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2009年8月23日、DVD。 2008年度作品。 脚本:十川誠志、十川梨香 出演:柴咲コウ、仲村トオル、キティ・チャン、江口洋介、永野宗典 解説によると・・・ 「踊る大捜査線」シリーズの亀山千広プロデューサーと、『少林サッカー』のチャウ・シンチーが共同プロデュースという形式で手を組み、邦画史上初の本格武術映画に挑んだ。 監督は同じく「踊る大捜査線」シリーズの本広克行。主演は『県庁の星』の柴咲コウ。1年間トレーニングを積んだ柴咲が繰り出す本格アクションは必見。 ストーリーは・・・ 祖父の道場を継ぐため中国の少林拳武術学校に修行に行った凛(柴咲コウ)が3000日の厳しい修行に耐え帰国すると、道場は潰れ兄弟子たちは少林拳を辞めてしまっていた。単独で少林拳を広めようと決意した凛は、ひょんなことから大学のラクロス部の助っ人になる。チームは勝ち進み、道場再建に向け着々と準備は進んでいくが……。 この映画、あまり評判はよろしくない。 確かに、そこそこ映画でした。 脚本が失敗しているのではと思う。 1つのあらすじは、凛ちゃん(柴咲コウ)がラクロスを始めるが、小林拳とは違い、チームワークに苦しみクラブ仲間と仲たがいをしながらも、お互い理解しあえるようになる。 みんなで小林拳を習い、小林ラクロスで次々に試合に勝っていく青春アメリカンドリーム。 もう1つのあらすじは、凛ちゃんと仲村トオルの対決。 仲村トオルは強いものと勝負することが好き?みたいで、道場も江口洋介の中華料理店も焼き払い、凛ちゃんの怒りのボルテージを高めようとする。 仲村トオルの悪役の意味付けが甘い。 二人の決闘は「マトリックス」のようでもあり、凛ちゃんの不思議な「気」?のパワーは何故か「2001年宇宙の旅」を思い出した。結局ここに落ち着くしかないか。 二つのストーリーそれぞれが中途半端であまり面白くない上に、ぶつぎれているので、別々の映画のように見える。シナジー効果というか、うねりのようなものを感じない。 小林ラクロスも小林サッカーの2番煎じで新鮮さもなく、そんなに練習しているようにも見えないのにみんなが熱球を投げる。 見飽きたCGにもあまり気持はそそられない。 凛ちゃんは仲村トオルを倒し、ラクロスの試合を勝ち抜き、みごと優勝。タイム誌にも載ったけど、それがどうしたのという感じ。残念ながら盛り上がらない。 よく考えたら、小林拳をラクロスで普及させて優勝したんだから、自分の夢をかなえたことになるのに、この盛り上がりのなさはなんだろう。 たとえば、仲村トオルがラクロスを邪魔し、そのためラクロスの女子部員が仲村トオル軍団と小林拳で戦い、やっつけて、そのあとのラクロスも見事勝利するといった形なら2つの話がつ ながるけどね。 それだと「小林サッカー」になっちゃうか(笑)。 柴咲コウはよくやっていたと思う。拍手したい。 日本の女優さんでアクションできる人は少ないので、貴重な存在だろう。 この映画で好きなシーンがある。 凛ちゃんがワンマンプレーになり、みんなから相手にされなくなる。 そんな凛ちゃんが、一人壁に向かって「○○ちゃん投げるよ」と言いながらボールを投げチームプレーの練習をする。 そんな姿を見たラクロスの一人のメンバーが、凛ちゃんが一人小林拳の練習をしているそばで小林拳を始める。 さらに、画面が引いて行くと、さらにもう一人増えている。さらにもう一人。映像だけでみせるこのシーンは、いいです。 本広克行監督は、「サマータイムマシン・ブルース」のゆる〜い感じが大好きで、気になる監督の一人。 長年温めてきた企画が実った「UDON」も盛りだくさんになりすぎ、おいしい、いやおしい映画だった。この映画もそれなりに楽しい映画ではあったけど。 次回作は「曲がれ!スプーン」。
「サマータイムマシン・ブルース」の原作・脚本である劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠なので、期待したい。 |

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柴咲コウのアクションは見ごたえありましたね。特訓の成果が見られました。
ただ、クライマックスにはちょっとがっかりでした。
ちなみにサマータイムマシン・ブルースは、僕もけっこう好きな作品です。
2009/8/29(土) 午後 11:02
ふぁろうさん
1年前から特訓をしていたらしいですね。
まあこういう形でしか終わらせられなかったのでしょうかね。残念です。サマータイムマシン・ブルース、感動する映画ではないですが、本広監督は本当はこういう映画が似合うような気がします。
2009/8/30(日) 午後 8:16