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この小説に登場する「山猫軒」に入った。 実はこの前、岩手県の花巻に出張した。 新幹線の新花巻の駅の向かい側にあるレストラン「山猫軒」。 クリームを塗られ、塩を揉まれることもなく、特に変わった様子もなく、ごく普通の喫茶店のようなレストランでした。 ラーメンチャーハンを食べて、訪問先へ向かった。 最近読んだ伊坂幸太郎の「魔王」にも出てきた。 店の思うがままに、愚かな二人の紳士が誘導されていく話。 「太った人や若い人は歓迎です」と言われると、二人は大歓迎されているとお喜び。 「鉄砲を置いてネクタイピンをはずしてください」と言われれば、「偉い人がいるんだ」、「電気を使う料理だから、あぶないということだろう」と勝手に納得する。 「クリームを塗ってください」と言われると、「外が寒くて部屋の中は暖かいから、ひびわれを防ぐためだよ」。 「耳にもクリームを塗りましたか」と言われれば、「なんて細かいところまでよく気がつくレストランだろう」と。 二人の紳士は、自分のいいように解釈していくが、ようやく変だと気づき、かろうじて、死んでしまっていた犬に助けられ、命拾いをした。 子供にこの小説の話をしたら、学校の教科書で読んだと言う。かなり前なので、自分は忘れてしまっていたのだろうか。 短編集だが、この小説が一番面白い。 他の短編も、電信ばしらが歩いたり、森がしゃべったりと、そういうもんだと思えば楽しい。 言葉遊びのような歌も不思議な感じだ。 ウィキペディアで調べたら、イーハトーブの名前は、郷土岩手の地を深く愛し、作品中に登場する架空の理想郷に、「岩手(いはて)」をエスペラント風にしたイーハトーブ(Ihatov)ということらしい。
架空の村落だと思ってはいたが、「いわて」の名前とつながっていたことは知らなかった。 |
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この童話のユーモアと毒が子供の頃から好きでした。自分の子供にも、私の趣味で何度も読んでやりました。
一人は本好きな子になり、もう一人は「星の王子様」も「オズの魔法使い」も知らない子になりました。
不思議です。
2009/8/31(月) 午後 11:13
私は賢治記念館の敷地内に建っている「山猫軒」に入りました。無事でした。
“帰った後も、くちゃくちゃの顔は戻らなかった”というのが、子ども心に怖かったです。くちゃくちゃの顔って…。
2009/8/31(月) 午後 11:26
私も宮沢賢治の作品の中では、これが一番好きです。
小学校に月に一回本を読みに行っていますが、高学年にはこの本を読んでやる事に決めています。
聞くうちに段々引き込まれていく子ども達の様子を見ていると、こちらまで嬉しくなります。
「イーハトーブ」、そういう意味だったのですね。
2009/9/1(火) 午前 0:41
さわらびさん
そうですか、子供の頃からご存じでしたか。ブラックユーモアのような話はこの時代では珍しいんでしょうね。うちの嫁さんも言ってます。同じようにしつけても、几帳面な子とそうでない子と。不思議ですよね〜。
2009/9/1(火) 午後 10:43
boyattoさん
おお、賢治記念館に行かれたんですか。「山猫軒」って色んなところにあるんですね。「くしゃくしゃの紙屑のような顔」というのが読んでいてイメージが沸いてこなかったです。子供心によくわからないものは怖いですね。
2009/9/1(火) 午後 10:51
alfmomさん
我が家の物忘れのひどい息子さえ覚えているくらいですから、小学生の子供心にユーモアと怖さの不思議な印象が残るんでしょうね。
2009/9/1(火) 午後 10:57