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「オロロ畑でつかまえて」に登場したユニバーサル広告社がヤクザ小鳩組からイメージアップ戦略であるCI制作を依頼され、その小鳩組とすったもんだの大活躍?をするユーモア風小説。 荻原浩さんの作品は「僕たちの戦争」「誘拐ラプソディ」「ハードボイルド・エッグ」「さよならバースディ」「オロロ畑でつかまえて」 を読んでいるが、特に「笑い」の要素を含んだ小説が気に入ってます。 この小説でもシンボルマーク、スローガンといった小鳩組へのプレゼンや小鳩組「任侠展」イベントのハチャメチャなくだりは笑えます。 相変わらず登場人物のキャラクターは強烈で面白く、人間味のあるエピソードがちりばめてある。 ユニバーサル広告社では、小心者でたこ焼き焼くのがうまい石井社長、パンクロッカー村崎、アルバイトの猪熊(後半とんでもない秘密が発覚)、そして主人公のアル中でバツイチの杉山。 小鳩組では、シンボルマーク「鳩のピーちゃん」が好きな小鳩組長、元革マルの鷺沢、宣伝部 長の憎めない河田、5キロ15分で余裕の走りの勝也。 でも、なんといっても今回の一押しのキャラは、杉山とは別居中の小2の娘、早苗。 愛嬌があり、ボーイッシュでサッカーが好きで、お昼の奥さま劇場「愛のシュラ」のキョウコさん、カオルコさんのモノマネが好きで「ほぉほほほほほおぉ」と叫んで踊ったりしたりする面白いヤツ。 それに、今のカビゴン似の父ちゃんより元の父ちゃん1号が好きなんです。 その杉山が、アル中が原因で離婚しまったことや元妻の乳がん手術を思いやり、娘との決別などを思いめぐらせながら、最初は小鳩組の宣伝のためにマラソンで走るが、最後は娘にいいところを見せようと頑張る姿にジーンときてしまった。 「がんばれ父ちゃん、オオオッオオオッ」が、「グッバイ父ちゃん、オオオッオオオッ」に変わるのは、ちょっと辛いな。
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こんにちは。
「オロロ畑でつかまえて」は読み、この本は入手はしていて未読の本棚に入っています。
「オロロ〜」も面白かったですが、この本も面白そうですね〜
私も荻原さんの作品は、ユーモアのあるもののほうが好きです。けっこう笑わされますよね。
2008/10/26(日) 午後 3:16 [ とくだ ]
はじめて聞く作品であります。
ちょっと本屋さんで探してみようかな?と思います。
2008/10/26(日) 午後 4:07 [ MizukaNagamori ]
platinumschoolさん
荻原さんの「笑いのセンス」は好きですね。
私は未読の本棚で「神様からひと言」「噂」があります。
2008/10/26(日) 午後 10:06
Mizukaさん
もし「オロロ畑でつかまえて」を読んで面白いと思われるなら、この本も、ぜひお勧めです。
2008/10/26(日) 午後 10:08
クライマックスの杉山が走るシーンは感動的でしたよね〜。それまでが軽いノリだっただけに、意外な感動シーンが隠されていて嬉しくなりました。杉山と早苗ちゃんの関係がとても好きでした^^こちらからもTBさせて頂きますね。
2008/10/27(月) 午前 0:30
べるさん
早苗ちゃんの一言、「愛のシュラ」キョウコさんのセリフ「幸せは比べるものじゃないわ」「不幸は比べることから始まるのよ」にドキッですね。
2008/10/27(月) 午後 9:43
「オロロ」に比べ、分量がすごく多いので驚きました。でも、中身は荻原さんらしいハートフルな作品でラストシーンには思わずもらい泣き。早苗は可愛すぎです(≧m≦*)
勝也みたいな子が道を外さないようにと願ってやみません。
トラバさせて下さいね(*・∀-)☆
2008/11/26(水) 午前 10:20
金平糖さん
「ユーモア」と「情」のバランス感は、荻原さんらしいですね。
勝也はまともに生きてほしいと思うほどイイヤツなんですけどね。
2008/11/29(土) 午前 0:09
はじめまして、今更ながらコメントさせて頂きます。なかよし小鳩組めっちゃおもしろかったです。特に杉山と早苗の掛け合いは最高です!!
2009/2/13(金) 午前 1:40
ひろきさん
杉山と早苗は、よかったですね〜。
笑いと涙のバランス感覚のよい小説は、荻原浩の真骨頂ですね。
2009/2/13(金) 午後 10:28
タイトルに思いっきり騙される作品ですよね〜^^どれだけ温かい保育園(もしくは幼稚園)が出てくるのかと思いきや・・・。まさに荻原さんの技にやられる作品でした(もちろんタイトルだけでなく内容も含めてです)。TBさせて下さいね。
2009/3/11(水) 午後 11:13
紅子さん
そうそう、最初は私も幼稚園ものだと思ってました。
笑いと人情ものの絶妙なバランスは荻原さんの独断場ですね。
2009/3/12(木) 午後 9:00