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2009年4月5日、神保町シアター「浪花の映画の物語」にて。 1966年度作品。 脚本:橋本忍 出演:田宮二郎、東野英治郎、田村高廣、小沢栄太郎、石山健二郎、滝沢修、小川真由美
藤村志保、加藤 嘉、須賀不二男、下絛正巳、加藤武、船越英二
何年か前のTV版は、財前教授(唐沢寿明)が癌におかされるまでの「人間性」に焦点を当てて、今の時代に受け入れやすいような作り方をしていた。この映画はTVのドラマ版と違い、「権力」に焦点をおいて作られている。 当時、原作が正編(続編は1969年に発表)までしか発表されていないことも影響しているかもしれない。 だから、財前教授(田宮二郎)は、あくまでも将棋の駒にすぎず、滝沢修である医学界のドンを権力の象徴として扱っていることの印象が強い。 それにしても、これだけの登場人物を見事に描ききる力量は山本薩夫ならではのもの。 特に、教授選で石山健二郎が「金や、相手が権力なら、こっちは金や」とうそぶく顔のアップがすごい。 ラスト、「財前教授のおな〜り」、違ったか、財前教授の総回診は、まさに「権力」そのものの象徴的なシーンでした。
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古い方のテレビ版しか見たことがありません。
配役を見ると、豪華ですね。
山本薩夫作品、見てみたいです。
2009/5/1(金) 午前 2:18
旧い方のテレビ版もよく覚えています。山本学とコンビでしたね。唐沢=江口版も面白かったです。この映画の方は、一番最近(2年ほど前)日本映画専門チャンネルで観ました。それぞれ、味があって比較しがいがありましたね。
2009/5/1(金) 午前 6:24
古いTV版の撮影後(放送前)に田宮が自殺したので、TV版の最終回は異様なムードでの放送でしたね。
2009/5/1(金) 午前 11:15 [ ひろちゃん2001 ]
alfmomさん
古い方のTV版はあまり覚えていません。映画版は直球勝負でした。
個人的には唐沢寿明版の方が印象強いです。
2009/5/2(土) 午前 0:30
ヒッチさん
そうですね。作り方によってこんなに印象が変るものなんですね。
比較してみるととても面白いです。
2009/5/2(土) 午前 0:32
ひろちゃん2001さん
そうだったような、記憶があいまいです。
すいません、古いTV版はあまり記憶が定かではないです。
2009/5/2(土) 午前 0:34
TVドラマは佐藤慶主演というのもあります。とても冷酷な感じでした。この映画の製作当時はまだ原作は患者との裁判で勝ったところまでしか執筆されていませんでした。滝沢修扮する医学界のボスが証言していますが、これは映画ならでは変更です。あのシーンで滝沢は前後の全てのシナリオを頭に叩き込んで撮影に臨んだそうです。しかも当時は本業の舞台の公演中だったとかで、その役者魂には頭が下がります。山本薩夫監督は好きでかなり観ています。田宮二郎はTVでも主演、最終回放映の直前に猟銃自殺したのをはっきり覚えています。
2010/6/15(火) 午前 0:11 [ SL-Mania ]
SL-Maniaさん
TV版は佐藤慶も田宮二郎版もあまり知らないです。滝沢修は演劇界でも重鎮ですよね。映画でも医学界のボスぶりを発揮して強い印象があります。田宮二郎が「財前教授のおな〜り」をできたのも滝沢修教授のおかげですね。社会派ドラマといえばまず山本薩夫監督が出てきます。
2010/6/15(火) 午後 10:46
これも同じくTBさせて下さい。
2011/9/7(水) 午前 0:17 [ SL-Mania ]
SL-Maniaさん
TBありがとうございます♪
2011/9/7(水) 午後 10:50
正面切って見ると医者は強欲ばかりだと思わせられますが、やはり反面教師として見たいですね。
当時しは変わっているはずですが、建前と本音は変わっていないのかもしれません。
tbさせてください。
2018/1/12(金) 午後 1:36
> ギャラさんさん
どこの世界でも、どの時代でも、権力争いは、不変なんでしょうね。人間くさい一面は変わらない。
2018/1/15(月) 午後 10:12