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ぐるりのこと。 2008年度作品。 2009年2月11日、新文芸坐にて。 脚本:橋口亮輔 出演:木村多江、リリー・フランキー、倍賞美津子、寺島進、加瀬亮、新屋英子、片岡礼子、
新井浩文、江口のりこ、柄本明、寺田農
心に沁みわたる映画でした。それに、生きていくことにどこか希望がもてるんじゃないかと感じさせてくれた映画でもありました。 8年間にわたる夫婦の話。 妻(木村多江)は物事をきっちりしないと気が済まないタイプ。 彼女は子供を授かったが、生まれてから死んでしまう。 そこから、彼女は少しずつ心を病んでいく。 泣きじゃくりながら妻は、「子供が亡くなったことをどう思う」と夫(リリー・フランキー)に聞く。 「残念に思う」と答える夫。 その言葉に、「私が死んでも残念と思うの」と妻が泣きながら怒る。殴る。 夫は「俺、そういう言葉、苦手なんだよ」 そして、二人は抱き合い、夫がキスをしようとする。 「キスしようと思ったけど、お前鼻水だらけだ」 このシーンは大好きだ。 きれいなラブシーンではなく、鼻水を出すことで、より自然に感じることができた。 妻が立ち直れたシーンでもあった。 二人にようやく光が見えた瞬間でもあった。 木村多江もリリー・フランキーもなんて自然な演技なんだろう。 リリー・フランキーなんて、最初はただ単なるスケベなオヤジだと思っていたのに。 物事をきっちりしないと気が済まない妻は、夫の「ことば」がほしかった。 だから、夫の「好きだ」という「ことば」に救われた。 どこかのほほんとしているが、彼は、逃げてはいない。 死んだ親父からも、妻からも。 法廷画家として見た法廷の人たちからも。 逃げずに、すべてを受けとめることができるから、
そこから希望が見えてくるのかもしれない。 すばらしい映画だった。 |

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役者としてのリリー・フランキーをこの映画で初めて見ました。不思議な独特の雰囲気をもっていますね。木村多江も自然な演技が大変良かったと思います。TBさせてくださいね。
2009/2/18(水) 午前 6:03
ヒッチさん
去年の映画では、自分のベスト1だと思います。
リリー・フランキーも木村多江も、全く不自然なところがなく、映画全体の流れの中でこんなに感動する映画はめずらしい。
2009/2/18(水) 午後 10:11
記事に書かれているシーン(鼻水云々の台詞)は僕も好きです。
木村多江はもっともっと評価されるべきではないかな〜と、少々不満ですね。
トラバさせてもらいますね。
2009/2/21(土) 午後 6:34 [ - ]
YAZさん
おとついの日本アカデミー賞で、木村多江は最優秀主演女優賞を取ったので、この映画でのがんばりが評価されたんだと思います。
素直にうれしかったです。
2009/2/22(日) 午前 11:54
木村多江、リリー・フランキーの自然体の演技は、まるでドキュメンタリーのようでもあり、
より実感が伝わってきましたね。夫婦を描いた作品の中でも、映画史に残る1本かと思います。
2009/2/23(月) 午前 0:14
ふぁろうさん
コメントありがとうございます。
木村多江、リリー・フランキー2人とも映画であることをあまり感じさせない自然な演技は、すばらしいの一言でした。
私の映画史に残る1本であることは間違いないです^^。
2009/2/23(月) 午後 9:26
TBお願いします。
2009/3/27(金) 午前 0:01
もっさんさん
リリー・フランキーも自然体でこの映画にはぴったりでした。
2009/3/27(金) 午前 0:21
重い題材でしたが・・・何気ない夫婦の会話が心に沁み渡る良質なドラマ。鼻水シーンも美しく
どんな時も切れることない夫婦の絆も素敵で、幸せの意味を感じる作品でした。
トラバお願いします!
2009/4/9(木) 午後 8:33
くるみさん
一応、★がついているものが最上級絶賛という意味です。
それぐらい、感動しました。
強い人間の映画を観てもあまり感動できませんが、弱い人間ががんばっている映画にはどこか思い入れしたくなります。
2009/4/9(木) 午後 10:34
鼻水のラブシーン、ほんとに良かったですね。様々なシチュエーションがとても自然で、“現実的”でした。
TB有難うございました。
2009/5/17(日) 午後 8:53
alfmomさん
心に沁みわたる映画でした。人はやっぱり人とのつながりの中で生きていけるんだと感じましたね。
2009/5/17(日) 午後 10:44
「逃げない」人って、実はめったにいないんじゃないかと思う。
だからカナオはすごいと思う。
「逃げない」ことのすごさをしみじみと考えさせられた映画です。
2009/6/8(月) 午後 3:22
さわらびさん
そうなんですよ、めったにいないと思います。自分なんて逃げてばっかりで、嫁さんにいつも怒られてます(笑)向いあわないといけない、とは思うんですが。すいません、自分のことばっかり書いてしまって。
2009/6/8(月) 午後 10:22
リリーさん、役柄が合っているのかすごく自然体で、意外にもカッコよく見えてしまった。関係が近ければ近いほど『言葉にしなくても察してくれる』と思いがちだけど、言葉にする必要は高いのだと思います。二人だと喜びは二倍、悲しみは半分とはよく言ったものですよね。
トラバ返しさせてくださいね(*^^*)
2011/9/5(月) 午後 1:16