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2010年2月7日、シネマヴェーラ「70年代の青春:鬱屈と混沌と」にて。 1976年度作品。 原作:素九鬼子 脚本:石森史郎、ジェームス三木 出演:秋吉久美子、佐藤佑介、岡田英次、南美江、佐野浅夫、財津一郎、神保美喜、夏純子、原田美枝子 ある日、浜辺に倒れた女(秋吉久美子)を発見した少年(佐藤佑介)は彼女を実家の旅館にかくまう。いつしか旅館で働き始めた女に恋心を抱く少年。しかし、過激派の内ゲバ殺人事件の犯人が逃げ込んでいるという情報から、警察の捜査(財津一郎、佐野浅夫)が始まったのだった…。瀬戸内の港町を舞台に、過激派女子大生と少年の間に芽生えた純愛を描く。(シネマヴェーラ解説より) よかったです。 思春期の高校生の純粋で一途な恋の気持ちが胸を打つ。 秋吉久美子が妊娠したことがわかっても、 「一緒に逃げよう。舟は新しいから呉まで行ける。甘く見るなよ。俺は呉の造船所で働くから、一緒に3人で暮らそう。」 そう主人公(佐藤佑介)は熱く秋吉久美子に語る。 目の前しか見えない若さ溢れる一本気な熱い気持ち。 さみしがり屋を見抜かれ飼っていたネズミを逃がす男ゆえの強がり。 死んだ母親を思い、今でも女を作って家を空ける父親への反発。 男子高校生の気持ちを瀬戸内海の夏の風景を織り交ぜ、丁寧に繊細に山根成之監督は描く。 「さらば夏の光よ」と同じく、山根成之監督の繊細な描写は見事です。 もうこんなに純粋には生きられない、一途な気持ちにもなれない自分を思うとちょっと寂しいな。 この映画も青春でした。 この頃の秋吉久美子はいいです。 謎の女、過激派の指名手配の女、妊娠している女、やがて主人公(佐藤佑介)の一途な気持ちに惹かれていく。 一時は本当に逃げて一緒に暮らせるかもと考える。 しかし、警察に捕まり、船の上から主人公(佐藤佑介)が燃やす舟を寂しそうに見つめる。 切ないですね。 お姉さん的な魅惑的な表情を見せる秋吉久美子が素敵でした。 父親役の岡田英次が、主人公(佐藤佑介)とは対照的で「おとな」の男で実にかっこよかったです。
二人で逃げるため、主人公(佐藤佑介)がお金を貸してくれと頼むと、ぽんと財布を投げる。 「無茶はするなよ」と一言だけ。 |

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佐藤佑介!懐かしいですね。桜田淳子のドラマに出てました。
2010/2/11(木) 午前 6:51
ヒッチさん
佐藤佑介はあまり興味なかったです。最近はTVでは観ませんね。どうしているでしょうかね。この映画はお薦めですよ。
2010/2/11(木) 午後 11:19
この映画、好きなのですが、DVD化されませんね。期待しているのですが。(私のブログ、再開したいのですが、なかなかできません。)
2010/2/14(日) 午前 11:41
genteelさん
コメントありがとうございます。
この映画いいですよね。高校生の一途な気持ちとひと夏の経験、切ないですね。絶対DVD化すべきレベルの映画ですよね。
2010/2/14(日) 午後 8:11
旅館の中居さんが鼻歌まじりで歌う 山口さんちのツトムくん が強く印象に残っています。
2010/11/8(月) 午後 10:43 [ だんだん ]
だんだんさん
はじめまして、コメントありがとうございます♪ 南美江さんですね。歌ってましたね、覚えています。秋吉久美子をあまり好ましく思っていないちょっと意地悪な感じのおばあさん役でしたね。
2010/11/9(火) 午前 0:27
初めまして。
佐藤祐介さんは今はどうして居るのでしょうね? 今の時代にこれほど情報が無いというのも不思議なほどです。 て、ここは映画について語る場所でしたね。海辺の村の風景の素朴さが切なかった。。
2011/4/1(金) 午後 11:24 [ らいらっくららら ]
らいらっくらららさん
はじめまして♪ コメントありがとうございます。
どうしているでしょうね。調べたら時代劇に出ているとか書いてありましたが。海辺の景色と一途な高校生が印象に残っています。
2011/4/2(土) 午後 0:11
今から37年程前 原作を読んだ者です。当時私は若かったので憧れというか衝撃というか強く印象に残っております。映画化されているのは知りませんでした。自由奔放な女性。秋吉久美子さんぴったりな役柄だと思います。原作本は、当時付き合っていた女性にあげてしまいましたが最近オークションで手に入れることが出来また読んでみました。当時と印象は違いますが懐かしさでいっきに読み終えました。
2011/12/8(木) 午前 9:17 [ takabou4 ]
tak*b*4さん
はじめまして♪
多感な青春、ですね。原作は読んでいませんが「旅の重さ」の素九鬼子さんですね。開放的な秋吉久美子さん、あんなお姉さんがほしいです。私も若い頃に観た映画の衝撃は今でも忘れることができません。繊細で激情的で何事にも感動できた頃、どうしても懐かしくなりますね。
2011/12/8(木) 午後 10:17