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川島雄三監督の1962年度作品。 原作 山本周五郎。 2008年8月30日、東京のフィルムセンターで観た。 解説によると・・・ 田舎の村に生きる人々の一風変わった生活ぶりを描いて評判を呼んだ、山本周五郎の名短編が原作。傑作をものしたいという一念で、三文小説家・私は浦粕(モデルは浦安)の漁村に当座の居を定める。芳爺さんと呼ばれる見知らぬ老人から青べか=青く塗った小さな船を無理矢理買わされた彼は、魅力的な若い女性・おせいをはじめ、村の個性豊かな面々と知り合ってゆく…。 デイズニーランドのイメージが強い浦安が、土地開発される前の時代のお話。 浦粕の村の猥雑とした人々のあっけらかんとしたエピソードをおかしく、面白く、時には抒情的に描いている。 特にぼろの青べかを売りつけるデカ声でハイテンションの東野英治郎が、とてもおかしい。 水戸黄門や「用心棒」の居酒屋の主人の静かな役とはまったく違ってて、びっくり。 こんな元気な東野英治郎を初めて見た。 三文小説家役は森繁久弥で、受けの役どころ。 またそれ以外にも、左幸子、_加藤武、_桂小金治、_市原悦子、 左卜全、_乙羽信子、山茶花究、_中村メイ子、_池内淳子などすごいメンバーも出てます。 もちろん川島雄三に欠かせないフランキー堺も、花嫁に逃げられる人のいい若旦那の役をやってます。 あらためて、この人の笑いのセンスが抜群だということを再確認しました。 最後、森繁久弥が橋を渡り、その横を連なるトラックが走って行くシーンは何故か不気味。
タイムマシンで昔の時代から現代の東京に戻るかのよう。 さらに、浦粕の村がもう無くなることをトラックの往来であらわしているのだろうか。 |

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コメありがとうございました。
私も最後のトラックのシーンは妙に印象に残りました。
川島監督は あの直前に森繁さんにわざわざ
道路を横断させていますから、やはり意図的なカット
なのでしょうね!
2008/8/31(日) 午後 6:06 [ さい ]
dtgkhxさん
音楽もどこか不気味でしたからね。
浦粕の村への決別?哀惜?よくわかりませんが。
2008/8/31(日) 午後 10:52
フィルムセンターですか。いいですね。
川島ファンでありながらまだ見れていない映画の1本です。わくわくするような出演者陣ですね。是非鑑賞してみたいと思いました。
2008/9/1(月) 午前 5:42
ヒッチさん
お腹いっぱいになるぐらい、すごい出演者でした。
申し訳ないような気持ちです。
私も3年前に東京に来て、映画ファンにとって東京は恵まれていると改めて感じているこの頃です。
2008/9/1(月) 午後 9:25
そうでした。フイルムセンターでご覧になっていたんですね。この記事を拝見してぜひ観てみたいと感じたことを思い出しました。川島喜劇他にも堪能したいですね。TBお返しです。
2009/3/26(木) 午後 8:08
ヒッチさん
あとお薦めは「喜劇とんかつ一代」ですね。大笑いです。
2009/3/27(金) 午前 0:03
今でも子孫は健在だし葛西で名残を感じられた
2016/5/2(月) 午後 11:43 [ こぜえむ ]
> こぜえむさん
はじめまして、でしょうか?山本周五郎さんの子孫のかたでしょうか。古き良き時代の匂いと郷愁、時代を飛び越えたような演出も独特です。
2016/5/5(木) 午後 11:36