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2009年9月25日、フィルムセンター「生誕百年 映画監督 山中貞雄」にて。 1959年度作品。 脚本:三村伸太郎、山中貞雄 出演:近衛十四郎、宇野重吉、松本錦四郎、青山京子、沢村国太郎、嵯峨三智子、山茶花九、藤間紫 山中貞雄監督「河内山宗俊」のリメイク。 萩原遼は、戦前の脚本家集団「鳴滝組」(京都の若い映画人である脚本家の八尋不二、三村伸太郎、藤井滋司、監督の滝沢英輔、稲垣浩、山中貞雄、鈴木桃作、助監督の萩原遼の8人)に最年少で参加した人物。 ちなみに「鳴滝組」が共同で脚本を執筆する際のペンネームが「梶原金八」。 マニアックな話です。 たぶん、山中貞雄と交友があったことでリメイクの監督を務めることになったと思う。 リメイクものを監督するのは辛いと思う。 どうしても、前作のすばらしさを意識せざるを得ない。 さらに山中貞雄と交友のあった萩原遼となると、変なものを作れないというプレッシャーがすごいことになっていたはずだ。 さて、前置きが長かったけど、残念ながら、この映画を観ながらなんて山中貞雄はすばらしい監督なんだろうと改めて見直すことになってしまった。 萩原遼監督は、どぶ川を写すとか雪が降る中を少年が走るといった抒情性の部分は、とてもよかったと思う。 しかし、後半、争いになってから、死ぬ間際の宇野重吉に「兄弟幸せにくらせよ」なんてセリフを言わせるくどい抒情性にがっかりした。 また、近衛十四郎にも似たようなことを言わせる。 この監督は男のダンディズムをまったく理解していなかった。 つまらないこと、無駄なことを言わないこと、簡潔な脚本の必要性が映画的なすばらしさにつながることを山中貞雄は判っていたんだということが、この映画を観て明確にわかった。 そういう意味では、改めて山中貞雄オリジナルのすばらしさを感じえたことに感謝します。 必要なセリフ、カットしか使わない完結明瞭な映画こそ、映画の醍醐味であり、そのことを知っていた山中貞雄が戦死したことが、日本の映画界にとってどれだけ惜しまれたか、ようやく自分にも理解できるようになった。本当に残念でならない。 ラピュタ阿佐ヶ谷で山中貞雄監督特集のトークショーをされていた西山洋一監督も来ていた。
山中貞雄監督のすばらしさを再確認されたことでしょう。 |

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そうですねPTAが喜びそうな台詞は一切いらないですね、と言うか河内山のキャラをそこで壊してますね。
2011/10/9(日) 午前 11:27 [ ひろちゃん2001 ]
ひろちゃんさん
PTAとはひろちゃんさんらしい言い方ですね♪ 主人公がどういう性格設定なのか理解していたらこんなセリフは吐かないでしょうね。
2011/10/10(月) 午後 6:53