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人のセックスを笑うな 監督:井口奈己 東京の目黒シネマで観た。 刺激的なタイトルとは違って映画のストーリーは、いたって普通の恋愛映画。 普通というと誤解されるが、とても面白い不思議な映画です。 まず、この監督の特色なのか、永作博美や松山ケンイチ、蒼井優など出演者のなんとも自然なふるまいにはびっくりした。 それに濃厚なストーリーなのにどこかおかしい笑いのシーンが随所に用意されている。 そうなのかもしれない。 自分が真剣になればなるほど他人から見ればどこかおかしいような。 あれ、どこかのレビューで同じこと書いたかもしれないけど、まあいいか。 音楽も全体的にほのぼのした牧歌調のメロディ。 自由奔放なユリに、みるめが恋をしてしまう。 でも、ユリには夫がいたのだ。 それでもユリはあっけらかんとしている。 ユリもどこかさびしいのだろう。 だから、みるめを誘った。 人はさびしいことを自分で漠然と感じながら日々生きているような気がする。 そんなことは、なかなか口に出して言わないから、悲しい生き物だということをおかしさの中で伝えてるようにも見える。 ただ、えんちゃんは言っちゃってますが。 で、自由奔放なユリは、夫である猪熊さんとどういう生活をしているのだろうか。 映画でみるかぎり、猪熊さんは包容力がありオープンで気さくな人だ。 その中で、猪熊さんがみるめにお菓子の食べ方の説明をするシーンは笑えた。 映画の本流からは全く関係ない話だけど、延々と写している。 こういう感性はたまらない。 もしかしたら、猪熊さんは奥さんが浮気をしていることを知っていてこんなに詳しく説明するのではないかと深読みしてしまう。 そういえばユリが浮気した夜も「人生は長いよ」とか言っていたよな。 もしそうなら、井口監督はただものではないぞ。 どちらにしろ、ユリは猪熊さんと離れることはないだろう。 インドもいっしょに行っている。 でも、どこかさびしいのだ。 永作博美が映画の中で歌う「ANGEL」を聴きながらこのレビューを書いてる。 いい歌です。 ストーリー・・・
19歳の磯貝みるめが通う地元の美術学校に、新任としてやって来た非常勤講師、猪熊ユリ。彼女の教室を足繁く通うようになったみるめだったが、ある日、彼女から絵のモデルを頼まれ、訪れたアトリエで2人は関係を持ってしまう。以来、すっかりユリに夢中のみるめ。 恋仲になるが、実はユリには夫がいた。 一方、彼に秘かな恋心を抱いていた同級生の女の子えんちゃんは、親しくするみるめとユリの姿を目撃して大きなショックを受けてしまう。 |

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井口監督の2004年作品「犬猫」今度早稲田松竹で
上映しますね。行こうかなあ…
2008/9/19(金) 午後 2:59 [ さい ]
dtgkhxさん
そうですね。私も気になってたんですが、新文芸坐で「アフタースクール」も観たいしな〜。
ちなみに明日、フィルムセンターで「ふくろうの河」を観ます。
2008/9/19(金) 午後 10:32
この映画をここまで理解するシーラカンスさんが、猪熊さん以上の包容力。
そうですね。猪熊さんがどんなにいい夫でも、埋められない何かはあるのかも。
2008/10/10(金) 午前 7:39
ちいずさん
ユりが家に帰ると、猪熊さんがすでに寝てて、どこか物足りなさを感じながら「ANGEL」を歌うシーンで埋められない何かを表しているように感じました。
猪熊さんの包容力もどうでしょうかね。
心の中ではドロドロかもね。
2008/10/10(金) 午後 10:01
もし、猪熊さんがユリの浮気に気付いていたら・・
あの優しさと裏腹に内心がちょっと怖くみえますね。。
信玄餅・・食べてみたいなぁ(^^)♪
2008/10/13(月) 午前 10:17 [ mak**u27i*lil ]
mak**u27i*lilさん
猪熊さんとユリの不思議な関係が、1番気になりました。
信玄餅でしたっけ、ほんと、食べたいですね〜。
2008/10/13(月) 午後 10:05
気恥ずかしいようなタイトルですので、未見です。いい年のおっさんが、DVDを借りるのも勇気がいるし、見ないでしょうね(笑)。ヘンなタイトルをつけるなといいたいですね(爆)。
2008/11/2(日) 午前 10:38
fpdさん
映画は、面白いという人と面白くないという人が結構分かれているようです。
ただ蒼井優を観るだけでもそれなりに楽しめると思います。
タイトルは自分はあんまり気にしなかったんですが・・・。
2008/11/3(月) 午前 10:46
この夫は妻の浮気に気がついていたように思います。でも、仕方なく許している。
妻の方もどこか後ろめたさがある。でもそんな態度を見せない・・・。
解釈を観客側に委ねている映画。TBお返ししておきますね。
2009/1/13(火) 午前 6:43
ヒッチさん
自分も気づいていると思います。
ユリは、猪熊さんではどこか埋められないものあり、さみしさを感じているんでしょう。
自分は観客側に委ねているとは感じませんでしたけどね・・・。
2009/1/13(火) 午後 9:44
はじめまして。
この頑な固定カメラで延々と撮られた役者たちの天衣無縫なパフォーマンスには、時を忘れて見入りました。
「退屈」とは対極の映画でした。
井口監督はただものではないですね、永作博美さんも。
記事を書きましたので、TBさせて下さい
2009/6/20(土) 午前 9:47 [ 8 1/2 ]
8 1/2さん
コメントありがとうございます。
はじめましてなんですが、お名前は他の人のブログでちょくちょくお見かけしていました。
おっしゃるように「延々」と写されるパフォーマンスは厭きないですね。私も好きです。自転車をこぐシーンとか、えんちゃんがギャラリーでお菓子を食べるシーンだけを映すとか。
よかったら、また覘きに来てやってください。
2009/6/20(土) 午前 10:17
↑上のコメントでは、忘れていましたが、見ないだろうといっていましたね(笑)。無駄のシーンかと思えるようなシーンが延々と続き、見ている方も、じっと我慢の子で付き合わされるわけで、こうしたゆったり感の映画は、感想も別れるでしょうね。
蒼井、永作の演技を見るだけでも価値がありました。
一番の見どころは、ユリがみるめ(名前がヘンですね)に、シャツを脱げ、ズボンを脱げ・・・というシーンですね(爆)。
19歳のみるめにしたら、恥ずかしいというのが、おそらく俳優としての松山も感じた(リアルな雰囲気で)とインタビューで言っていたようですね。見ている方も、どうなる・・・というスリル?を感じますね。あの時の、ユリのかけあいの言葉が、いいですね(笑)。
TBお返しします。
2011/4/30(土) 午後 10:58
fpdさん
それなりに意味があるシーンだとは思いますが。でもタイトルの割にヌードシーンは出てこない、違う意味で損をしている映画です。井口奈巳監督はこの後映画を撮っていなくて、どうしているんでしょうか、新作を期待したいです。
2011/5/1(日) 午後 8:55
自由奔放な永作が魅力的ですね。
永作ありきの役でしたね。(年齢不詳)
TBします。
2012/4/6(金) 午後 7:58 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
一筋縄ではいかない永作の魅力ですね。女性監督の視点が面白い映画でした。
2012/4/7(土) 午後 11:39