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2009年3月27日、神保町シアター「浪花の映画の物語」にて。 1983年作品。 脚本:市川崑、日高真也 出演:佐久間良子、吉永小百合、岸恵子、古手川祐子、石坂浩二、伊丹十三、岸部一徳、桂小米朝、
三條美紀、上原ゆかり、三宅邦子、小坂一也、辻萬長、小林昭二、常田富士男、浜村純、
昨日、近くの公園に行ったが、この時期、東京の桜は3〜4分咲。横山道代、細川俊之、仙道敦子 この映画の桜は満開でとても美しく、市川崑監督の中でも評判のよい映画だが、残念ながら自分にはどうも相性が悪かった。 冒頭、長女・鶴子(岸恵子)と次女・幸子(佐久間良子)が言い争うシーンで、2人の顔のアップを短いカットでつなぐ、いかにも市川崑監督らしい映像だなあと感心したまではよかった。 その後、船場のいとはん、こいさんたちの生活感がまったくない話についていけず、見合話がどうのこうのそんなことにはあまり興味がわいてこない。 少しづつ戦争の足音が近づいてくるにも関わらず、無頓着に三女・雪子の見合のことしか心配ごとがなく、家にお金がどれだけあるかも知らないお嬢様たちののんびりした生活ぶりには呆れかえるし、喧嘩をしても、最後は笑いあう仲のよい姉妹のお話だった。 その中でも、3人の姉とは違い、四女・妙子は何事も積極的で、人形作りの仕事をするし、男性にも積極的。結婚をしても、汚いアパートで貧しい生活を送っていて、映画の中でも唯一「生活」を感じられて何故かほっとする。 季節の移り変わりや、着物の美しさには見る価値があるんだろうが、船場の老舗の没落を描くでもなく、次女・幸子の旦那役の石坂浩二が三女・雪子の縁談が決まり、彼女を好きだったため、一人飲み屋で涙を流すくだりもあまりわざとらしくて共感はできなかった。 原作そのものと相性が悪いんだろうな。 あらすじ・・・
昭和13年春、芦屋。旧家・蒔岡の四姉妹が花見の宴で一同に会した。長女・鶴子と次女・幸子は、まだ未婚の妹・雪子と妙子の結婚を気遣う毎日だ。おとなしい三女の雪子は、姉や義兄たちの勧めに従い次々と見合いをするが、いずれも雪子本人の気が進まず断わってしまう。おてんばな四女・妙子は、愛し合っていた写真家を病気で亡くしてしまい、酒びたりとなるが、酒場のバーテンと知り合い結ばれる。鶴子の夫の東京転勤が決まり、一方で雪子の新しい縁談もあっけなくまとまり、姉妹は散りぢりとなっていく。雪子をひそかに想っていた幸子の夫・貞之助は黙々と酒を飲む。季節は折しも細雪の降る初冬を迎えていた。 |

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私は、市川作品の中で一番好きな映画です。(どうも趣味があいませんね、笑い)
壊れ行く、古き善き日本の風情が、儚く描けている傑作であると思います。(これは、市川時代の巨匠でなければ撮れない)
但し、石坂に関しては同感で、わざとらしいので共感出来ません。
2009/3/30(月) 午後 9:58 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃん2001さん
そうですね、あいませんね(笑)
古き善き日本の風情が自分にはちょっと物足らなかったんですよね・・・。それにどうも昭和13年には見えなかったのが気になりました。
2009/3/30(月) 午後 11:44
私、こういう人間模様を描いた作品て結構好きな場合が多いですね。
でも、シーラカンスさんの仰ることも分ります。
その人の生き様や考え方主義主張に共感できないというときは、
作品自体がいくら凄い要素を持っていてもダメですよね。
そういう意味では最近観た「8月の家族たち」は素晴らしかったですが、
「ブルー・ジャスミン」はハマれなかった(爆)とかありますね。
2014/6/13(金) 午前 0:47
エルザさん
そう、人間模様を描いて感動する場合もあれば、ウソ臭いと思うと興ざめするケースもあり、人の感情って難しいものですね。「ブルー・ジャスミン」は評判いいみたいですけどね〜。
2014/6/13(金) 午後 11:49