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2004年度作品。 (「BOOK」データベースより) 興信所の調査員・宮本と20歳の東大生・加奈は、浪人生・昌史を東京芸大に受からせるため、大学入試センター試験で完璧なカンニングを実行する。しかし、カンニングは露呈し、宮本は職を、加奈は学籍を失った。彼らを嵌めたのはカジノのオーナーで砥川組組長の息子・沢田。宮本、加奈、昌史、そして昌史の父で元港区会議員の西村は復讐のため、沢田と10億円を賭けたポーカーの勝負をする。入念なイカサマを仕掛けた4人は、絶対に負けるはずがなかったが―。名画「スティング」を超える驚愕の大仕掛け。奇跡のラストが待っている、痛快至福のエンタテインメント小説。 それなりには面白い小説でした。 ただ『名画「スティング」を超える驚愕の大仕掛』のコピーは、ちょっと大袈裟。 というか、「スティング」に対して恐れ多いのでは。 というか、ラストのトリックはちょっと無理があるように思えた。 ネタバレになるので、書けないが、このトリックでは従業員とか誰かが気がつくはず。 そういう意味では、痛快感が物足りないかな。 さらに569ページの分厚さの割に、登場人物の掘り下げが薄いような気もする。 登場人物が少ないので、もっと紆余曲折な話がありラストのポーカーゲームへ一気呵成に突入するのかと予想していたが、意外と何もなくあっさりとゲームが始まってしまった。 それでも、1対1のポーカーゲームの臨場感はなかなかの見もの。
カジノのオーナーで百戦練磨の沢田と真っ正直もので元港区会議員の素人西村との丁々発止のやりとりが面白い。 攻撃的なセリフを発する沢田に対して、受け身でただ耐え忍ぶ西村の対極的な2人の構図が印象に残る。 |
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