|
最近、ミステリーに傾いています。 2004年作品。 関西人としては、「どこが事件やねん!」と突っ込みたくなるようなストーリー。 盗まれたポシェット、高尚な2枚の絵の謎、おいしいココアの作り方の謎、栄養ドリンク瓶落下事件、そして最終章がほんとの事件らしい不正免許詐欺事件。 最終章以外は、あまりに些細な事件のため、あきれ返ってしまう。 もうひとつの特徴は、2人の高校生が小市民を目指していること。 過去に探偵気取りで頼まれてもいないのに犯人捜しをして結局喜ばれない結果となったらしい。 その時のうしろぐらい傷を負っているため、探偵のように犯人探しはしないこと、目立たないことを肝に銘じている。 そのため、2人の抑圧された気持ちや態度が、読み手をいらつかせ、謎解きをしてもスッキリせず、ストレスを感じてしまう。 青春探偵ものといいながら、謎解きしたくない探偵とは不思議な小説だ。 ようやく、最終章で女子高校生の小佐内さんが暴走した。 この小佐内さんの暴走が、それまで抑えられた読み手の気持を開放してくれました。 米澤穂信には最初からそういう意図があったんだ。 ラスト、「やっちゃった」という小佐内さんの、なんとも微笑ましいこと。 内容(「BOOK」データベースより)
小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。それなのに、二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちたくないのに、なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は、果たしてあの小市民の星を掴み取ることができるのか?新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。 |
全体表示
[ リスト ]




この、小市民シリーズは、ミステリーマニアには非常に物足りなく感じられるかもしれませんね。「夏」では、ますます小山内は怖さを発揮しますよ(*・∀-)☆
待ちに待った「秋」も、やっと出たようで楽しみです。
トラバさせて下さいね。
2009/3/24(火) 午前 9:09
金平糖さん
口べたなんで、思いが伝わらなくてすいません。
最初は、「ちょっと」と思ってましたが、「ココア」には二や笑いでした。我慢しようとしても、ついつい地が出てしまうあたり、ほほえましく気に入ってます。パフェ、栗と出ているみたいですね。
2009/3/24(火) 午後 10:37
わかります。私も米澤作品にはいつも引っかかりを感じて読んでるところがあって、完全に『好き』と云える作家ではなかったりしてたので。でも、最近の作品で考えが変わってきました。ちょうど冬期を読んだばかりです。このシリーズ、一作ごとに黒くなって行きますよ(笑)。
2009/3/26(木) 午前 2:19
べるさん
黒くなるとは、なんとも興味をそそる言い回し。
う〜ん、パフェ、栗、気になるじゃないですか(笑)
2009/3/26(木) 午後 11:14
小市民たろうとするのに、事件がまとわりついて、ですね。
米澤作品は最近はすっかりと大人の作品になっていますね。
TBお返しします。
2014/10/28(火) 午後 10:23 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
最近の小説は読んでいませんが、このあたりの他愛のないミステリーが好きですね。
2014/10/29(水) 午後 10:34