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2009年9月26日、フィルムセンター「生誕百年 映画監督 山中貞雄」にて。 1937年度作品。 脚本:梶原金八 出演:河原崎長十郎、中村翫右衛門、河原崎國太郎、山岸しづ江、千葉早智子、坂東調右衛門、
市川莚司(加東大介)、清川虹子
1934年(昭和9年)、京都の若い映画人である脚本家の八尋不二、三村伸太郎、藤井滋司、監督の滝沢英輔、稲垣浩、山中貞雄、鈴木桃作、助監督の萩原遼の8人が「鳴滝組」を結成した。「鳴滝組」が共同で脚本を執筆する際のペンネームが「梶原金八」である。 馬泥棒を働いた甲斐六郎(中村翫右衛門)はひょんなことから野武士の一団に加わることになる。そして一団は、軍用金を献上するため関東管領北条家へ向かう土岐太郎虎雄(河原崎長十郎)の一行を襲撃する。その最中、六郎と太郎は軍用金を積んだ馬を追いかけていくが、ついに二人は戻らなかった…。果たして二人の行方は? そして軍用金はどちらの手に渡ったのか? 面白かった。 河原崎長十郎、中村翫右衛門が実にいい。 セリフ回しにキレがあり歯切れがいい。 実は、1959年のリメイク版を先に観ている。 河原崎長十郎⇒鶴田浩二、中村翫右衛門⇒三船敏郎だが、断然こちらの方がいい。 三船敏郎もよかったが、ただ単に野放図だけではない奥行きの広さを中村翫右衛門は持ち合わせている。 白塗りの鶴田浩二は言わずもがな、河原崎長十郎の勝ち。 鶴田浩二と三船敏郎では対等関係にはないが、河原崎長十郎と中村翫右衛門には対等以上の深い絆のように感じさせるところがある。 時間もオリジナルは14分短い。
映画は簡潔が大事。 特にこの手の娯楽映画には必要なエピソードだけで十分。 |

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これ今回の京都の山中特集でも上映されていました。でも観れなかったんですよね。こういった企画ものはその日を逃すと次のチャンスはいつになるか分からないですから、残念でした。
2009/10/7(水) 午前 6:15
ヒッチさん
河原崎長十郎、中村翫右衛門といった前進座のメンバーや梶原金八の脚本から山中貞雄の匂いがプンプン漂っていました。いい映画でしたよ。
2009/10/7(水) 午後 10:27