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2009年4月11日、神保町シアター「昭和の原風景」にて。 1941年度作品。 原作:石坂洋次郎 脚本:斎藤良輔 出演:木暮実千代、坂本武、吉川満子、佐分利信、近衛敏明、川崎弘子、飯田蝶子 斎村朋子(木暮実千代)は、バス会社に車掌として就職する。その会社で知り合った運転手(佐分利信)や社長の小出米子(川崎弘子)たちと交流を深めながら、自分の夢だった運転手までなってしまう物語。 どうしても最初に観た清水宏監督の「按摩と女」のすばらしさと比較してしまう。 この映画の魅力は、木暮実千代が若々しいこと。 いつも前向きで活発で、さらに天然ボケもあるから面白い。 乗合バスという清水宏監督の風景描写も魅力ではある。 花嫁さんが、結婚式に向かう途中、母親に勧められておにぎりを3個も食べるとか、その車が脱輪して、お嫁さんまでバスを押すあたりが、清水宏監督の自然なユーモアとこの時代の田舎ののんびり感を表していて、微笑ましい。 さらに、木暮実千代が女性の自立を目指す映画としてみても面白い。 しかし、この映画でそれ以上の何かを今の自分が感じ取れるかというとそうでもない。 現在の自分が「映画」からどう影響を受けたか、「映画」がどうよかったかを書いていきたいと思うこの頃です。 なので、古い映画であっても、そこから今の自分に何かを感じることができる映画であれば、自分にとっては評価の高い映画になるし、まあ当たり前のことなんですけどね。 あくまでも、それは自分の感想であって、この映画に対して他の人が違う思いを持つかもしれないので、それ以上は言わないことにします。 ちなみに、なぜ「暁の合唱」というタイトルなのか、別に合唱の話も出てこないし、不思議です。
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戦前の映画なのにバスの運転手志願という女性の社会進出を主題に軽妙な音楽でテンポが良くてコミカル!所々にある移動撮影シーンは小津安二郎監督の(麦秋)のラストの合唱のシーンも連想させた…。バスのただ乗り婆や、映画館フリーパスの噺や大食いの花嫁さん、自動車事故等等色んなエピソード集が何とも可笑しかった。全体に戦時色が殆ど感じられないし前向きの明るい作品だった事が当時の観客にも大いに受けたのだろうと想像したー。
2016/5/3(火) 午前 0:29 [ PineWood ]
> PineWoodさん
清水宏監督らしい移動撮影もあって、ほんとのんびりしてほのぼの系でした。木暮実千代の若いこと、びっくりしました。1941年頃の田舎はまだ戦争の影が忍び寄ってきていないですね。
2016/5/6(金) 午後 10:41