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2009年11月3日、シネマヴェーラ渋谷「東宝青春映画の輝き」にて。 1968年度作品。 脚本:井手俊郎 出演:黒沢年男、酒井和歌子、佐藤允、三田明、乙羽信子、稲吉千春、前田美波里、夏圭子、小鹿敦、
堺左千夫
私が観た「東宝青春映画の輝き」特集もこれがラスト。あらすじ・・・ 父の反対を押し切り東京で結婚した長兄(佐藤允)のもとへ、三人の弟(黒沢年男、三田明、稲吉千春)と母(乙羽信子)がやってきた。四人は新婚家庭の邪魔にならないようにと狭いアパートを借り働き始めたが、末弟の泰弘が仲良くなった食堂の店員・弓子(酒井和歌子)を巡って、次男(黒沢年男)と三男(三田明)が恋の鞘当てを繰り広げ…。様々な悩みを乗り越え、それぞれの居場所を見つけていく家族の様子が朗らかに描かれている。 2人の兄弟が食堂の娘(酒井和歌子)を好きになり、次男(黒沢年男)は積極的で三男(三田明)は消極的で、やがて、次男がつき合うことになった。しかし、次男はあるきっかけで金持ちの娘(前田美波里)にゾッコン、結局遊ばれただけだった。そうして、黒沢年男は酒井和歌子のもとに戻って来たが、酒井和歌子は頑なに会おうとしない。 黒沢年男は三田明に酒井和歌子と仲直りできるように仲介役をお願いする。 三田明は仕事でも黒沢年男に頼りにされているが、兄弟ということでまんざらでもなさそう。 結局三田明は兄貴のために、辛い思いをしながら、仲介役を買って出た。 仲直りした黒沢年男は酒井和歌子と結婚することになる。 長男も嫁(夏圭子)と喧嘩をするが、これも三田明が取り持って仲直りする。 食堂のオヤジ(小鹿敦)と母(乙羽信子)も、三田明のおかげで結婚することになる。 すべてが、うまくいき、ラストも家族がそれぞれ離ればなれに分かれて歩いて行く。 ハーピーエンドの家族の別れ。 脚本が井手俊郎ということで、青春映画からホームドラマへと展開されていく。 それも、厳しさや試練のようなものもなく、どこか家族全員がほんわかとのんびりとした雰囲気のホームドラマ。 みんな仲がいいし、いいやつばっかりなんです。 三田明の「街に泉があった」の歌がフューチャーされた歌謡映画であり、三田明がおいしいところを持って行く。 酒井和歌子は飾りのような存在で、あまり個性のない役まわり。 食堂のオヤジ役の小鹿敦が、乙羽信子を好きだけど、なかなか言い出せない人のいい店主がよかった。 小鹿敦の今まで映画で1番印象に残った。 三男役の稲吉千春も、大人びた子供を笑わせてくれました。 みんな幸せになってよかった。 「東宝青春映画の輝き」特集で観た6本の中では、「めぐりあい」「俺たちの荒野」がよかった。
「あこがれ」「伊豆の踊子」は観たかったけど、観れなかったのがザンネン。また、めぐり会える機会を楽しみにします。 |

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