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2009.12.14 解説によると・・・ 衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。風采は上がらず食べ物に執着しない牧だが、長年の経験で培った観察眼に物を言わせ、しばしば名探偵の横顔を見せるのだ。寄席の騒動や緑の友人が発したSOS、山荘の奇天烈も劇的な幕切れはご覧の通り。意表を衝く展開を経て鮮やかに収斂する、妙趣あふれるデビュー連作集。 古典落語をモチーフにした珍しい現代推理小説。 「三人目の幽霊」「不機嫌なソムリエ」「三鶯荘奇談」「崩壊する喫茶店」「患う時計」の5連作集。 「三年目の幽霊」「厩火事」「野ざらし」の落語を取り入れたミステリー事件は、落語ファンにはたまらないのかもしれない。 ただ自分には、どうも落語のネタに無理やりこじつけたようなストーリーがわざとらしく見えて、あまり心地よく思えなかった。 ただ「患う時計」は若手の成長譚にもなっていて、結構楽しかっです。 日常的な些細な事件、中年編集長と若手女性編集部員のコンビは、北村薫作品を思い出しますが、 大倉崇裕さんはまだお若いので、さりげない深みはこれから期待したいですね。 カバーデザインは、色合いといい、自転車の構図といい、とても好きで、気に入っています。
それと、この本を読んで、落語にちょっと興味が湧いてきました。 一度、寄席に行ってみようかな。 |
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