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2010年2月9日、フィルムセンター「アンコール特集1995−2004年度の上映作品より」にて。 1957年度作品。 原作:近松門左衛門 脚本:依田義賢 出演:山田五十鈴、佐野周二、植木基晴、千原しのぶ、進藤英太郎、毛利菊枝 馬方の三吉(植木基晴)は、大名の姫に従って江戸へ上る途中、近江路の宿で浪人くずれの与作(佐野周二)と出会う。実は与作は三吉のまだ見ぬ父。おまけに、姫の乳母お重(山田五十鈴)は三吉の実母。親と子の因果話がやがて悲劇へと突き進んでいく。原作は近松門左衛門の『丹波与作』。依田義賢の脚色を内田吐夢がリアルに描いている。(eiga.comの解説より) 馬方の三吉(植木基晴)は元気でおとな顔負けのしっかりした子供。 両親はいない。お婆さんに育てられた。 そんな時、浪人与作(佐野周二)と出会い、金がない与作は三吉の弟子となる。 前半は、子供と大人が逆転したかのような二人の掛け合い漫才のようなやりとりが笑いを誘う。 このままの人情話になるかと思っていたら、話は急展開。 後半はやはり近松門左衛門の話、三吉と実母お重(山田五十鈴)の出会いから、悲劇性を帯びてきた。 三吉を世話をしてくれた小まん(千原しのぶ)の父親のためにお金がいるため、母親のお重(山田五十鈴)にお金をねだるが、断られたため、三吉は姫の懐刀を盗んで、親方(進藤英太郎)に売ってしまう。 自分の子供が三吉だとわかった与作(佐野周二)は、親方(進藤英太郎)に懐刀を返してくれとお願いするが、倍返しならと断られる。もみ合いしている間に与作(佐野周二)は親方(進藤英太郎)を刺して殺してしまう。 三吉は誰に売ったか白状しない中、与作(佐野周二)は子供を助けてほしいと陣屋の前で自害していた。 何の因果でと号泣するお重(山田五十鈴)がいかにも浄瑠璃風。 前半の親子だと知らない二人の掛け合いユーモア(気に入っている)と後半の悲劇的な結末がどうもバランス悪いように感じた。
自害した与作に対して号泣する山田五十鈴に、運命のあわれさを問いかけたんだろうと思うが、どうもその思いは伝わってこなかった。 内田吐夢監督だけに期待したけど、結局、まあ近松門左衛門の話だなという印象でした。 タイドルも悪いよな〜。どこが「暴れん坊街道」なんやろか。 |

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