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真保 裕一の小説を初めて読んだ。 実に面白かった。 奪取は1996年の作品。 今から12年前とは思えないくらい。けっして古びていない。 講談社の内容紹介によると 武器はニセ1万円札。復讐に挑む男の情熱。 友人のために始めた偽札づくり。涙と笑い、友情と闘いを描く傑作。 ヤクザの追跡を辛うじて逃れた道郎は、名前を変え復讐に挑む。だがその矛先は、さらなる強大な敵へ と向かい、より完璧な1万円札に執念の炎を燃やす。コンピュータ社会の裏をつき、偽札造りに立ち向 かう男たちの友情と闘いを、ユーモアあふれる筆緻で描いた傑作長編。予想もできない結末に思わず息 をのむ!! まず、最初は偽札ではなく、ATMから紙幣判別機(両替機)を奪取し、 読み取りにのみ通用する偽札を作る視点が、秀抜。 読み取りにのみ通用する1万円札なので、人が見ると一目瞭然で偽札だとわかる。 でも、両替機は騙されてしまう。この目の付けどころがいい。 その後、偽札に命をかけてるじじいが登場したり、口の悪い印刷屋の娘、偽造戸籍を売るあやしいおっさん、ヤクザなども登場して、話はどんどん面白くなっていく。 それにしても紙幣の印刷に関する記述が、これまたきめ細やかでほんとに偽札作れるかもって思ってしま う。というか、ほんとはむずかし過ぎていまいち理解できていないけど。 もしかして真保 裕一という作家は、緻密な設定をしないと納得できない人かもしれない。 それぐらい、紙幣の印刷描写が徹底している。 最後はニセ銀行まで作っちゃって、ニセ銀行員まで配置して ヤクザと大手銀行をほんとに騙せるんだろうかと思いつつ、ハラハラドキドキの展開。 ちょっとユーモアもあっての文庫本上・下の長編でした。
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初めまして (^_^)/
http://blogs.yahoo.co.jp/memberimpact1/MYBLOG/yblog.html?m=l
2008/7/8(火) 午前 0:07 [ - ]
ご訪問、コメントありがとうございました。
私は最初のATMを騙す偽札の部分が本当っぽくって一番楽しめました。
そのあとの本物の(?)偽札を作る部分は物語としては十分面白いですが、
ちょっとリアリティーを欠く気もしました。
2008/7/27(日) 午前 6:01
びぎなあさん
最初、ATMを騙す偽札に目をつけたどころはすばらしいですよね。
そのまま最後までひっぱるのかなと思っていました。
本物の偽札を作るための印刷技術の描写は、自分に理解力がないのでいまいちよくわかりませんでしたが。
真保 裕一の「ホワイトアウト」も今度読んでみようと思ってます。
2008/7/27(日) 午前 9:26
真保さんの作品はけっこう読んだのですが
この「奪取」が私は一番です^^
2008/8/12(火) 午前 0:18
晴子さん
まだ一冊しか読んでないのですが、本物のような徹底した描写は、真保裕一の特徴なんでしょうね。
2008/8/13(水) 午前 0:33
初めまして、真保裕一ファンのほいほいです。
奪取は凄く良い作品ですよね〜。お薦めの作品です。
2008/10/30(木) 午後 8:14
ほいほいさん
真保裕一さんはこの小説しか読んでませんが、
とても面白かったです。
「ホワイトアウト」も未読の本棚にあるんですが、
まだ読めてません。
2008/10/30(木) 午後 9:58