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2010年1月26日、フィルムセンター「映画監督大島渚」にて。 1960年度作品。 脚本:大島渚 出演:桑野みゆき、川津祐介、久我美子、浜村純、渡辺文雄、佐藤慶、山茶花究、二本柳寛 解説によると・・・ 女子高生の真琴(桑野みゆき)と陽子は、街へ遊びに出た日の帰りは、車を持つ男たちに誘いをかけて家まで送らせていた。そんなある日、いつものように外車に乗る中年男に声をかけた真琴は、危うくホテルへ連れ込まれそうになる。そんな真琴を助けてくれたのは、大学生の清(川津祐介)だった。清は中年男を殴り倒して真琴の窮地を救い、そこから2人の関係が始まったのだが…。 美人局や激しいラブシーン、即物的な描写などの衝撃が、松竹ヌーヴェル・ヴァーグという言葉を生み出した青春物語。女子高生と大学生の危険な関係を軸に、2人が詐欺めいた金儲けに溺れ、次第に堕落していく姿を描く。 無軌道な若者が主人公。 女を川に落とし、上がらせないようにする。 それが延々と続く。 主人公のいらだちがよく表れている。 若い世代と前の世代との葛藤。 若い世代(川津祐介と桑野みゆき)が、前の世代(渡辺文雄と久我美子)に対して、あんたたちとは違う。 過ちはしないと。 二人で生きていくんだ、自分たちはできると言いきっていたのに、結局二人は離ればなれでそれぞれ死ぬことになる。 大島渚自らの脚本は、前の世代が投影されていると言われる。
川津祐介は、チンピラやくざ(佐藤慶)に、あっけなく殴り殺される。 桑野みゆきは、車に乗ってから飛び降り死んでしまう。 大島渚の世代と同じく、若い世代にも未来がないと大島渚は言っているのだろうか。 |

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このころの大島渚の映画では、この「青春残酷物語」のほかに「日本春歌考」「絞首刑」なんかが記憶に残っていますね。
なんか、社会全体が苛立っているような時代でしたね。
2010/2/9(火) 午後 10:58 [ あきりん ]
松竹時代の大島監督は本当にいいと思います。
これはDVDでみましたが、スクリ−ンでみたいですね。
2010/2/10(水) 午前 1:46 [ koukou ]
あきりんさん
「無理心中 日本の夏」が理解できなかったので、「日本春歌考」は観るのをやめました。「太陽の墓場」はよかったです。この映画でも何かに苛立っている雰囲気は伝わりました。
2010/2/10(水) 午後 9:39
koukouさん
コメントたくさんありがとうございます。まだこの頃の映画はついていけました。東京ならいつか上映されると思うので、是非機会があれば。
2010/2/10(水) 午後 9:43
この映像はしびれました。
すごい映画ですね。
きっと今見ても新鮮でしょう。
大島監督の新作が見れないのはとても残念ですね。
2010/2/11(木) 午前 10:42 [ dalichoko ]
chokoboさん
この映画のスキャンダラスなストーリー、映像は当時は衝撃だったでしょうね。時代の先端をいく大島渚は日本映画界の革命児だったんでしょうね。
2010/2/11(木) 午後 11:24
大島監督は、なんかヒラメみたいな?女優さん(用は、目鼻立ちがくっきりしない平板な顔)が好みなんでしょうか。桑野みゆきさんは”ションベン臭さ”が大島監督のセックス表現に合っていあっと思っています。(愛のコリーダ:松田英子とかも)
ATGでやったか、「少年」は大島作品では一番好きです。エエ加減で、金のない父を持った子供たち、おもちゃもないから、雪だるま作って、怪獣に見立てたりとか、苦境にめげない少年の一途さを良く表現していました。大島も、小津的なもの作るんや、てそういう発見と驚きです。
2010/12/19(日) 午前 6:23 [ moemumu ]
moe*u*uさん
この頃の桑野みゆきさんはまだポッチャリで、「馬鹿まるだし」の頃は、細身の美人になっていました。「少年」は大昔見たような気が。。。「絞死刑」も含めてまだ若かったので、もう一度再見しなくては。
2010/12/19(日) 午前 9:28