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2009年9月13日、神保町シアター「没後二十五年フランソワ・トリュフォーの世界」にて。 1959年度作品。 脚本:フランソワ・トリュフォー、 出演: ジャン=ピエール・レオ、クレール・モーリエ、アルベール・レミ、ギイ・ドコンブル、
パトリック・オーフェイ
「大人は判ってくれない」「アントワーヌとコレット」「夜霧の恋人たち」「家庭」「逃げ去る恋」が5作品の「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズの1作目。観た順番は「逃げ去る恋」「アントワーヌとコレット」「夜霧の恋人たち」「大人は判ってくれない」。 今現在でトリュフォーのデビュー長編映画「大人は判ってくれない」が最後に観た映画。 原題は「400回の殴打」ということらしい。あまりに直線的なタイトル。 あらすじ・・・ アントワーヌ・ドワネルはパリの下町に住む13歳の少年。学校ではいつもいたずらばかりして先生に目をつけられている。共稼ぎの両親は、夫婦仲が余りよくなく何かと口論ばかりしていた。そんなある日、遊び金に困った彼は父の会社のタイプライターを盗んで質に入れようとしたが、すぐにバレてしまい、両親は彼を少年鑑別所に入れてしまう……。 この映画はいいです。 少年のすることがすべて親の反感を買い、そこからくる親子の感情のずれ、歯車が一つ狂うと雪崩のように襲いかかってくる。学校の先生にも盗作まがいのことを言われ、その結果、愛情をうまく受け入れられなくなった少年は、親の冷たい命令により少年院に入れられるが、そこも脱走する。
大人への反抗だ。 少年は海に出る。 その少年の顔のアップのストップモーションで終わる。その反抗的な眼が印象的です。 ここからスタートした。 ・・・はずだった。 しかし、その後の「アントワーヌ・ドワネルの冒険」の3作品を見る限り、少年院を脱走した反抗する気持ちはどこへいったのだろうか。 「反抗」をなくし、「恋」を探し求めるだけの青年に、私だけが寂しい気持ちでいっぱいだ。 2作目以降は「冒険」とは言えないように思う。 冒頭「アンドレ・バザンに捧ぐ」のメッセージは、親のように世話になったトリュフォーの感謝の気持ちなんだろう。 |

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「バッシング」の小林政広監督は、この映画を見て映画監督になろうと思ったと書いていました。
2009/10/16(金) 午前 7:56 [ わいわいがやがや ]
わいわいがやがやさん
子供がこんなに元気で、ドキュメントのように自然で、それでいて反抗心が溢れている映画は珍しいと思いました。この当時であれば、小林政広監督も影響されるのもわかります。
2009/10/17(土) 午前 0:33
うちも父親が厳しくてめちゃくちゃ怖かったので
いたずらがバレるの怖くてよくウソついてましたね〜
結局そのウソが発覚した時の恐怖!今思えば「そんな怒らんでもぉ〜」です。大人の言うことももっともだとはわかってましたけどね(笑)アンドレ・バザンに救われなければトリュフォーもただの
チンピラになってたかもですね・・TB&ぽち
2011/10/16(日) 午後 9:45
ポニーさん
オヤジは怖いものでした。いざ自分が親父になって自分の子供はどう見ているのか気になります。トリュフォーは母親からの愛情が薄かったように思います。だから子供のように母親のような愛情を求めて恋を続けるのでは。純粋な人なんでしょうね。ほんと、ただのチンピラになってたかも、ね。
2011/10/17(月) 午後 9:59