最近気になること

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2009年6月28日、DVDにて。

1972年度作品。
脚本: アラン・シャープ
出演:バート・ランカスター、ブルース・デービソン、ジョージ・ルーク、リチャード・ジャッケル

インディアン居留区を出奔したウルザナは、仲間とともに白人に対する復讐を始めた。彼らの討伐のため、老練なマッキントッシュ(バート・ランカスター)が砦に呼ばれる。騎兵隊の若き中尉デブリン(ブルース・デービソン)を補佐しながら、彼らは凶悪なアパッチを追った……。実話を基に存亡を賭けたアパッチ族との壮絶な闘いに挑む騎兵隊を描いた西部劇。

1970年の「ソルジャーブルー」は騎兵隊にインディアンが虐殺された映画だった。
アメリカン・ニューシネマ全盛期。
この映画以降インディアンを悪役にした西部劇は作られなくなったように思った。(間違っているかもしれないが)

しかし、その2年後に騎兵隊とアパッチの戦いのこの映画が作られていた。
それも、アパッチの残忍性が際立っていた。
でも、この映画は普通の西部劇とちょっと雰囲気が違った。
それは、若い中尉ブルース・デービソンがリーダーで、老練斥候バート・ランカスターは補佐役。
決断はすべてブルース・デービソンが行い、バート・ランカスターは口出さない。
一般的には、若者の言うことに年寄りがことごとく口出し、若者が次第に年寄りを尊敬するパターンが多い。

しかし、この映画ではバート・ランカスターはまったく口出さない。ブルース・デービソンに従う。
お前がリーダーだと言う。
ブルース・デービソンはアパッチの残忍性に感情的になっていた。

ブルース・デービソンが考えた最後の作戦も失敗に終わり、バート・ランカスターは撃たれ瀕死の状態。
駆け付けたブルース・デービソンにバート・ランカスターが諌めるわけでもなく淡々と言う。
「誰にも間違いはある。リーダーならくよくよするな。冷静になれ」
そして、ブルース・デービソンが病院に連れて行こうとすると、バート・ランカスターは断る。
ラスト、バート・ランカスターがたばこを巻きながらのストップモーションで映画が終わる。
死を覚悟した男の生きざまがあまりにかっこいい。
生きている時から常に死を考えているはずだ。
そんな時代かもしれないが、涙がこぼれそうになり胸が痛む。

いつもながらロバート・アルドリッチらしい騎兵隊とアパッチの騙し合い駆け引きが面白い娯楽作品にもなっている。
いい映画だった。
ちなみにアメリカン・ニューシネマと言われている「いちご白書」の主人公はブルース・デービソンだった。
意味深な配役。

閉じる コメント(4)

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この映画の真髄は、マッキントッシュがたびたび口にする「憎まずに考えろ」という言葉に凝縮されている気がします。そして、映画の始めからその言葉を実践しているように見えるケニティ青年(騎兵隊に入隊したアパッチ族の若者)が、実は密かにキーパーソンではないかと思うのです。

この映画の最後には、今後デブリン中尉とケニティは一緒にうまくやっていけそうだという印象が残り、それはすなわちこの二人がマッキントッシュの後継になるだろうことを予感させられます。だから私としては、あのラストのマッキントッシュからは「死を覚悟した」という悲壮感よりは、自分の役割を終えて「肩の荷を降ろした」的な、どちらかと言えば安堵感に近いものを感じるのです。『あとは彼らに任せても大丈夫、自分はここで一服しながらのんびり死神でも待つとしよう』みたいな気楽な感じで、そこがカッコイイと思ったんですが、いかがでしょうか。

2009/10/20(火) 午前 2:27 [ I love Lancaster ]

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I love Lancasterさん
コメントありがとうございます。
同じような感想です。「死を覚悟した」は悲壮感ではなく、この旅を出発する時から覚悟を決めていて、死に直面してもまったく動揺しない男の生きざまをバート・ランカスターから感じることができました。いい映画でした。

2009/10/20(火) 午後 8:37 シーラカンス

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この作品のレビューに出会えるなんて嬉しいですね
残虐さと、渋さ、かっこよさが入り混じった傑作だと思います
ベテランと若者、白人とアパッチ族の対比、どれも素晴らしいものでした
もちろん私のお気に入り
トラバお願いします♪

2017/10/21(土) 午後 1:07 ベベ

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> ベベさん
こんな地味で大昔の映画にレビューする人がいるもんだと、私も嬉しいです笑。西部劇の正統派からはまったくずれていて、そんな映画でも気にせずバート・ランカスターって人はほんと色んな役をやってくれる人で。若い人に任せる、時代に委ねる監督のメッセージがそこに明らかにあるように思います。

2017/10/22(日) 午後 6:43 シーラカンス

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