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椿三十郎 1956年にオープンした新宿コマ東宝劇場が今年の12月31日で閉館する。 最近のシネコンブームや新宿コマ劇場の老朽化が原因のようだ。 申し訳ないが、東京に来て3年半なので、あまり思い入れはないが、 また1つ映画館が無くなることには寂しい。 初めてこの映画館に訪れた。 定員586人、久しぶりに大きなスクリーンで観れたことに満足。 さよなら興行と銘打って、東宝の歴代有名映画12作品を年末までワンコインで上映。 結構若い人も多かった。新宿ゆえか。 話は戻って、言わずもがな黒澤監督のエンターテイメント満載の1962年度映画。 観るのは3回目だと思いますが、それでも、さすがお見事でした! なにせ、脚本(黒澤明、菊島隆三、小国 英雄)がすばらしい。 アクションに笑いの要素も採り入れ、計算されたある種のコンゲームのようなストーリー。 家老の奥方と娘の提案をしぶしぶ受け入れ、つばきを流すことになるが、その色までみごとに使い切るなんてすごい。 黒澤作品は意外と長まわしが多いと思っていたが、この映画はテンポがよかった。 左右画面いっぱいの人物配置の構図も計算されている。 佐藤勝の音楽もダイナミックで相乗効果バツグン。 入江 たか子、小林 桂樹、伊藤 雄之助のしぐさ、セリフには、笑いが起きてた。 入江 たか子と団玲子の親子ののんびりした風情と椿三十郎のギラギラ感の使い方が対照的で面白い。 入江 たか子で思い出すのは、「時をかける少女」のおばあさん役が印象に残る。 今回気になったのは、椿三十郎が人を斬ることに後悔していることを感じた。 若侍たちが捕まったため、逃すために大殺戮をする。 そのあとで、若侍たちをぶんなぐる。 室戸半兵衛を殺しあと、加山雄三が「お見事」を言ったことに対して「バカヤロー」と言い捨てる。 人を殺したことのない者の軽さを叱咤する。 それにしても、ラストの決闘での血しぶきを、なぜやろうと思ったんだろうか。
その時代の要請だろうか。 ちょっとやりすぎなような気がするが、見世物的なものがほんとは黒澤監督は好きなんだろうか。 |

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ユーモアと人間くささを上手に取り入れていたと思います。やりすぎくらいの演出が後世まで残る名シーンと語り継がれる。黒澤のエンターテインメントを確認できる一篇ですね。TBさせてください。
2008/12/24(水) 午前 6:22
ヒッチさん
この映画、娯楽映画では1級品であることを改めて実感しました。
すばらしい脚本と映像です。
2008/12/24(水) 午後 9:53
ぼくも、この映画何度見たことか。
『用心棒』も好きですが、それよりも軽いこちらの方がもっと好きです。
そうですか、コマ東宝もなくなりますか…。
2008/12/26(金) 午後 4:58
ぴんじょんさん
コメントありがとうございます。
自分も「用心棒」より「椿三十郎」が好きですね。
改めて観て、この映画のすごさを実感しました。
ぴんじょんさんは、コマ東宝になにかしら愛着がおありのようですね。52年前にできた老舗だったんでしょうね。
2008/12/27(土) 午前 9:54
黒澤映画の中でも「椿三十郎」は、お気に入り上位にあり、5回以上は見ていると思います。リメイクもありましたが、脚本が同じで、セリフも同じでしたね。オリジナルには及ばなかったですね。
2008/12/30(火) 午前 2:12
fpdさん
先日TVで途中から観ましたが、ほぼ同じセリフで不思議な感じでした。織田裕二なんか、三船敏郎をかなり意識してましたね。まあ当たり前でしょうけど。まあ、オリジナル「椿三十郎」を超えるのは至難の業でしょうね。
2008/12/30(火) 午前 11:57
“室戸半兵衛を殺したあと、加山雄三が「お見事」を言ったことに対して「バカヤロー」と言い捨て、人を殺したことのない者の軽さを叱咤する場面”。
また奥方の「本当にいい刀は鞘の中に入っているものですよ」と言うせりふなど、殺陣を売り物にした時代劇ではないと言う所が良かったですね。
私もラストにはちょっと抵抗がありました。でも、子ども時代にこの作品を見たという夫はあの血しぶきの場面だけ鮮明に覚えていたと言いました。…時代の要請だったのかもしれませんね。
2009/4/3(金) 午前 10:29
alfmomさん
言葉を返すようでなんなんですが、殺陣を売り物にしていると思いますよ・・・。ラストは何はどうあれ絶対忘れられませんね。
2009/4/3(金) 午後 11:29
シーラカンスさん、お言葉を返されても仕方ない表現でした。見事な殺陣ですよね。
文字で気持ちを表現するのは、難しいですね。
人を斬ることを「美しく見せること」に主眼が置かれた時代劇ではなかった、と思ったのでした。
2009/4/4(土) 午後 4:11
alfmomさん
重箱の隅をつつくようなこじゅうとっぽい指摘、すいません。
alfmomさんがおっしゃりたいことは伝わりました。
椿三十郎は人を斬ることが好きではなく、しかたなく斬っていることだということですよね。
2009/4/5(日) 午前 0:03
これは黒澤時代劇では一番好きな作品です。人物造形、迫力、ユーモア、どれをとってもエンターテイメントとして完璧だと思います。
TBさせて下さい。
2010/10/2(土) 午後 10:46 [ あきりん ]
あきりんさん
まったく同感です。面白さ満載の大娯楽映画でした。やっぱ映画は楽しくなくっちゃね♪
2010/10/3(日) 午前 0:02
明らかにラストの血飛沫はデフォルメされていますね。でも、あのシーンがなければ・・・・または、普通の血飛沫なら?と想像するとやはりあのシーンは正解だったような気がします。
なんにしても名作!!!
TBおかえししますね(^^)
2010/12/29(水) 午後 5:04 [ POCHI ]
POCHIさん
そうなんですよね、ラスト、二人が動かない緊張感にはしびれました。その流れを超えるためにはこれしかなかったような気がします。
2010/12/30(木) 午前 8:52
若大将と青大将が黒澤作品に出てくる、これだけでオモロインですけれど。。。
よく、床の下(モチ、黒澤監督のお好きな年輪出ている床)に、あれだけの若衆が隠れおおせたですね。
ラストの「ポンプ」使った血飛沫の演出、マスコミは”どうやって撮影したんだろう”てちょっとした話題になりました。
2010/12/30(木) 午前 9:55 [ moemumu ]
moe*u*uさん
若大将シリーズっぽい雰囲気もありますね。ラストシーン、自分も最初見たとき、どうやって撮ったんだろうと思いました。よく思いつきましたネ♪
2010/12/31(金) 午後 2:05
全体のんびりした時代劇であ〜おもしろかったという最後の最後で
あの決闘!黒澤ツーの方々は秘められた部分まで読み解かれますが
僕などは単純にうまく作ってるな〜程度でしか見れませんがおもろかったです。TB&ぽち
2011/11/10(木) 午後 9:40
ポニーさん
素直に面白い映画でした。ラストの見世物も緊張感があってゾクゾクしました。映画ですね。
2011/11/12(土) 午前 9:44