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2009年11月10日、フィルムセンター「生誕百年 映画女優 田中絹代」にて。 1949年度作品。 原作:野田高梧 脚本:依田義賢、新藤兼人 出演:田中絹代、水戸光子、三宅邦子、菅井一郎、千田是也、東野英治郎、小澤栄太郎、松本克平、
浜田寅彦、清水將夫、宇野重吉
解説によると・・・女性解放運動の先駆者・影山英子の自伝に基づく本作は、『女性の勝利』や『女優須磨子の戀』と合わせてしばしば溝口の“女性解放3部作”と呼ばれる。地元の岡山で自由民権運動の演説に共鳴し上京する英子(田中絹代)の成長が、政府スパイに成り下がる元恋人(小澤栄太郎)や新たなパートナーの自由党闘士(菅井一郎)との出逢いや別れとともに描かれる。 芯が強い女性の役は田中絹代によく似合う。 明治20年代、農家の女性が売られていく様をみて、女性の解放と自立を目指すために家出をして東京にいく。 幼馴染で恋人だった小澤栄太郎が生活のために、スパイになり、警察の手下ともなり、田中絹代や菅井一郎を刑務所に送りこむ。 小澤栄太郎はイヤな男をやらせたらうまい俳優さんですねえ。 8年の刑務所も恩赦で釈放された田中絹代は、揺るがない思想を持つ自由党闘士(菅井一郎)に惹かれ、同志となり、また一緒に住むようにもなる。 ある時、先生がいないと自由党の党員が言うのを、ふっと、虫の知らせか、田中絹代は家に帰った。 そこで、菅井一郎は、田中絹代と刑務所で一緒だった女性(水戸光子)と会っていた。 菅井一郎は「彼女は俺の妾だよ。君とは違う」と田中絹代に言い切った。 田中絹代は「個人的な嫉妬の気持ちではなく、あなたが女性に対してそんな考え方をしていたことが残念です」と言う。 その後、田中絹代は菅井一郎と別れた。 岡山行の列車の中、水戸光子が一緒に連れて行って勉強させてくださいと二人は抱き合うシーンで終わる。 一貫して強い女性を田中絹代は演じていて、あまりに立派なので、ここち悪かった。
自分は素晴らしい人物の映画はあまり好きではなく、どこか弱さがあったり、卑怯な人間であったり、そんな弱いやつがそれなりに頑張る姿が好きです。 この映画の主人公は立派すぎてあまり好きではなかったが、最後に水戸光子がやってきたことがうれしかったのか田中絹代が抱き合うシーンは、彼女の気持ちの弱さを垣間見たようで、自分は気に入っている。 |

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新しい憲法が制定された頃、明治憲法が制定された頃を描いた.
どんな憲法、どんな法律が出来ても、人間一人一人が、人としての自覚を持った人間に変わらなければ、良い世の中にはならない.
2016/4/12(火) 午前 4:59 [ bego ]
> begoさん
制度として人を守る体制と人の意識と両方大事ですね。
2016/4/21(木) 午後 10:49