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2010年2月7日、フィルムセンター「アンコール特集1995−2004年度の上映作品より」にて。 1967年度作品。 原作:山本周五郎「おたふく物語」 脚本:依田義賢 出演:藤村志保、若柳菊、細川俊之、藤原釜足、戸浦六宏、安部徹、木村玄 まさに山本周五郎の世界ですね。 この映画、いいですよ。 あらすじ・・・ 江戸時代、日本橋に長唄の師匠の姉・おしず(藤村志保)と、仕立屋を営む妹・おたか(若柳菊)が住んでいた。2人は病身の父・新七(藤原釜足)に代わって一家を支えていたが、極道者の兄・栄二(戸浦六宏)が僅かな蓄えを持ち出す為に生活に追われ、婚期を逃していた。とりわけ、おしずは自分が“おたふく”だからと諦めている。そんなある日、おたかに縁談が持ち込まれた。だが、おたかは姉よりも先に嫁ぐことに気が咎め、縁談を断ってしまう。妹の本心を知ったおしずは、彼女だけでも幸せにしようと一計を案ずるが・・・。(日本映画専門チャンネルより) ことわざをいつも言いまつがい?をするおしず(藤村志保)は天然ボケ。 夜も妹とおしゃべりしながら、すぐ寝てしまう呑気もの。 極道者の兄にもお金をせびられ、今回だけとつい渡してしまう人情ものでお人よし。 そんなおしずが妹のために貞次郎(細川俊之)と結婚すると嘘をつくがすぐばれてしまう。 瓢箪からこま、貞次郎はおしずの素直で純粋な気持ちに惹かれていった。 おしずは、結納の日、ある決心をしていた。 妹を思う強い感情が、ある行動をさせる。 その溢れる気持ちに、つい感動してしまう。 悪党だった兄貴(戸浦六宏)もあっさりと諦める。 もうお前たちの前には現れないと。 戸浦六宏がこんなにいいやつだったとは。 戸浦六宏の俳優生活でこんなにかっこいい役は初めてでは。 そして、その兄を追い、おしずが、「ごめんね」と謝る。 帰ってきて「そんなに悪い兄ではないの」と言うおしずの優しい心根がまた涙を誘う。 みんなで飲んでいるところで、「すいません、松の廊下でした」 「お姉さん。それは、おそまつ様でしょ」と妹。 言いまつがいの笑いの中で、人情ものの涙の世界を堪能させてもらいました。 あまり映画の記憶に残っていなかった藤村志保の存在感を印象づけた映画でした。 お薦めです。 たまたま調べたら、当時「華岡青洲の妻」と併映だったらしい。
なんと豪華な2本立てなんだ。 |

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TB、お返しします。
2016/3/2(水) 午前 6:41
> ぴくちゃあさん
実に味わい深い映画でした。TBありがとうございます。
2016/3/3(木) 午前 0:09