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2006年刊行。 アマゾンからの引用・・・
高校の最終学年を迎えた新二。入部当時はまったくの素人だったが、今では県有数のベストタイムを持つまでに成長した。才能とセンスに頼り切っていた連も、地道な持久力トレーニングを積むことで、長丁場の大会を闘い抜く体力を手にしている。
部内における人間関係のもつれ。大切な家族との、気持ちのすれ違い。そうした数々の困難を乗り越え、助け合い、支え合い、ライバルたちと競い合いながら、新二たちは総体予選を勝ち抜いていく――。100m県2位の連、4位の新二。そこに有望な新入生が加わり、部の歴史上最高級の4継(400mリレー)チームができあがった。目指すは、南関東大会の先にある、総体。もちろん、立ちふさがるライバルたちも同じく成長している。県の100m王者・仙波、3位の高梨。彼ら2人が所属するライバル校の4継チームは、まさに県下最強だ。
前2巻の集大成である本書には、大会における競技シーンが多い。そこで読み手の感情を揺り動かすのは、それまでこつこつと積み重ねてきた人物描写だ。1、2巻を読み終える頃、物語の登場人物たちは、もはや他人ではなくなっている。新二の声を枯らした応援につられ、握りこぶしを作って声援を送る読者も多いはずだ。
こいつら熱いよな〜。その興奮、緊張感は、南関東大会でクライマックスを迎える。若きスプリンターたちが大舞台のスタートラインに立ち、ぞくぞくするようなスピード対決が、いま、スタートする。(小尾慶一) なんでこんなに気持ちが熱いんや。 文体も主人公の一人称の口語調でアツイし。 主人公は天才ランナー連を追い越そうとがんばり、あきらめ、悩み、でも頑張る。 早く走りたいと、強くなりたいと練習する。 主人公以外の登場人物も陸上競技のことを熱く語る。 競技場に入り、「走りてえなあ」と呟くその一言に、熱いものがこみ上げてくる。 二日酔いじゃないよ。 小説が発した一つ一つのことばから、100mと4継(100m×4人のリレー)の走るスピード感と躍動感が溢れ出す。 特に、4継のバトンの繋ぎが、4人の気持ちがこちらに伝わる。 この小説は文庫本が3巻まであるが、読みながら何回胸がつまったことだろう。 こんなにストレートで、裏がなく、先生も熱く、選手も、熱い。 なんて気持ちがいいんだろう。 4継の控えの3年の根岸が、またいいんだ。 1年生の鍵山はバトンが下手で、協調性がなくメンバーに溶け込めなくて新二と連は、バトンがうまく協調性のある根岸を出そうとする。 根岸はきっぱり断る。 「鍵山をなぜ育てないんだ。守りに入るな。ガンガン攻めろよ。総体で優勝することを。俺が入ったらそれは無理だ。でも、鍵山がフィットしたら可能性はある。お前ら、そういう夢を見ねえのか?」 巻末に佐藤 多佳子さんが取材した高校の座談会が載ってて、本編の雰囲気の流れのまま、体育会系ののりで楽しく笑える。
実は、息子も中学3年で陸上競技の三段跳びと4継をやっている。 この本、結構よかったと言っていた。 今度、どこが良かったか聞いてみることにしよう。 |
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へぇぇぇ。
2009/10/26(月) 午後 9:50 [ カッツン ]
domwg393さん
とても、素直でストレートで、いい本でしたよ。
2009/10/26(月) 午後 10:20
本屋大賞獲得作品と言うことでその年度に読みました。
1巻の前半はちょっとかったるくてどうしよう〜って正直思いましたが中盤当たりから俄然面白くなって一気に読んじゃいました。
2009/10/27(火) 午前 0:41 [ きらきらくん ]
くろさわさん
自分はある人のブログで評価が高かったので、読んでみました。ストレートの直球勝負で、熱い語り口がよかったです。
2009/10/27(火) 午後 9:29
以前から佐藤さんの文章はシンプルなのに力強くって好きでしたが、本作では物語との相性がいいのか、絶妙な感じでしたよね。中高校生には本書に感動した子も多いと聞きます。どこがご子息の胸を打ったのか私も聞きたいなぁ。トラバ返しさせて下さいね。
2009/10/28(水) 午後 4:22
金平糖さん
しゃべり言葉にしたことがより気持ちを伝えることに成功しているように思います。
佐藤さんは「しゃべれどもしゃべれども」しか読んでいませんが、この本でも天才ではないNO2の高校生を主人公にしていることが佐藤さんらしい気がします。御子息はたぶん「ようわからん」の一言で終わると思います(笑)。
2009/10/28(水) 午後 9:04
もうすべての登場人物が熱くて、すがすがしくて、よかったですね〜
みっちゃんも大好きです。
あんな独身男子がいたらちょっと手を出してみたいです。
この本を読んでから佐藤さんの作品を集め始めました(^^)
こちらからもトラバさせてください!
2009/10/29(木) 午前 1:40 [ とくだ ]
プラチナさん
みっちゃんの気持ちがこもった励ましもかっこよかったですね。「ちょっと手を出してみたいです」、お上品なお言葉(笑)。脇役にスポットを当てる佐藤さんの人柄が気持ちいいです。
2009/10/29(木) 午後 11:56