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2008年度作品。 2009年2月11日、新文芸坐にて。 脚本:阪本順冶 出演:江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、塩見三省、鈴木砂羽、豊原功補、佐藤浩市 この映画をどう見たらいいのか悩みながら、スクリーンに向かっていた。 映画があまりに生々しく、残酷な題材だからだ。 さらに、架空の国の設定ではなく、タイということが明確に出てくる。 ということは、これは実際に起きたことを映画にしているのか。 それなら、その現実に対してのメッセージとして受け止めなければいけないはず。 しかし、これは映画であって、あくまでもフィクションのはず。 ドキュメンタリーではないはず。 自分の中で困惑しながら、映画は終わった。 もし、これが現実に起きていると考えてしまうと冷静に客観的に観ている自分がいた。 子供が大人の犠牲になることはつらく、許し難い。 当たり前の話だが、大人が子供を守るべき社会でないといけないと思う。 そんなきれいごとを言っても、貧困社会では何も解決しないかもしれない。 でも、私にはこれぐらいしか書けない。 最後、子供の売春宿が摘発され犯罪者がつかまり、ハッピーエンドで終わると思ったあと、 江口洋介の闇が明らかにされる。 「偽善者」ということばが、日本人=自分に突き返されたように感じた。 あらすじ・・・
日本新聞社バンコク支局で、幼児人身売買を取材する記者、南部は、日本人の子供がタイで心臓の移植手術を受けるという情報を得る。知人に金を握らせ、臓器密売の元仲介者に接触した南部は、提供者の幼児は、生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実を知る。取材を続ける南部は、ボランティアの少女、恵子と知り合う。純粋すぎてすぐ感情的になる恵子に苛立つ南部だが、善悪に対する感覚が麻痺している自分を恥じてもいた。 |

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少なくとも幼児売買春という問題に目を向けた点、それを映画化した点が特筆に値しますね。
映像的には目を覆いたくなるシーンもありましたが、製作者の意欲が伝わってくる作品でした。
2009/2/26(木) 午前 0:53
昨年なぜだが気乗りしなくて劇場鑑賞を見送りました。いずれレンタルで観るつもりです。
2009/2/26(木) 午前 6:15
ふぁろうさん
阪本順冶監督の映画は骨太の映画が多く、いつも注目している監督です。おっしゃるようにこのような毒がある映画を作る製作者の意気込みには脱帽です。
2009/2/28(土) 午前 11:51
ヒッチさん
問題作であることには間違いないです。
お薦めします。
2009/2/28(土) 午前 11:59
阪本監督の作品はよく見るが、これは最低の映画。
まず、タイで日本人が心臓移植を受けた事実はない。そして、児童買春はタイでは殆ど不可能、罪は重い。売春に行く日本人は多いだろうが、それ以上に現在は韓国人や中国人の売春が問題になっている。
要するにこの映画は日本人を悪者に貶めるだけでなく、タイ人をも侮辱した悪質なプロパガンダ映画と思われた。
2009/6/14(日) 午後 1:30 [ 真実は ]
そうであるなら、ちょっと考えざるをえません。阪本監督作品はいつも期待していたんですが。
2009/6/14(日) 午後 10:56
・・・現実を告発する映画ではないの?
2009/6/23(火) 午前 0:32
ちいずさん
もしかしたら、タイではないかもしれません。もしそうであるなら、監督の意図はよくわかりません。でも、中国でも日本人の心臓移植の記事があったので、そのテーマ性に揺るぎはないと信じたいです。
2009/6/23(火) 午後 9:28