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27人+1匹の登場人物と動物。 これだけの登場人物と動物が時間の経過とともに断片的に徐々に物語が展開していく。 ロバート・アルトマンの映画風に、これはなかなか面白そうな予感がした。 彼らがどう絡み合い、どう絡み合わないのか、興味津々、と思いながら。 後半になるにつれ、劇画調なおもむき、ドタバタ風な展開になり、ちょっと嫌な予感。 結局、筒井康隆のような支離滅裂&滅茶苦茶な風でもなく、荻原浩のような「笑い」の要素も中途半端で、「泣き」どころもなく、登場人物の掘り下げもなく、無事大団円で終わった。 それなりには面白いのだが、何かが物足りない。 予想もしない展開を期待しすぎたのが悪かったのかもしれない。 次の恩田陸小説に期待することにしよう。 あらすじ・・・
7月のある蒸し暑い午後、営業成績の締め切り日を迎え色めき立つ生命保険会社から、差し入れ買い出しのためにOLが東京駅に向かって走りだす。ここを物語の出発点として、ミュージカルのオーディションを受ける母娘、俳句仲間とのオフ会のため初めて上京した老人、ミステリーの会の幹事長のポストを推理合戦によって決めようとする学生たち、従妹の協力のもと別れ話を成功させようともくろむ青年実業家、訪日中のホラー映画監督など、さまざまな人間が複雑に絡みあうなかで、物語は日本中を揺るがす大事件へと発展していく。 |
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こんにちは。
この本、ドミノのようにあっという間に読めました。
私は、この本を読んで、恩田さんって本当に幅広い人なんだなあと思ったんですよね。
2008/12/19(金) 午後 5:13 [ とくだ ]
プラチナさん
恩田さんの本は「ユージニア」から2冊目で、前作のイメージが強く、今回はとてもシンプルすぎて、逆にちょっと意外な感じでした。
2008/12/20(土) 午後 7:58
物足りなかったですか?私は恩田作品の中では本書は好きな部類です。恩田さんには珍しいパターンの作品ですよね。
トラバさせてください。
2009/1/4(日) 午前 11:22
金平糖さん
恩田作品は2作目なので、恩田さんの傾向はよくわかりませんが、どうせドタバタ風にするんなら、もっと徹底的にしたほうがよかったんでは・・・。
2009/1/4(日) 午後 10:32