|
2009年5月23日、シネマヴェーラ「シナリオライター小國英雄のすべて」、デジタルベーカムにて鑑賞。 1959年度作品。 脚本:小國英雄 出演:大川橋蔵、片岡千恵蔵、大河内伝次郎、若山富三郎、花園ひろみ、長谷川裕見子、原健策、
香川良介、黒川弥太郎、山形勲
あらすじ(goo映画より)浅野内匠頭長矩は吉良上野介に刃傷に及び、身は切腹、お家は断絶となった。元城代家老大石内蔵助(大河内伝次郎)以下の赤穂浪士は、吉良邸の様子をさぐり討入りの機をうかがっていた。松坂町界隈にお目見えした夜鳴そば屋の平次(大川橋蔵)もその一人だ。赤穂浪士杉野十平次次房(大川橋蔵)である。ある夜、無辺流槍術指南の看板を掲げる俵星玄蕃(片岡千恵蔵)に呼びとめられた。玄蕃の娘・妙(花園ひろみ)は美しかった。三人の交情が始った。料亭の女将で吉良の思い者であるお蘭(長谷川裕見子)が、十平次に一目惚れした。それを聞いた赤穂の一党は、十平次にその愛にこたえるよう命じた。十平次は悲しかった。未熟な武芸ゆえだ。翌日から十平次は玄蕃に立ち向った。次第に腕を上げていった。十平次の真剣さに、玄蕃は彼の仇討ちの望みを見破っていた。ある日の道場、玄蕃の槍先は不断のそれではなかった。畳に突き刺った槍先が一瞬舞って、次から次へと槍先に畳が飛ぶ。無辺流畳返しだ。屋内に踏みこんだ際の戦い方を伝授したのである。お蘭も十平次には勝てなかった。吉良を裏切り、吉良の動静を洩らした。元禄十五年十二月十四日、朝からの大雪。山鹿流の陣太鼓が響いた。十平次の活躍はひときわめざましかった。飛ぶ畳、舞う畳、玄蕃の槍は十平次に生きたのだ。そして十平次の額には妙の簪があった。 脚本がよくできた、とても面白い映画だった。 いわゆる、赤穂浪士の一人、杉本十平次を主人公にした「忠臣蔵」外伝。 身元を隠して、蕎麦屋に変装した平次(大川橋蔵)は、玄蕃の娘・妙(花園ひろみ)を好きになったが、討入りという使命のため、自分の身元を明かすわけにはいかない。 親の仇を討つためと偽り、俵星玄蕃(片岡千恵蔵)に槍を教わる。 その偽りを見透かしたかのように、俵星玄蕃は迷う。娘・妙(花園ひろみ)には自分が頑固なため、道場の生徒も集まらず、さらに大酒飲みのため日々の生活で苦労をかけている。 娘も平次が好きことは分かっている。討入りをすれば、平次と娘は一緒には到底なれない。二人を添えさせそうと思っていたのに、それさえ叶わないことで俵星玄蕃は悩む。 平次(大川橋蔵)と俵星玄蕃(片岡千恵蔵)のそれぞれの苦悩が、観客には痛いほど伝わり、そしてラストの討ち入りのシーンへとなだれ込む。 俵星玄蕃に教えてもらった無辺流畳返しが稽古ではどうしてもできなかった平次だったが、 討ち入りでは見事にやり遂げ、歓喜する平次だった。武術が苦手だった男が、ようやく役に立ったことの歓喜でもある。そして彼の頭の鉢巻には妙(花園ひろみ)の簪があった。 その少し前、山鹿流の陣太鼓を聞いて、俵星玄蕃は赤穂浪士を助太刀するために、槍を持って吉良邸へと走っていく。 この映画は、胸に秘めた思い、その思いを隠して使命をやり遂げる、どこか日本人の心を揺さぶる上質な娯楽作品に仕上がっている。 さらに、平次という若者の成長のドラマとして見ても楽しめる。 俵星玄蕃といえば三波春夫、大晦日の紅白歌合戦でも確か歌っていたと思う。
何故思うというあいまいな言い方になっているかというと、その頃は全く興味がなかったので、よく覚えていないからだ。 でも久しぶりに見ると、三波春夫ってすごいなあと思う。歳のせいかな。 ちょっと長いですが、聴いてみてください。感動しますよ。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー




三波春夫って片岡千恵蔵に体型が似ていますね。途中の畳みかけるような台詞回しが迫力ありました。この曲は初めて聴きました。
2009/6/10(水) 午前 7:07
わざわざ聴いてもらって、ありがとうございます。
はは〜、体型は似ていますね。若いころの現代役の片岡千恵蔵は、ほんとジャイアンツの小笠原そっくりですよ。
2009/6/10(水) 午後 10:18