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2009年10月24日、シネマヴェーラ渋谷「東宝青春映画の輝き」にて。 1969年度作品。 原案:中井正 脚本:重森孝子 出演: 黒沢年男、酒井和歌子、東山敬司、原知佐子、赤座美代子 ネタバレあります。 解説によると・・・ 集団就職で上京した哲也(黒沢年男)と純(東山敬司)。哲也の目標は留学資金をためること、素朴な純の夢は空き地に自分の城を建てることだ。ある日、空き地で由希という少女(酒井和歌子)と出会った純は、彼女もまた自分だけの城を夢見ていることを知る。由希に愛を感じ始めた純だったが、どう伝えれば良いかわからず哲也に協力を頼むことに。ところが、哲也もまた由希に惹かれていき…。 今見ると、空き地に自分の城を建てる夢など、ちょっとわざとらしさが目立つが、それでも、明るい東宝青春映画(そんなに観ていないが)の中では、「めぐりあい」と、この「俺たちの荒野」の映画は明らかに異質な印象がする。 素朴な夢、若い男2人と1人の女の友情と恋愛の青春映画。 純粋さ、あやうさ、もろさといったものをストレートに描いた切ない映画です。 若い男2人が1人の女を好きになる。 最初、東山敬司と酒井和歌子がつき合うことになるが、その後黒沢年男と酒井和歌子が恋愛関係になる。 ラスト近く、3人は楽しくピクニックに出かけ、3人はうまくやっていけそうに見えたが、突然東山敬司は鉄塔から飛び降り死ぬ。 強い疎外感、友情と恋愛の挫折が彼にそうさせたのだろう。 そして、黒沢年男と酒井和歌子も別れることになる。 ラスト、黒沢年男は東山敬司を失くしたやるせない気持ちを抱いて、空き地で絶叫する。 東山敬司は芝居が下手で、黒沢年男は途中まではハイテンションで後半は友情と恋愛に悩み落ち着いた感じ。
酒井和歌子はちょっと不思議な役回り。 最初、東山敬司と付き合っているが、次第に黒沢年男を好きになっていき、東山敬司を冷酷に避ける難しい役どころ。 ラストも東山敬司の死よりも黒沢年男を失うことに悲しみを感じる様子。 この頃の酒井和歌子はいいですね。 切なくつらい映画です。 |

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当時黒沢年男さんを売り出したかった東宝。第二の加山雄三なんて形で売っていたような記憶もあります。。。
その後、出目さんは割りと評価の高くなていった方とも。。。
2009/11/2(月) 午後 5:59
もすもすさん
加山雄三のあとの人気男優を作りたかったんでしょうね。でも、私が観た中では、スマートな二枚目でなはく野性的な男っぽい俳優の印象です。出目監督37歳の映画のようですが、その後の映画にはあまり印象がありません。
2009/11/2(月) 午後 10:22
この映画、昔、封切時の映画館でポスタ−をもらったのですが、観られなかったのです。
そして、気になっていたのですが、忙しくて、今回のシネヴェ-ラは一回も観られなかったです。残念。
2009/11/9(月) 午後 9:14 [ koukou ]
koukouさん
ほう〜、今そのポスターお持ちならレアものですよ。6本観ましたが「めぐりあい」「俺たちの荒野」はよかったです。機会があれば是非。恩地日出夫監督のトークショーもあったんですが、無理して行けばよかったと残念です。
2009/11/9(月) 午後 9:43
fpdさん
TBありがとうございます。
2016/3/18(金) 午前 0:00