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冒険者たち 1967年度作品。 監督:ロベール・アンリコ 脚色:ロベール・アンリコ、ピエール・ペルグリ、ジョゼ・ジョヴァンニ 音楽:フランソワ・ド・ルーベ 出演:アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス 2008年12月27日、ジャン=リュック・ゴダール映画の口直し?(ゴダールファンには怒られそう)に、新宿のK's cinemaにて。国内最終上映という謳い文句にも、これは観なければと。 大昔、TVで何回か観たが、改めて映画館で初めて観た。 青春映画って、昔、大感動したものが、改めて観ると、稚拙で粗ばかり見えてそれほどでもないことも、ままある。 今回ちょっと、心配していたが、素直によかった。 この映画に感動できる自分に、どこかほっとした。 アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカスの3人のほろ苦い映画。 だまされて凱旋門をくぐり永久免許停止になるアラン・ドロン、スピードレースのエンジン開発に失敗したリノ・ヴァンチュラ、前衛芸術の個展を開きブーイングを浴びたジョアンナ・シムカス。 夢に挫折した3人が、ふとしたきっかけでコンゴの海に眠る財宝を探しに行く。 ほんとは彼らは、財宝を見つけるつもりはなかったのに、見つからなくてもよかったのに、運悪く、見つけてしまう。 ここからすべての歯車が狂う。 財宝を狙っていたギャングにレティシア(ジョアンナ・シムカス)が殺されてしまう。 アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラは、レティシアが好きだった。 死ぬ前にレティシアは、リノ・ヴァンチュラに一緒に暮らしたいと告白していた。 リノ・ヴァンチュラは戸惑っていた。 2人は、レティシアを海に埋葬する。ここは、ちょっと人形バレバレなのでちょっと興ざめですが、ささいなことです。 2人は、レティシアの故郷の親族に財宝の分け前を届けに行き、 レティシアが生前に住みたいと言っていた海に浮かぶ要塞に出会う。 アラン・ドロンは、パリに戻るが派手な振る舞いにギャングに目をつけられ、 海に浮かぶ要塞での銃撃戦で殺される。 アラン・ドロンが死ぬ間際、リノ・ヴァンチュラが言う。 「レティシアはお前と暮らしたいと言っていたぞ」と。 アラン・ドロンは「この大嘘つき野郎」と笑いながら死ぬ。 「切ない」夢、友情、恋ということばが、ぴったりの映画。 レティシア役のジョアンナ・シムカスは、ちょっと大胆で、ちょっと憂いがあり、とても好きな女優さんでした。 アラン・ドロンは向こう見ずな若者を、リノ・ヴァンチュラは大人の振舞、子供好きなやんちゃな中年を、2人とも好演している。 今回改めて観て、レティシアはユダヤ人であり、小さい頃、両親はドイツ人に連行されていたことがわかった。 どこか「甘さ」が残るフランス映画だが、人は好きなものはどうしようもないようだ。 映画館を出ても、フランソワ・ド・ルーベの例の切ない音楽を口ずさんでいる。
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ツナさん
コメントありがとうございます。
2008/12/31(水) 午後 8:36
user tさん
海に浮かぶ要塞での銃撃のシーンは、特に印象に残りますね。
どこか「甘い」映画なんですが、私にはお気に入りの映画です。
2008/12/31(水) 午後 8:41
宝探しの物語。いいですね。久しぶりでもちゃんと感動できる作品というところに納得です。私も劇場鑑賞したいです。
今年もよろしくお願いします。
2009/1/4(日) 午前 7:21
ヒッチさん
素直に、感動できたことに感謝です。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
2009/1/4(日) 午後 10:12
これを劇場で鑑賞されたなんて、うらやましい限りです。
俳優も音楽も風景も、全部良かった…
でも何といっても一番良かったのは、ジョアンナ・シムカアスの憂いある美しさ。
同じ感動が味わえて、嬉しく思います。
TB有難うございました。
2009/4/13(月) 午後 10:58
alfmomさん
レティシアのジョアンナ・シムカスが大好きでした。シドニー・ポワチエと結婚したんでしたよね。
私も同じ感動を共有できて、とてもうれしいです。
2009/4/15(水) 午前 0:28
