書道家 晴山のひとり言

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晴山日和

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「父母未生」

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先月書いたブログに

古池や蛙飛びこむ水の音(芭蕉)

の「水の音」について芭蕉が聴いたのは耳からの音ではなく、

心でとらえた音であるという説がある。「水の音」は人間に

とって、はるか昔に生命というものを誕生させた「海の声」に

通ずるもので、人がこの世に誕生してくる以前に母の胎内で

聞いた羊水の音と同調するものであると書いた。

早速友人から「心に花を」山田無文著の一頁のコピーが送られてきた。

 仏頂禅師が芭蕉庵を訪ねた。
  「近日何の得る処ぞ」禅師が聞く
  「雨過ぎて青苔洗う」芭蕉が答える
  「如何なるか青苔未生以前の仏法」禅師が問う
  「蛙飛び込む水のおと」芭蕉直ちに反撥した。


これこそ天地未分以前の好消息、禅師は快く肯いて印可を与え、

「一心法界、法界一心」の書を授けられた。とそこに書かれていた。

 「父母未生以前」「天地未分以前の消息」は

天とも地とも我とも他とも、善とも悪とも意識が

分裂されない以前はどうであったか、無とか空ではない。

 「蛙飛び込む水のおと」であると芭蕉は開眼して

新しい俳句の道を樹立した。ここから導かれた芭蕉究極の絶唱は

 閑かさや岩にしみ入る蝉の声(芭蕉) である。

「心に花を」山田無文著を早速書店に注文し今手元にある。

 月花や四十九年のむだ歩き(一茶)

無駄であったと嘆じたのではなく、「むだ」ではない

本物の俳諧の道に踏み入らんとする一茶の決意の句であるという。

私も、書道を通じて、俳句を通じて無駄ではなかったという

人生をどこまでも歩いていきたい・・・。

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