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2009年8月27日、フィルムセンターにて。 1959年度作品。 脚本:野田高梧、小津安二郎 音楽:黛敏郎 出演:佐田啓二、久我美子、笠智衆、三宅邦子、杉村春子、泉京子、設楽幸嗣、島津雅彦、大泉滉、
高橋とよ、沢村貞子、長岡輝子、三好栄子
まず、小津監督のカラー映画2作目ということで色の使い方が特徴的。原色である緑、黄色、赤もあっただろうか。 黒澤監督も「どですかでん」で原色の際立った色を使用していた。 白黒映画を撮ってきた人は、特に色にはこだわるのかもしれない。 その色の使い方と大人の無駄の多いあいさつ、その無駄なあいさつに対して子供の無邪気なちょっとした大人への反抗。
単純に普通に観て、あまりにほのぼのとしすぎた映画。 1959年の作品とは思えないもっと昔の、戦前のような映画のようにも感じる。 しかし、実際にはテレビ、洗濯機といった電化製品の幕開けの時代背景となっている。 ただ懐かしさを楽しむだけでは面白くない、さびしすぎると思う。 だから、大人の目線をちょっと下げて、少年たちの目線で見ると、それはそれで子供たちの元気な姿が心地よい。 楽しい映画でした。 おならで最初から最後まで引っ張るとは、小津監督の子供時代への郷愁でしょうか。 音楽の黛敏郎も牧歌的なメロディで映画によく合っていた。 |

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美しい色、効果的な音楽、いつもながらの素晴らしい脚本。
これまで見た小津さんの作品の中では、最も好きな映画です。
娘と見て、大いに感動し、まだその余韻が残る中まとめた記事があります。
よろしければお訪ね下さい。
2009/11/11(水) 午後 11:57
alfmomさん
素早い反応でびっくりしました(笑)alfmomさんのレビューでもう一度観ました。子供たちならではのちょっとした反抗がいいですね。
2009/11/12(木) 午前 0:05
おならの音はなんとか楽器を使って鳴らしたいと小津はこだわったらしいです。チューバのマウスピースを外して吹いた音ということでした。小津のローアングルのカメラが丁度こどもの目線なんです。だからこどもの出てくる映画に傑作が多いんですね。
2009/11/13(金) 午前 6:32
ヒッチさん
ほう〜、そうなんですか、こだわりますね。そういうの大好きですよ!それにしても小津監督は子供が好きなんでしょうか、それとも自分の子供時代が好きなんでしょうかね。
2009/11/13(金) 午後 11:31
小津の名作とうたわれている作品ですが、見逃している作品が多く、ようやく昨日、NHK BSで見ることができました。山田洋次監督が選ぶ100本の中の1本でした。
単調な下町の住民の会話や交流を、反抗期の子供を中心に、うまくまとまっていて、おもしろかったです。
「テレビ」が、生活の一部に定着する前の、将来を暗示する様な映画でした。テレビの段ボール箱の「ナショナル」の文字も、パナソニックとなり、今はないブランドで、時代を感じさせます。
私のところにテレビが来たのはこの映画の2年後で「ゼネラル」だったです(爆)。
TBさせてください。
2012/5/2(水) 午前 8:07
fpdさん
ほのぼのとした、古き良き時代の雰囲気が味わえる映画でした。カラー映画の極彩色、小津監督の色にこだわった映画でもありましたね。記憶があいまいですが、TVは家具のような存在でした。「ナショナル」でしたね。チェンネルがすぐ取れて、画面は普段は垂れ幕で覆ってました。
2012/5/5(土) 午前 1:52
小津ワールドの楽しい映画でした。
放屁を呼びかけと間違えて、話が進行する高橋とよさんのシーンが良かったですね。
大事なことがなかなか言えないということがよく分かりました。
TBさせてください。
2012/11/28(水) 午後 4:43
ギャラさん
リラックスした小津監督の笑顔が浮かぶようです。独特のユーモアは、時代が変わっても、ついクスッって笑ってしまいます。高橋とよさんの真面目なとぼけぶりが可笑しい。
2012/11/29(木) 午後 9:26