考え方を捨て、もっともっと、政治意識を高めてほしい。国民の政治意識が高まらなければ、結局のところ何も変わらない。今こそ変革の時である。国民一人一人の意識も、それぞれが変革してほしいものだ。
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