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花つみ日記 2009年12月26日、神保町シアター「女優・高峰秀子」にて。 1939年度作品。 監督:石田民三 脚本:鈴木紀子 出演:高峰秀子、清水美佐子、葦原邦子、進藤英太郎 あらすじ・・・ 大阪・宗右衛門町の花街置屋の娘、篠原栄子(高峰秀子)の通う女学校に、佐田みつる(清水美佐子)が東京から転校してくる。ふたりはすぐに友達になるが、憧れの梶山先生(葦原邦子)をめぐって不仲になってしまう。まもなく栄子は、学校を辞めて舞妓として働くことになる。そんな折、梶山先生から、みつるの兄が招集されることを聞いた栄子は、病気を押して街頭に立ち、道行く人に千人針をお願いする。 純粋な少女二人の気持ちを、石田民三監督は凝ったカメラワーク、構図で見事に表している。 仲のよかった二人は、梶山先生(葦原邦子)への誕生日のプレゼントの些細なことがきっかけで仲たがいをしてしまう。 それが原因で栄ちゃん(高峰秀子)は、学校に行かなくなり、舞妓になった。 みつるさん(清水美佐子)は謝ろうと会いに行くがなかなか会えない。 偶然、大阪の信貴山にそれぞれ別行動で、二人は登る。 他の舞妓さんと一緒の栄ちゃんがケーブルカーに乗りながら学校の歌を一小節歌う。 ケーブルカーの中、後ろ姿で歌う着物を着た栄ちゃんが寂しそうで、好きなシーンだ。 その後、みつるさん(清水美佐子)がお父さんとハイキングをしながら次の一小節を歌う。 そして、信貴山のお寺の上で、二人は出会ってしまう。 栄ちゃんは、その場を逃げるように走り去る。 それから病気になってしまうが、みつるさんのお兄さんが招集されたので、病気を押して大阪の道頓堀に立ち、千人針をお願いする。 栄ちゃんが病気で寝ているところへ、梶山先生とみつるさんがお見舞いにきて、ようやく二人は仲直りする。 純粋ゆえに壊れやすい少女の気持ちを丁寧に映像の中で描いて見せた石田民三監督は、すごい。 冒頭、女学生たちが明るく歌を歌いながら、校庭をホウキで掃く。 掃除をしていたのか、それとも踊りだったのかよくわからない不思議なシーン。 また先生が歌を歌いだすと、その歌に合わせて女学生たちが先生の窓を見ながら歌いだし、一人二人と画面に集まってくる、その構図が新鮮。 俯瞰ショットや斜めショット、前述のケーブルカーのシーンもあり、とてもこの時代とは思えないかっこいい多くのシーンがあった。 また女学生たちのシーンから花街置屋の舞妓さんの練習風景になると、いきなり艶っぽくなるところも好きな箇所です。 高峰秀子が昔東京にも住んでいたという設定で、東京弁と大阪弁を使い分けるところもいい。 特に舞妓になってから東京弁を使わなくなることが少女から成長したと見るのは大げさかな。 梶山先生(葦原邦子)も学校では東京弁で、自宅ではめっちゃ大阪弁を使うのも面白い。 人がリヤカーで水撒きしたり、「人力車帳場」という乗り場があったりとこの当時の珍しい発見もあり、楽しませてもらいました。
それとマニアックな情報ですが、御舟京子という名前で加藤治子さんの映画デビュー作らしい。まったく、気がつかなかった。 |

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およよよよ、加藤治子さん・・・どの役でしょうか。女学生仲間のひとり・・・でしょうねえー。また、確認したい・・・っす。(笑)
2010/1/2(土) 午後 7:37
SADAさん
コメント遅れてすいません。女学生仲間のひとり・・・のようです。
まったく、気がつきませんでした。自分も確認したいです(笑)。
2010/1/4(月) 午後 8:25