最近気になること

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2010年2月6日、シネマヴェーラ「70年代の青春:鬱屈と混沌と」にて。

1975年度作品。
脚本:大和屋竺、長野洋、藤田敏八
出演:和田アキ子、原田芳雄、伊藤雄之助、山本伸吾、和田浩治、中原早苗、前田武彦、テレサ野田、
横山リエ、草薙幸二郎、大門正明、小松方正

あらすじ・・・
とし江(和田アキ子)の唯一の生きがいは、亡きボクサーの恋人・風間(和田浩治)が残したドライヴ・イン”サウスーポ”。ところが、風間の三回忌の日、突然風間の元所属ジムの会長(伊藤雄之助)がやってきて、”サウスーポ”は売却したので立ち退けという。そんな時に風間の昔からの友人の風来坊(原田芳雄)がやってきた。酒を飲みながらの話し合いが始まるが、会長の話に怒ったとし江の弟(山本伸吾)と友人たちは、二階の床の穴から青酸カリを会長のグラスに落として殺そうとし…。

特集「70年代の青春:鬱屈と混沌と」のタイトルにふさわしくない映画。
どこが「青春」なのだろうか。
それにストーリーが面白くない。
大和屋竺と藤田敏八の組み合わせなので、どんな映画になるのか興味深々だったのに。
ありふれた話に起伏の少ない展開、感情移入する内容でもないし、いったいどうすればいいんだろうかと思って観ていた。
青酸カリを2階から落とそうとするぐらいがちょっとサスペンス風といえなくもない。
時間が都度表示されるのも意味がわからない。
時間を刻む、そんな緊張感あるストーリーでもないのに。
ホリ企画で添えもの映画とはいえ、一体この映画は、何だったの?
癖のある俳優陣がもったいない。

ちょっと考えてみた。
もしかしたら東宝映画なのに、この映画は日活映画への哀悼、それとも追悼なのかもしれない。
和田浩治、草薙幸二郎は、昔からの日活黄金時代の俳優。
原田芳雄、和田アキ子は日活ニュー・アクションの主役。
テレサ野田は、ロマンポルノに移る前の日活最後の「八月の濡れた砂」の女優。
死んだ風間(和田浩治=旧日活)の三回忌に日活の俳優が集うと考えると少しは納得できる。
会長(伊藤雄之助)は、青酸カリを飲まずに生き延びる。日活も生き延びている。
ラストは、海岸で若者が遊ぶ。日活らしいエンディング。
まったく関係ないが、原田芳雄の揉み上げはすごいよ。

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