もう〜〜これたまりません。大好きです。
アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカスの3人の組み合わせがいいですよね。
ラストの”うそ”も最高。
5年も前の記事なので申し訳ありませんが、TBさせてくださいね。
2010/10/2(土) 午後 11:01
Cartoucheさん
いいですよね〜、この映画。アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス3人とも素晴らしいです。リノ・ヴァンチュラとアラン・ドロンのラストのセリフ、お互いを思いやる友情に感動します。いい映画です。
2010/10/3(日) 午前 0:10
これは良かったですね〜。
冒頭レティシアのシーンで流れる音楽をホンワカと聴いていたのだけど、終ってみれば仰るようにもの寂しく憩えます。
青春の輝きと儚さを感じるとても好きな映画でした。
こちらからもTBさせてくださいね。
2010/11/15(月) 午前 2:42
pu−koさん
よかったですね。ジョアンナ・シムカスに流れるレティシアのメロディも素敵でした。男二人と女の友情とプラトニックな恋、冒険と挫折、まさに青春ですね〜。
2010/11/15(月) 午後 9:53
色褪せる映画の多くはその時代ならではの社会背景が色濃いものですね、そして人間を描いてないもの
この映画のように男女また男の友情描く映画はいつの時代に見ても共感できます 素晴らしい一本でした
TBしま〜す
2010/12/2(木) 午後 5:38
ポニーさん
コメントありがとうございます♪
よく考えると甘さが残る映画なんですが、この甘さがはいつの時代に見ても共感できる映画になっているのかもしれませんね。甘くてほろ苦い青春映画です。
2010/12/2(木) 午後 11:27
こんにちは。毎度、コメント&TBありがとうございます。
>フランソワ・ド・ルーベの例の切ない音楽を口ずさんでいる。
そうなんですよ。この映画を見た後は、あの甘く切ないメロディーが
ずーっと頭に残っているんですよね。構成としては難しいところを
うまくまとめた秀作です。それにしてもジョアンナ・シムカスが
美しすぎる。
2011/1/27(木) 午後 2:47 [ daw**e86 ]
daw**e86さん
いいですよね〜。ジョアンナ・シムカスは小さな頃に両親がナチスにつれていかれたから、リノ・ヴァンチュラのような父性本能にあこがれたのかもしれません。フランソワ・ド・ルーベのメロディが切なすぎます。ジョアンナ・シムカスも最高ですね♪
2011/1/27(木) 午後 11:25
ジョアンナ・シムカスが最初に出会ったのは、リノ・ヴァンチュラでしたね。そして彼の車に同乗してドロンにあった。
三人の関係がいやらしくなく、とても素敵な三角形でした。フランス映画は三角関係を描くのが上手ですね、「突然炎のごとく」みたいに。
2013/4/17(水) 午後 10:25
トリックスターさん
三角関係でも、自分がという自己主張しない友情が根底にあるから爽やかな映画になっていますね。この映画の良さが増してきます。おっさんになったせいでしょうか。「突然炎のごとく」はまた違った劇場型の三角関係ですね。
2013/4/18(木) 午後 11:28
独特の雰囲気の音楽と(これがまた印象に残る)、前半の3人のお茶目な感じ、
子どもっぽい自由奔放な感じが好印象ですね。
反面、後半の銃撃戦とか、暗くなりがちな展開はちょっと残念でした。
どうせなら、宝物も何もなくてもいいから3人で幸せに余生を
送れるようなハッピーエンドが良かったなぁ〜〜〜と思う私でした(笑)
2013/5/16(木) 午前 2:06
エルザさん
この映画は私より上の世代にとって神格化された映画といっても過言ではないでしょう。青春の優しさと甘さ、皮肉さと挫折、すべてがこの映画に込められているように思います。それにしてもジョアンナ・シムカスはよかったな〜。もう一度「午前10時」で観たい。
2013/5/16(木) 午後 11:04
夢を持った3人、見ている方はその夢を叶えて欲しいと思いながら見てしまうし、そのために財宝を手に入れたと思ったら。
世の中そう甘くは無いんですね。
ラストカットが印象的でした。
こちらからもTBお願いします。
2016/10/18(火) 午後 2:19
> atts1964さん
三人はほんとは財宝は見つからなくてもいいと思っていたのだと思いますね。そこから友情が崩れていきますね。あまりに切ない。
2016/10/19(水) 午後 11:23