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2009年6月14日、早稲田松竹にて。 1962年度作品。 脚本:新藤兼人 出演:若尾文子、伊藤雄之助、山岡久乃、浜田ゆう子、川畑愛光、船越英二、山茶花究、高松英郎、
小沢昭一
小悪党どもが繰り広げる舞台劇のような映画。けったいな(大阪弁でおかしい+不思議な+気持ち悪い)人物たち、覗き見するようなカメラの構図、能の音楽にあわせた若者のダンス。 川島雄三監督の一癖も二癖もある映画。 小悪たちの騙し合い、ゆすり、媚、したり顔でせびる、どんなことをしてでも今の裕福な生活は手放せない。 過去の極貧な生活には戻りたくないという家族の団結力が、独善的で強欲な家族を育てた。 ある意味、このバイタリティには頭が下がる。 川島雄三監督のお気に入りの小沢昭一をバカっぽい役でこの映画のドタバタ笑いのアクセントにしようと狙っていた。
登場人物のすべてが個性的で、どちらかというと新藤兼人の脚本が強調されていたように思う。 |

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このテンポとか会話のノリはまさに川島+新藤といった感じがしますね。キャスティングも含めてけっこう好きな作品です。
2009/6/29(月) 午前 7:05
ヒッチさん
自分は2回目のせいか、あまり今回は楽しめなかったです。残念です。
2009/6/29(月) 午後 10:14
この作品、若尾さんが光っています。会計掛でしょう。詐欺師に徹する若尾、最後までウソを貫いたかと思うと、船越さん演ずる記気の弱い税務署員がウソを見破る。しかし”税金払え”て、主張するも、自殺してしまう。
若尾サンは、ウソ(詐欺)をつくことによって、自分の娘からなる家庭を守る(貧乏であったことが暗喩で示されている)
船越さんが、自殺しちゃって、若尾サンは逃げる、公団住宅の階段を下って逃げまくる。
船越さん:草食系男子、だが唯一の正義感、若尾さん:家族を守るため詐欺等でも何でもやってなんとしても家族を守る。
住人の伊藤雄之助は舞台貸し手いるだけ。家族とそばすすっているカット
が印象的です。
でも川島ていう人は、女性の生命力をたたえているのか、冷やかしているのか”金のためなら倫理感を蹴飛ばしてします。
女性を本質見抜いて、金のためなら”美貌”売り物にして何でもやる、生命力ある反面、現代、平成で、こういうバブル期に甘やかされたら最後まで”毒を食らえば皿まで”そんな人間=女性と言ってるんだけれど、現代ピッタリ。この作品は、古びることないですね。
2010/12/8(水) 午前 0:46 [ moemumu ]
moe*u*uさん
なんか形にはまり過ぎていて、デフォルメされて、結局底にあるのは貧乏からの脱出という構図が自分は乗り切れませんでした。若尾文子は日本映画界ではかなり貴重な女優さんですね。特に増村監督の映画は観たいです。
2010/12/8(水) 午後 10:39