最近気になること

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めぐりあい
2009年10月23日、シネマヴェーラ渋谷「東宝青春映画の輝き」にて。

1968年度作品。
監督:恩地日出夫
脚本:山田信夫、恩地日出夫
音楽:武満徹
出演: 黒沢年男、酒井和歌子、桑山正一、菅井きん、黒沢博、工藤富子、森光子、池田秀、有島一郎、進千賀子、田村亮、赤木春恵

よかった。

父に代わって家計を支える為、自動車工場で必死に働く努。しかし大学に進学したい弟の宏は、今の家計では到底叶わぬと不満を募らせていた。そんな時、努は典子という爽やかな女性と知り合い、互いの心に愛が芽生え始める。しかし、そんな二人に典子の母の死、努の左遷など次々に不幸が降りかかる。自暴自棄になり連絡も取れなくなった努を、いつか戻ると信じて待つ典子だったが…。
映画初主演の酒井和歌子がみずみずしく、以来彼女は内藤洋子と人気を二分する青春スターとなった。

何でこんな使い古されたストーリーに、自分は感動してしまったのだろうか。それもこの歳になって。
18歳の酒井和歌子がしっかりもので、23歳の黒沢年男が家族のことでくじけそうになるのを励まし続ける。
彼女の健気さと前向きさに心惹かれたのかもしれない。
カラーが退色していて、薄ベージュ一色に染まりながらも、酒井和歌子の苦しい顔、ケラケラと笑った笑顔がさわやかで瑞々しい。
化粧っけもなく、黒い顔(ベージュがちょっと濃い)の健康的で優等生タイプ。
ハイテンションの黒沢年男も家族や仕事のことで落ち込むが、彼女のやさしさにひきずられるように立ち直っていく。

武満徹作曲、荒木一郎作詞、荒木一郎が歌う主題歌が、フランス映画「冒険者たち」に似ているような気がした。
酒井和歌子が強烈に印象に残った、光輝いている映画です。
酒井和歌子に過去の懐かしさを見出しているのかもしれない。
青春の無謀さ、挫折と苦悩を等身大に描いた映画と書いてしまえば、なんかあまりに嘘っぽくなる。

とても、いとおしい映画です。

タイトルデザインに和田誠のクレジット、2本の煙突の間に「めぐりあい」の文字、素敵なタイトルでした。

シネマヴェーラという映画館は、上映する映画音楽を流す。
今回も、荒木一郎の歌が流れていたが、たぶんカバーした石川セリの歌も流れていたように思う。
心配りがいき届いた映画館です。

今回もまとまりのない感想になってしまった。
いい映画に出会うと余計に感想が書けなくなってしまう。

あまりに気に入ったので、探したら、予告篇があった。

FILM 「めぐりあい」1968 予告映像 - 主演 酒井和歌子/黒沢年男

荒木一郎の歌もありました。
めぐりあい

閉じる コメント(10)

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この映画をナマで見たことがありました。
なかなかよかったとも記憶しています。。。

恩地さんについては、よく言う方とそうでない方がいるみたい。。。
音楽が武満さんと荒木さん。当方が天才とも思う二人です。

2009/10/24(土) 午後 11:49 mos_mos_yoshi

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素敵な予告編です。
「アローン・アゲイン」で始まる所がまたいいですね。

酒井和歌子。化粧っけがないから余計に、もともとの整った顔立ちの美しさが際立ちます。

武満徹作曲、荒木一郎作詞、歌、と言う豪華な組み合わせの主題歌、聴いてみました。
荒木一郎の作る“ムード”は独特のもの。本当にいいですね。

2009/10/25(日) 午前 5:15 alf's mom

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もすもすさん
恩地監督の映画はこれしか観ていないので、なんともいえませんが、この特集ではもう上映がないので、機会があれば別の映画も観たいです。最初にトークショーがあったので、行けなかったのが残念です。
武満さんと荒木さんの主題歌、ムード歌謡っぽいですが、アレンジが悪いような気がします。音の使い方がとても気に入ってます。

2009/10/25(日) 午後 7:38 シーラカンス

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alfmomさん
酒井和歌子は、まだ少女の面影が残っているけれど、しっかりした意志の強い、でも笑顔がかわいく素敵でした。個人的にはアレンジがこの映画とあっていないように思いました。

2009/10/25(日) 午後 7:45 シーラカンス

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再度、レス申し訳ないです。

この映画は併映されたのは、五木寛之さんの『さらばモクスワ愚連隊』。主演が加山雄三さん。。。
加山さんと黒沢さんの二本看板で売った映画だった感じのラインアップだったようです。

助演がとっても豪華ですねぇ。。。

2009/10/25(日) 午後 10:17 mos_mos_yoshi

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これは観てみたいですねえ。このころの青春映画は案外胸にグッとくるものがあるのですよ。ところで酒井和歌子がピチピチですね。

2009/10/26(月) 午前 6:37 ヒッチさん

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もすもすさん
調べていただいたんですね。情報ありがとうございます。
『さらばモクスワ愚連隊』は名前だけは知っていますが。ということは、どちらかというとこの映画、添えものだったんですね。
酒井和歌子のお母さんが森光子ですからね。
まだ、この歌が頭からはなれません。毎日口ずさんでいます。
武満徹と荒木一郎は恐るべしです。武満徹のサビのメロディラインが不思議です。

2009/10/26(月) 午後 9:26 シーラカンス

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ヒッチさん
素朴な青春映画、グッときてしまいました。まだあどけない垢ぬけしていない酒井和歌子がいいですね。

2009/10/26(月) 午後 9:29 シーラカンス

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当時、18歳であった酒井(黒沢も)の若さをそのままで切り取った感じであるのが良い作品でしたね。
TBお返しします。

2014/11/1(土) 午後 8:57 [ ひろちゃん2001 ]

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ひろちゃんさん
健気にがんばる酒井和歌子が爽やかでした。自然な瑞々しさに何故か感動、武満徹の音楽も好きです。

2014/11/2(日) 午前 9:06 シーラカンス

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